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女優、成海璃子が語る!『プリンス・オブ・ペルシャ』のエリカ役に込めた思い
【『プリンス・オブ・ペルシャ』発売記念イベント】

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●「ゲームのアフレコは本当にたいへんでした」

▲成海璃子。映画『神童』(2007年)や『あしたの私のつくり方』(2007年)、テレビドラマ『瑠璃の島』(2005年)、『ハチミツとクローバー』(2008年)など、数多くのドラマで主役を務める。NTTドコモのテレビCMなどでおなじみ。2009年には自身初のコメディー作品となる映画『罪とか罰とか』などが控えている。いまもっとも注目を集める若手女優のひとり。


 ユービーアイソフトが「この冬の最重要タイトル」として位置づけるプレイステーション3およびXbox 360用ソフト『プリンス・オブ・ペルシャ』。同作の最大の魅力は、主人公プリンスの冒険をサポートしてくれる王女、エリカの存在だ。エリカは冒険に同行し、幾度となく主人公の危機を助けてくれるのだ。そんなエリカの声を担当するのが、ご存じ女優の成海璃子。ゲームのアフレコは初めてという成海さんは、どのような思いを持ってエリカ役に臨んだのか? いままでにない経験だっただけに、相当手探り状態だったようだが……。率直な感想を聞いた。

――エリカ役の第一印象を教えてください。
成海
 エリカはお姫様なのですが、お姫様というよりは、頼もしい、ちゃんと自分を持っている強いキャラだと感じました。

――成海さんよりは、年齢が少しうえのキャラのようですが……。
成海
 そのへんのやりにくさは少しも感じませんでした。エリカの芯の強さみたいなところは、やっていて表現しなければいけないなと思っていました。

――エリカ役でもっとも力を入れたのは、芯の強さを表現すること?
成海
 そうです。あと、自分のふだんの芝居では、あまりこういう声の出しかたは考えていなかったのですが、声のお仕事だと、当然声だけで表現しないといけない。だから、考えることが多くて、ふだんの自分の芝居よりもさらに考えないといけないので、そのへんはたいへんでした。

――いつも出演していらっしゃる映画やドラマなどと違うので、苦労はありました?
成海
 そうですね。いままでの感情があってのセリフではなくて、何千というワードがあって、それを読むという作業だったので、どうやって演じたらいいのかわからなかった。だけどだんだん「こういうことか!」というのを自分で掴んで、徐々に役柄を咀嚼していきました。私が今回『プリンス・オブ・ペルシャ』に参加させていただいて、期待されているのは、こういう声であり、こういう部分なんだなということがだんだんと理解できていったと思います。

――映像だと、随所に“成海璃子”という存在感を発揮できますが、声だけだと存在感を出すのはたいへんでした?
成海
 存在感はあまり意識していなくて、声だけで役を演じることができればいいなと考えていました。実写においても存在感というのは勝手に出るものなので、あまり意識はしないです。

――役作りなどは?
成海 
じつは役作りというのはあまり考えたことがないんです。スポーツをやるにしても楽器をやるにしても役を演じる上で必要な習い事があったら、もちろん勉強しますけど、役を作ってしまったらその時点で終わりで、広がりがないっていうふうに私は思っていて、作らずにその場の感情で起こることだと思っているんですね。

――収録がリアルな体験の場になると。そうなると、単独での収録が多いゲームのアフレコはけっこうたいへんだったですか?
成海
 そうですね。すごく難しかったです。収録時間はまるまる5日くらいかかったのですが、「やっと終わったぁ」って感じました。正直、自分でも限界を感じていて、「これできるのかな?」って思っていました。台本とかもとても分厚くて、1日中スタジオに閉じこもって収録しないといけない。毎朝「いくぞ!」って気合を込めながら収録現場に向かっていました。ある意味すごく必死でした。でもいい体験ができました。

――『プリンス・オブ・ペルシャ』の収録で掴んだものってあります?
成海
 自分の中で得たものはたくさんあると思いますが、あとになってみないと具体的にはわからないかもしれないですね。それは映画やテレビドラマでもいっしょですね。終わってすぐはピンとこないです。

▲成海璃子さん演じるエリカ。物語のカギを握る存在だ。


――成海さんにとって演じることとは?
成海
 自分は歌を歌いたいわけではないし、しゃべりがうまいわけでもないし、演技は“表現方法”だと思っていますし、あまり「成海璃子がどうだから……」というわけではなくて、役を演じるので役を見て欲しいですね。ただ、『プリンス・オブ・ペルシャ』のエリカ役は、“ゲームの声”といういままでにない経験だったので、本当に手探り状態でした。いまは、「精一杯演じましたので、見てください」という感じです。

――なるほど。手探り状態だったんですね。
成海
 まずは状況になかなか慣れることができませんでした。1日中スタジオに籠もって、同じ場所で集中力を途切れさせてはいけない。声優の方はすごいなと純粋に思いました。

――ちなみにゲームは遊びますか?
成海 
ゲームはあまり遊ばないのですが、私は人と勝ち負けを争うゲームだと、本当に悔しくなっちゃうんですよ。ゲームとして割り切れないし、イライラしちゃう。イライラしてお腹がいたくなっちゃうんです。すぐに毎日の生活に影響しますね。だから人と対戦するゲームは絶対にやらないようにしているのですが、たまに『テトリス』とかは遊びますよ。ゲーム自体、クリアーできないので、最初にちょっと触って諦めるというパターンが多いですね。

――負けず嫌いなんですね(笑)。
成海 
そうですね。いっしょに戦っていると、本当に悔しくて「お願いだから、勝たせてください!」って思っちゃいます。

――(笑)。でも、相手が手を抜いたりするとイヤなのでは?
成海
 それでもいいんです(笑)。

――あは(笑)。『プリンス・オブ・ペルシャ』は遊びました?
成海
 じつは、まだなんです。ちょっと恥ずかしくてできないです(笑)。実写だとあまり恥ずかしく感じることはないのですが、“声だけ”というのがなんとも不思議でドキドキします。正直、自分の声があまり好きというわけでもないですし、はい。
 

▲インタビューは2008年12月9日に行なわれた『プリンス・オブ・ペルシャ』発売記念イベントの直前に行なったのだが、イベントでは成海さんの声が入った映像が流れるシーンがあった。成海さんはそれはそれは恥ずかしそうにしていました。

 
――ゲームを楽しみにしているファンに『プリンス・オブ・ペルシャ』の見どころをお願いします。
成海
 そうですね。まずは、声を入れる作業は自分なりに精一杯やりましたので、見て欲しいです。あと、ゲームも絵はとてもきれいで、世界観が大きいので、すごくいいゲームになるんじゃないかなって思っています。グラフィックは本当にキレイで、リアル。現実逃避ができそうです(笑)。

――たまに現実逃避をしたくなる人には最適かもしれませんね。
成海
 私もいつも思っています(笑)。

――(笑)。演技は若干現実から離れる部分はありますからね。
成海 
そうですね。本番では、ふだんこうして話している自分は捨てて、違う自分として立ってないといけないですからね。

――エリカはどうでした?
成海
 まだ自分ではわからないです。ふだん芝居をするのとどっちが力を入れているか? とかそういうものではなくて、声のお仕事はハードルが高いと思うし、(実写の仕事と)同じだけのものを注いでいますから、精一杯やりました。

――今後も声のお仕事にトライしてみたいですか?
成海
 いい作品に出会えたら、またやりたいと思っています。「声のお仕事だからやりたい」とか「映像だからやりたい」という考えはなくて、素敵な作品には参加したいというスタンスですね。

 2008年12月9日に行なわれた『プリンス・オブ・ペルシャ』発売記念イベントでは、『プリンス・オブ・ペルシャ』のプロデューサーを務めるベン・マッテス氏が「エリカの本質を捉えていると思いました」とコメントしたり、共演のプリンス役の浪川大輔が「確かな存在感がありました」と発言するなど、成海璃子のエリカ役に対する評価は極めて高い。成海璃子が「精一杯演じた」というエリカ役が楽しめる『プリンス・オブ・ペルシャ』は、Xbox 360版は2008年12月18日、プレイステーション3版は2009年1月22日発売予定だ。

 

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