HOME> ゲーム> 第6回 『フォルツァ モータースポーツ3』 ダン・グリーンウォルト氏スペシャルインタビュー「目標は究極のカーエンターテインメント」
●今年の10月の時点で、ベストレースゲームを遊べるのはXbox
360だけ!
この秋マイクロソフトから発売される期待のXbox 360用タイトルを手がけるふたつの開発メーカー、『Halo
3(ヘイロー3):ODST』のバンジーと、『フォルツァ モータースポーツ3』のTurn 10スタジオのプレスツアーに参加した。6回連続でその模様をお届けする。(第6回)
バンジー&Turn 10スタジオ、プレスツアー更新スケジュール |
第1回 『Halo(ヘイロー3):ODST』 シリーズの新機軸となるバンジーの新たな挑戦 |
Turn 10スタジオ“プレスツアー”の最後を飾るのは、ゲームディレクターのダン・グリーンウォルト氏へのインタビュー。『フォルツァ
モータースポーツ』シリーズの顔として知られるグリーンウォルト氏に、最新作である『3』へのこだわりなどを聞いた。
――プレゼンでは、「ゲームファンがクルマ好きになり、クルマ好きがゲームファンになるようなゲームを作りたかった」と発言していましたが、それをもっとも象徴する要素は?
ダン クルマへの情熱は人それぞれ。それぞれの情熱で楽しめるのが『フォルツァ
モータースポーツ 3』なんだ。本作では、クルマのディテールの描写には、細部に至るまでこだわっているので、クルマの美しさに感動するユーザーもいるだろう。もちろん、前作以上にフィジックス(物理計算)もしっかりと再現しているので、リアルな挙動に喜んでくれるユーザーもいると思う。だけど、もっともこだわったのは“コミュニティー要素”。『フォルツァ
モータースポーツ 3』をプレイすることで、人々がクルマに対する情熱を共有できるようにしたかったんだ。美麗なグラフィックやリアルな挙動はもちろん大事だが、プレイヤーが一体になれるようなゲームでないと駄目だと思う。
――レースゲームにはライバルが多いわけですが、ほかのレースゲームよりも『フォルツァ
モータースポーツ 3』のほうがすぐれていると思う点は?
ダン 物理計算については、ほかのレースゲームよりもずっと限界を押し上げて作っていると思う。『フォルツァ
モータースポーツ 3』では、走行時のボディやタイヤのねじれもシミュレートしているし、F1チームのマクラーレンと協力して、空気力学の研究もしている。シミュレーターとしては、ほかのゲームにはない高いレベルにある。そして、ほかのどのレースゲームもやっていないのが、“コミュニティー要素”だ。Turn
10スタジオでは、レースゲームをもっと違うものにしようと思っているんだ。レーシングシミュレーター好きのゲームファンは、『フォルツァ
モータースポーツ』シリーズがベストなものを作っていることを知っていると思うが、それはあくまでも限定された範囲。スーパーカーのポスターを家の壁に貼っている6歳の子供から、65歳の自分の義父まで、幅広い年齢層の人が楽しめるようなタイトルにしたい。グラフィックやシミュレーション要素、UGC(ユーザー作成コンテンツ)、オンラインプレイなどを通じて、「ゲームファンがクルマ好きになり、クルマ好きがゲームファンに」なってほしいんだ。
――『フォルツァ
モータースポーツ 3』が「もっと違うもの」になるとすれば、それはどのようなものに?
ダン カーエンターテインメントとでも呼ぶべきかな。レースゲームの要素はその一部だね。クルマ好きはクルマ雑誌やテレビを見ることで、デザインに感動したり知識を収集したりするわけだけど、ゲームならそのクルマを運転できる。私にとっては、ゲームはテレビや雑誌が進化した形。そしていまは、プレイヤーどうしがゲームを通してつながっている。今後“つながる”という要素はキーになるんじゃないかな。
――『フォルツァ
モータースポーツ 3』は、理想とするカーエンターテインメント像にどれくらい近づいているのですか?
ダン うーん、まだまだ私が理想とするビジョンには程遠いよ。いまは、とてもすぐれたレースゲームを作っている状態だね。理想とする目標は、F1レースや東京モーターショーを見た人が、気に入ったクルマをすぐに運転できるようになることかな。そういった意味では、シミュレーターとしての要素はまだまだ追求すべきだと思っている。本当に実際に運転したときと違わない感覚が再現できるようになるのは、まだまだ何年も先のことだと思う。
――余談ですが、クルマがお好きだとか?
ダン クルマは大好きだよ! クルマを芸術品だと考える人もいるけど、自分はクルマを徹底的に使う。無茶なアップグレードも頻繁に行うので、ときに動かなくなるときもあるよ(笑)。運転もあまりうまくないけど、ドライブも楽しんでいる。それが私にとってのクルマだ。だから、フェラーリテスタロッサなどは私には向いていないかもしれないな。とても美しいクルマだけど、すぐに壊してしまうだろうからね(笑)。でも、ゲームだったら毎日違うクルマに乗れるよね。『フォルツァ
モータースポーツ 3』では400台のクルマを収録しているので、1日1台乗っていても1年以上遊べるよ(笑)。
――最後に、日本のレースゲームファンにメッセージをお願いします。
ダン 『フォルツァ
モータースポーツ 3』は、この世代のレースゲームの定義づけるタイトルになると確信している。ゲームはどんどん進化し続けないとならないと思っているが、『フォルツァモータースポーツ
3』はレースゲームというジャンルを押し上げる作品だと自負している。さまざまなクリエーターが本作に刺激を受けることで、レースゲームというジャンルがさらに進化していくんじゃないかな。ただ、今年の10月の時点でベストレースゲームをプレイできるのはXbox
360だけであることは間違いないよ。ちょっと大胆な発言かな(笑)。でも、『フォルツァモータースポーツ
3』には、それだけの自信があるんだ。
「今年の10月の時点でベストレースゲームをプレイできるのはXbox
360だけ(少なくとも今年10月の段階では『フォルツァモータースポーツ 3』がベストレースゲーム)」と、ゆるぎない進化を遂げたシリーズ最新作に対する深い自信とプライドがうかがえるダン・グリーンウォルト氏へのインタビュー。まずは、ダン・グリーンウォルト氏とTurn
10スタジオが世界中のクルマ&クルマゲームに向けて放つ自信作に注目したい。
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