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現役キャバ嬢、モデル、学生――『龍が如く』次回作のキャバクラ嬢オーディションに潜入

2009/6/28

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●名越氏の考える、理想のキャバクラ嬢とは……?
 

 著名タレントの起用、企業とのコラボレーション、大物アーティストによる主題歌など、毎回さまざまな企画を盛り込んだタイトル作りをしている、セガの『龍が如く』シリーズ。現在プレイステーション3で開発中の次回作では、新たな取り組みとしてユーザーを巻き込んだ企画が進行している。そのひとつが、ゲームにキャバクラ嬢役で登場するキャストのオーディションだ。2009年6月19日に第1次審査(書類選考)の受け付けが終了し、それから約1週間後の6月28日、セガ本社にて第2次審査(クローズドオーディション)が開催された。

 

 今回のキャバクラ嬢オーディションの応募総数はなんと約1500名。応募者の経歴は現役のキャバクラ嬢はもちろん、学生、モデル、タレントの卵、主婦などさまざま。18歳以上の女性なら誰でも参加可能となっており、なかには50歳近い方からの応募もあったとのことだ。この中から、第2次まで残ったのはわずか60名程度。かなりの難関になっただけあり、いずれの通過者とも、ルックスはもちろん、演技の面でもほとんどの人が自分のカラーを出しており、非常にハイレベルな印象を受けた。

 

 第2次オーディションの審査員を務めたのは、『龍が如く』シリーズのプロデューサーを務める菊地正義氏、プロダクトマネージャーの植村幸司氏、そして総合監督の名越稔洋氏。真剣勝負の場ということで、名越氏も鋭い眼差しで質問をぶつけていくが、キャバクラでの勤務経験がある参加者を相手にする際には、ついつい話が盛り上がることも。お店の場所をズバリ当てたりと、『龍が如く』シリーズ4作で培った豊富な知識はさすがと言ったところ。

 参加者の応募動機で興味深かったのは、『龍が如く3』で行われた、女性雑誌“小悪魔ageha”とのタイアップ企画を見て自分も参加したいと思った、と答えた人が複数いた点。『龍が如く』次回作への出演を契機にage嬢や雑誌モデルに……そんなステップアップもあるかもしれない!?
 

▲応募動機、将来の展望、どういったキャラクターになりたいのか、などその人の本質的な部分を探る質問を投げかける名越氏。ちなみに今回の第2次審査は15名くらいが通過する予定で、2009年8月末に行われる最終審査を経て、最終的な合格者が決まる。

 

▲名越氏の豊富すぎるキャバクラ知識に、ほかの審査員も思わず笑い出してしまうひと幕も。


 オーディションの合間には名越氏への囲み取材も実施。今回の企画をやろうと思ったきっかけ、名越氏の考えるいいキャバクラ嬢の条件などを聞いた。

 

――キャバクラ嬢役のオーディションをやろうと思ったきっかけはなんでしょうか?

名越 いろいろなチャレンジを積み重ねてきた『龍が如く』シリーズですが、今回は究極とも言える内容に挑戦してみようと思ったんです。つまり。ユーザーに実際に参加してもらうというもの。また、通行人でもいいから出たいです、といった声は以前からすごくたくさんいただいていたので、ニーズがあることもヒシヒシと感じていました。


――実際にオーディションをしてみた感想はいかがですか?

名越 本当にいろいろな人がいますよね。自分が思った以上に個性的な人が揃ってますし、ほとんどの人が素人なのですがセリフを読むのもけっこう上手で、すごくビックリしましたよ。正直、選びきれなくて悩んでいます。最初は選びたいと思う娘がどれくらい来てくれるのかを心配してたんですけど、いまは逆の考え。悩ましいことだけど、うれしい悩みですね(笑)。
 

▲レベルの高さに驚いたと語る名越氏。ゲームに登場するのは果たして何人になるのか。

――最終的には何人くらいがゲームに登場するのでしょうか?

名越 まだ決めかねているところで、当初予定していた合格者数より増やしたいと思っています。ゲームを彩るキャラクターになるわけですから、いろいろなバリエーションの方が欲しいです。ゲームだけじゃなくて現実の世界にもその人がいるという点で、ふつうのキャラクターとは違った血の通いかたが出てくるんじゃないでしょうか。どこかに住んでいる誰かとゲームの中で出会うという感覚は、いままでにない不思議なものになる予感がありますし、せっかく出会うならいろいろなタイプがいいですよね。そういった点に選考の基準を設けています。


――選考する中で、これはおもしろい! と思った経歴の方はいたでしょうか?

名越 実際に水商売をやっている方もいますし、『龍が如く』が大好きって人もいますし、オーディション自体が楽しそうで来たという人もいます。年齢から職種から、本当にバリエーションに富んでいて、どの人もおもしろいんですよ(笑)。書類選考を終えた段階で、ほとんどの人に興味津々なので、最終的にゲームに登場する人はいずれもおもしろい経歴を持った人ばかりになりそうです。

 

――『3』ではキャバつくという新要素が加わり、今回はオーディションも行われるわけですが、次回作のキャバラクはかなりボリュームアップするのでしょうか?

名越 ボリュームと同時にテイストの部分もカスタマイズしていきたいと思っているので、オーディションを含めたうえで、リアルな豪華さを目指します。極端な話、ゲームでいいなと思った娘はどっかにいるわけですから(笑)。それはそれでおもしろい話だと思います。キャバつくは、もう少し細かくカスタマイズしたかったという要望をもらっているので、今回はもっとディープな作り込みができるようになるでしょう。まだ深くは言えないですけど、キャバつくの要素が物語に絡んできたりもしますのでご期待ください。

 

――いまサブストーリー募集も実施していますが、そちらの意図は?

名越 やはり、ユーザーに参加してもらうチャンスを作りたかったというのがきっかけですね。オーディションは女の子限定ですが、男性からも出たいという声がたくさん来てまして(笑)。でも通行人募集! とかではなんですから、エピソードを募集してみようかなと考えたわけです。夜の街、ナイトスポットならではの話というのはいろいろあると思いますし、僕自身が『龍が如く』に込めた意味も、自分の経験や人から聞いたもので積み上げられた点があるので。いろいろな人から募れば、作品に厚みが出るんじゃないかと思います。ネットゲームとは違う形で、世の中や人とのつながりを感じられるようなコンテンツはおもしろいと思うし、そういう作品があってもいいじゃないですか。

 

――名越さんが考える、いいキャバクラ嬢の条件とはなんでしょうか?

名越  (笑)。ダメな条件から話せば、客商売ですから自己中心的なのはダメですよね。ゲームも同じで、ゲームがあってお客さんがいるわけではない。お客さんがあってゲームがあるわけですから、その順序が逆なのはよくないです。自分を売り込むように見せて、実際はお客のほうが勝手にハマってしまうのが水商売ですから、気分よくハマらせてくる関係がいいですね(笑)。いつも男性より上にいてくれる女性、立場や上目線という意味ではなくて、楽しませようという気持ちがあって、僕らもそれを楽しませてもらうという……、つまりしっかり仕事をしてくれる人ってことでしょう。

 

※『龍が如く』シリーズのポータルサイト“龍が如く.com”はこちら

 

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