携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> ゲーム> 小林裕幸プロデューサーが『デビル メイ クライ4』、『戦国BASARA』シリーズの制作話を大学生の前で披露

小林裕幸プロデューサーが『デビル メイ クライ4』、『戦国BASARA』シリーズの制作話を大学生の前で披露

2009/4/22

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●映像業界を目指す若人を前に、小林氏が熱く語った

 

 京都にある立命館大学映像学部(衣笠キャンパス)が、2009年4月23日に特別講演“クリエイティブリーダーシップセミナー”を開催。これは学生たちが将来像を定めるためのビジョン形成を想定した授業で、毎回映像業界関連でさまざまなゲストを招いて行われている。そして今回のゲストとして招かれたのが、カプコンの小林裕幸プロデューサー。この日、小林氏はみずからの代表作である『デビル メイ クライ4』(プレイステーション3、Xbox 360)、『戦国BASARA』シリーズを題材に講演を実施した。

 

 第1部は『デビル メイ クライ4』のプロデュースがテーマ。本作は『デビル メイ クライ3』の開発スタッフを中心に制作されたそうだが、当初は「じつはスタッフたちは『3』を完成させた時点で、すべて出しつくしたという思いが強くなり、『4』の開発に対するモチベーションが低かった」と当時を語った小林氏。そんな自身も、前作『3』、『2』の開発にタッチしていなかったため、『4』をプロデュースすることにモチベーションを上げづらかったという。そんな中スタートした『4』の開発プロジェクト。何か目新しくしようと悩み、シナリオを外部ライターに依頼したり、新たな主人公を設定したりと、新しいエキスを注入することに。

 

ONI_5239

ONI_5294

ONI_5356

ONI_5263

ONI_5409

▲『デビル メイ クライ4』の映像や、ネロの新アクションのデッサンをもとにしたGIFアニメを上映。

 

 とくに新主人公については、「シリーズのファンには新鮮な感覚を持ってもらえるし、新規ユーザーも入りやすいと思ったから」(小林)と、前作までの主人公ダンテではなくネロを誕生させた。その新主人公を盛り上げるために、ダンテとネロが戦うムービーシーンを制作したり、拳銃と剣を使うダンテにはない“悪魔の右腕”による新たなアクションを構築していったという。また、悪魔に親を殺されたヒロインのキリエとの関係(悪魔を嫌うキリエの前で悪魔の右腕を使いたくないネロ)といった重厚なストーリー、人間関係を作ることで、「従来のファンも新規ユーザーの心を熱くさせる」(小林)。

 

 第2部のテーマは、『戦国BASARA』シリーズのプロデュース。誰でも遊べる簡単なアクションゲームを作りたかったという小林氏だが、「ボタンを押すだけでゲームを進めることを目指したが、それだけでは初心者もすぐに飽きてしまう」という。だから英語混じりのセリフを言う伊達政宗を筆頭とするひとクセもふたクセもあるキャラクターと、激動の戦国時代を駆け抜けた武将たちのドラマチックなストーリーをマッチさせることで、『戦国BASARA』がより魅力的なものになると小林氏は語った。

 

ONI_5515

ONI_5497

ONI_5596

ONI_5555

ONI_5689

 

 また、小林氏を始めとするスタッフは『戦国BASARA』のために歴史を勉強。上杉謙信の女性説、大きな戦から無傷で帰還した本多忠勝など、その勉強での知識がキャラクター設定で活かされる。その結果、『戦国BASARA』における上杉謙信は女性キャラ、本多忠勝は無傷をイメージしてロボットのようなキャラクターに。「ユーザーのことを意識するのはもちろんですが、作り手側がおもしろいと思えるものはどんどん入れるべき」(小林)。2005年7月に1作目を発売してから、短期間で2作目を発売した『戦国BASARA』。これについては、「『1』がそれなりのヒットを記録したので勢いを止めたくなかった」と小林氏。『戦国BASARA』シリーズが約1年で新作が発売される理由のひとつをそのように説明した。最後に、『戦国BASARA』シリーズをプロデュースするうえでの姿勢として、歴史の勉強。ドラマやゲームなどほかの作品のいい部分は取り入れる、客観的に考える、つねに向上心を持つ、クオリティーを妥協しない、時間の限りベストをつくすといった点を掲げた。

 

※『デビル メイ クライ4』公式サイトはこちら

※『戦国BASARA』シリーズ公式サイトはこちら

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

その他のニュース

『ANONYMOUS;CODE(アノニマス・コード)』ティザーサイト&ムービーが公開 志倉千代丸氏率いる“千代丸スタジオ”初の単独作品!

5pb.は、志倉千代丸氏率いる“千代丸スタジオ”初の単独作品『アノニマス・コード』について、ティザーサイトと、先日開催された“Live 5pb.2016”にて公開されたティザームービーを公開した。

台湾のゲームユーザーは、情熱的に『World of Tanks』や『World of Worships』をプレイしている【台北ゲームショウ2016】

台北ゲームショウにて、ウォーゲーミングの『World of Tanks』マーケティングプロダクトマネージャーのマックス・チュバロフ氏と台湾 カントリーマネージャーのスカイ・リン氏に、台湾市場における同社タイトルの現状を聞いた。

『今井麻美のニコニコSSG』特番が本日21時より配信――ゲストは長谷川明子さん! ゲームは『Five Nights at Freddy’s』をプレイ!!

ニコニコ生放送で配信中の『今井麻美のニコニコSSG』が、早くも特番を放送! 今回は、ゲストに長谷川明子さん、中村天佑さん(ギター)、yuanさん(ヴァイオリン)をお迎えして、いつもどおり“歌”と“ゲーム”をテーマにお届けしていきます!!

アウトドアプロダクツ×タイトーのコラボアイテム第2弾“スペースインベーダー デイパック”が2月13日より発売

タイトーは、全国のタイトーアミューズメント施設(フランチャイズ等系列店舗含む)29店舗で、アウトドアプロダクツ×タイトーのコラボアイテム第2弾“[OUTDOOR PRODUCTS×TAITO]スペースインベーダー デイパック”を2016年2月13日より発売する。

Steamで旧正月セールが開始。2月13日午前3時まで数千タイトルのPCゲームがセール

ValveのPCゲーム配信プラットフォームSteamで、旧正月を記念したセールが開始。

GDCアワードの生涯功労賞に『フォールアウト』、『エルダースクロールズ』シリーズの開発を率いるトッド・ハワード氏が選ばれる

ベセスダ・ゲームスタジオで『フォールアウト』シリーズや『エルダースクロールズ』シリーズを手掛けてきたトッド・ハワード氏が、第16回GDCアワードの生涯功労賞を受賞することが発表された。

ラムザ丸見せ&立花慎之介さんの濃いトークに加え『シアトリズム』シリーズの新作ポロリもあった『ディシディア ファイナルファンタジー』公式生放送♯2リポート

2016年2月3日に配信された公式生放送、『ディシディア ファイナルファンタジー公式生放送#2 ラムザ参戦SP』。そちらの模様を、視聴者のコメントにも注目しつつ、ニコニコ生放送から切り出した画像とともに振り返っていこう。

【緊急アンケート】俺に(私も)語らせろ! “ファミリーコンピュータ ディスクシステム”徹底調査!

週刊ファミ通2016年3月10日号(2月25日発売)では、今年で生誕30周年を迎える“ファミリーコンピュータ ディスクシステム”(以下、ディスクシステム)を大特集。そこで、ディスクシステムの魅力を振り返るアンケートを実施します。ぜひとも皆さんの声をお聞かせください!