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ゲームファンから見た『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』とは?

2009/2/17

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●ファン必見! 『ストリートファイター』が実写映画化!!

 

 全世界で2500万本を売り上げた大ヒット対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズ。その生誕20周年を記念して、約10年ぶりに最新作『ストリートファイターIV』が、プレイステーション3とXbox 360で2009年2月12日に発売された。この盛り上がりは、ついに映画界まで飛び火。『ストリートファイター』シリーズを題材としたアクション映画『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』が2009年2月28日より新宿ミラノほかで全国ロードショーされるのだ。今回は、同作をいち早く試写したファミ通.com編集者が、映画のインプレッションをお届けする。

 

ストーリー

春麗は裕福な家庭に生まれたひとり娘。幼いころから大好きな父親にカンフーを習い、幸せいっぱいな暮らしの中で育っていった。しかし、ある日突然暴漢が彼女たちの前に現れ、春麗の目の前で父親が拉致されてしまう。それから10年後。美しい女性へと成長した春麗は、母の死後、悪の組織に拉致された父親の行方を捜すことを決意。可憐な少女だった春麗はきびしい修行を重ね、強く美しい“ストリートファイター”となり、さらわれた父親を助け出すため、犯罪組織に立ち向かう……。

 

 ゲームファンが『ストリートファイター』の実写映画と聞くと、’94年に上映されたジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の映画『ストリートファイター』を思い浮かべる人が多いはず。実際、筆者もあの怪作(?)を思い出しました。「やっぱり、ベガはバイソンに、バルログはベガに、というようにキャラクターの名前が入れ替わっていたり、役者はゲームと同じコスチュームに身を包んで……」などと、勝手に想像してしまっていたのである。ところが、実際に映画を見てみると、そんなことはありませんでした。コスプレした役者が暴れ回るのではなく、スタイリッシュな衣装の春麗がベガやバイソン、バルログといった悪の組織シャドルーの面々に立ち向かうという、ゲームの設定を活かしたアクション映画にしっかりと仕上がっていたのです。

 

 

 『ストリートファイター』シリーズの人気キャラクターであり本作の主人公である春麗は、『ストリートファイター』シリーズのファン、とくにゲームファンにとっては永遠のヒロインです。そんな春麗は、ファンにとってバイソンやバルログとは思い入れが違うのは言うまでもありません。そのため、春麗役に対するファンの目は相当にきびしいはずです。もちろん、筆者としてもその思いというか、不安は大きかった。しかし、その思いは、杞憂に終わりました。主演のクリスティン・クルックは、本作で見事に春麗を演じきっていたからです。新体操や空手の経験を活かしたアクロバティックなド派手なアクション。そして、美脚からくり出されるゲームおなじみの必殺技”スピニングバードキック”は、まさにゲーム画面から飛び出した春麗そのもののイメージ。このときばかりは、なぜ、彼女は春麗のコスチュームを着ていないのだろうと残念に思いました(笑)。

 

春麗

オリエンタルな雰囲気の漂うクリスティン・クルックは、春麗役にピッタリでした。

 

 

 ただ、実写映画ということで多少のツッコミどころはありました。逆に言えば、ゲームファンに注目してもらいたい部分でもあり。たとえば、ベガとバルログとバイソンはいるのにサガットが出てこないところ。「あれ? シャドルー四天王は?」とか、「ガイルじゃなくて、なんでナッシュ?」などと、気になったところはいくつかあります。そんな中でもいちばん印象に残ったキャラクターが、元。映画で元を見た際に、「おい、若過ぎだろ!」と思わず声が出してしまいそうになりましたから(笑)。たしか、ゲーム内における元の設定は、”齢70を超える老いた暗殺者”のはずですが……、どう見ても40代くらいにしか見えません。しかも、あのシャドルーの総帥ベガと元は“幼なじみ”なんだという。「どれだけ、世間狭いの……」と思ってしまうような一幕も。ただ、劇中で春麗に武術を教えているシーンは、ゲームファンとして非常に興味深かったですね。コアなファンならば、すぐにピンとくるはず。ゲーム内の春麗の技のひとつに”元伝暗殺蹴”という技があるんです。当時、この技の名前から「春麗の師匠は元なのかもしれない?」、などと推測していたファンも少なくありませんでした。映画のスタッフは、こういった、マニアックなファンにしかわからないような詳細な設定をも調べ上げて、映画に取り入れたのではないだろうか? こういった演出は、ゲームファンとして非常に好感が持てました。

 

どうみても70歳超えには見えない……。ゲーム内では、元と春麗の詳しい関係は描かれていなかっただけにファン必見。

 

ベガ

冷酷非道なベガのイメージは映画でもバッチリ再現されている。また、映画では“ホワイト・ローズ”なるものが、ベガの秘密に関係してくる。映画のラストに関わるので、詳しいことは書けないけれど、ゲームファンなら注目だ。

 

バルログ

ゲーム内では“仮面の貴公子”の異名を持つバルログ。映画では貴公子とはかけ離れているように見えるが、“暗殺者”という設定なのでコレはコレでありなのかも!?

 

バイソン

パンチは、ゲーム内と同じくすさまじい破壊力を誇っていた。しかも、頭脳戦に弱い一面が見られるなど、ゲーム内のイメージがしっかり再現されていました。

 

ナッシュ

ゲーム内でシャドルーを追うキャラクターと言えばガイルだったけれど、映画ではガイルの親友ナッシュが登場している。軟派な性格だったのはちょっと意外でした……。

 

 『ストリートファイター』ファンなら、ゲームと映画の相違点や細かいゲーム設定を活かしたストーリー展開などに注目すると、映画をより深く楽しめると思います。また、ゲームを知らない方でも、アクション映画として十分に楽しめる作りになっているので、少しでも興味を持っている方は映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

text by 豊泉三兄弟(次男)

 

クリスティン・クルック

1982年カナダ、バンクーバー生まれ。父はオランダ系、母はインドネシア出身の中国系。出演した高校演劇が偶然キャスティングディレクターの目にとまり、カナダのテレビシリーズ『Edgement』(2000年〜2005年)の主役のひとりに大抜擢される。翌年にはテレビ映画『スノーホワイト/白雪姫』(2001年)でタイトルロールを演じ、ミランダ・リチャードソンと共演。さらに立て続けにテレビシリーズ『ヤング・スーパーマン』(2001年〜)のヒロイン、ラナ・ヤング役に起用され、ティーン層を中心に人気を博す。映画『ユーロトリップ』(2004年・日本未公開)ではマット・デイモンと共演、また日本でアニメ化もされた『ゲド戦記』を実写化したミニシリーズ『ゲド/戦いのはじまり』(2004年)ではヒロインのテナー役を演じた。自然派コスメメーカー、ニュートロジーナの広告モデルを6年間務めたほか、自身のプロジェクト“Girls By Design”(若い女性たちを励まし、力づけることをテーマにしたウェブサイト)に情熱を傾けるなど女優業以外でも活躍。現在も生まれ故郷であるバンクーバーを拠点に暮らしている。

 

 

●クリスティン・クルックインタビューを映像でお届け! 

 

 

 

 

●映画のチケットをプレゼント

 

 今回インプレッションをお届けした映画『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』の鑑賞チケットを抽選で10組20名様にプレゼント。欲しいという人は、下記リンク先にて必要事項を記入のうえ応募してほしい。締切は、2009年2月24日の午後11時59分まで。応募はひとり1回までとさせていただきます。賞品の発送は2009年2月下旬を予定。当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。

 

※プレゼントページはこちら

※『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』公式サイトはこちら

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