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詳報! 『ドラゴンクエスト』プレス発表会 あんな発言、こんな発言
【ドラゴンクエストプレス発表会】

2008/12/10

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●「『ドラゴンクエスト』は、皆様方のゲームです」(和田洋一社長)
 

▲左から三宅プロデューサー、堀井雄二氏、岩田聡任天堂社長、和田洋一スクウェア・エニックス社長。

 

 速報でお伝えしたとおり、スクウェア・エニックスが”『ドラゴンクエスト』プレス発表会”を開催。その場でニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の発売日が2009年3月28日で価格が5980円[税込]であること、そして次回作『ドラゴンクエストX』がWiiで開発中であることなどが電撃的に発表! この会見の模様を詳しくお伝えする。

 

 会見ではまず、『ドラクエ』シリーズのエグゼクティブプロデューサー、三宅有氏が登壇。少年少女に大人気のアーケードゲーム『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII』の最新映像を紹介した。

 

 そしてお待ちかね、『ドラゴンクエストIX』についての発表だ。壇上には『ドラクエ』シリーズの生みの親である堀井雄二氏が登場。「『ドラクエIX』の制作は、まさに佳境です。今日はさっそく、最新のROM(プレイアブルのもの)を見ていただきましょう。そうすれば皆さん、安心するでしょうから(笑)」とユーモアたっぷりに挨拶。三宅プロデューサーらとともに、実際にステージ上でマルチプレイのデモを披露した。
 

▲実際に、4人でのマルチプレイのデモを披露する堀井氏と三宅氏。意外なキャラクターがゲストとして登場して……。

 

 デモプレイでフューチャーされたのは「『IX』では自分の世界に他人が入ってくることができます。そんなとき、通信でプレイしている人に話しかけられたときに表示されるセリフを作ることが可能です」(堀井)という部分で、実際にプレイヤーが編集したセリフ(プレイヤーのプロフィールのようなもの)が紹介された。堀井氏が話しかけたキャラクターが言ったセリフは……。

 

 「わたしはミャケ。夜のほっかいどうではばたくプロデューサーなのよ。今度のナインは4人でいっしょに冒険できます。もちろんひとりでも、これまで以上のおもしろさ!」

 

 そう、三宅プロデューサーのキャラ。さらにほかのプレイヤーにも話しかける堀井氏。「もうふたり、特別な人に来てもらっているんです」という前フリのあと、話しかけた魔法使いと思しきキャラクターが言ったセリフは……。

 

 「うぉっほん。わしはすぎやん。77才。東京在住の作曲家じゃ。音楽めいっぱいガンバったのじゃ。いまから発売がたのしみじゃのう。レベル最高までたのしむのじゃ!」

 

 そうこれ、『ドラクエ』シリーズの音楽担当、作曲家のすぎやまこういち氏のコメント。さらに、武道家のキャラクターに堀井氏は話しかけた。

 

 「オッス! オレはアキーラってんだ! 年は53! ペンギン村では有名なまんが家さ! ドラクエがみんなで遊べるなんてすごいですねー。ボクも発売がたのしみです」

 

 もちろんこれは『ドラクエ』シリーズのキャラクターデザイン担当、漫画家の鳥山明氏のコメント。こんな感じで自由に、自身のキャラクターがしゃべるプロフィールを編集できるというわけだ。ちなみに堀井氏のキャラクターは話しかけられると「ボクはゆうぼん。東京から世界にはばたくゲームデザイナー。54才なのさ! もうすぐ新しい冒険の扉がひらきます。今日はあたらしい映像をもってきました!」と返し、ステージ上のスクリーンで最新映像の上映が始まった。

▲満面の笑みで『ドラゴンクエストIX』の発売日を発表する堀井氏。

 

 そしてこの映像の最後で再三お伝えしている『ドラクエIX』の発売日が映し出され、2009年3月28日(土)に5980円[税込]に店頭に並ぶことが初公開されたのだ。さらに、このあとに思いがけない発表が! ちょっとそのやりとりを再現しよう。

 

堀井 3月28日……がんばって間に合わすようにします(笑)。いま、すごくがんばってます!

 

MC 春には待ちに待った『ドラゴンクエストIX』が遊べるんですね。

 

三宅 そうですね。でもそのまえに、12月20日から開催されるジャンプフェスタ2008のスクウェア・エニックスブースに『ドラゴンクエストIX』をプレイアブル出展します。

 

MC 今日はいろいろな発表がありましたけど、開発のほうはもう少し続くんですよね?

 

三宅 終盤には差し掛かっていますが、まだ終ってはいませんね。とはいえ、あとは完成させるだけです。

 

堀井 そうですね。完成へ向けて仕上げている段階です。まあ、つぎの新しいものについてもそろそろ構想を練ろうかなって。今回は携帯機だったので、つぎはWiiくらいがいいかな、って。……って、言っちゃってよかったのかな?

 

三宅 !!! あ、いや……『ドラゴンクエストX』がWiiで……ってことですよね(苦笑)。

 

MC さらーっとすごいことをおっしゃられたみたいですね……。

 

三宅 ……まあ、そういうことです!!

 

MC 『X』のほうも開発が進んでいると!

 

堀井 そうですね!(笑) あとはナイショで(笑)。

 

三宅 まあでも、今日は『ドラゴンクエストIX』の発売日を皆さんにお伝えすることが主旨ですので……皆さん、それを忘れないようにお願いします(笑)。

 

 こんな感じでサラリと、驚愕の発表が行われたわけだ。なお、Wiiで開発中という『ドラゴンクエストX』についてはこの発言だけで、正式タイトルや発売時期などについてはもちろん言及されていない。最後に堀井氏は、「すごい人数を投入して『IX』を作っています。スタッフたちも育ってきて、かなり安心して、任せられるようになりました。いろんな遊びが入っています。ぜひそれを楽しんでください!」とコメントし、会見を締めた。

 

 このあと、壇上には任天堂取締役社長、岩田聡氏が登壇。つぎのように挨拶を行った。

 

 「ニンテンドーDSの『ドラクエIX』がほぼ完成し、いよいよ発売日も正式に決まったこと、さらに次回作である『ドラクエX』もWii向けに開発を進めてくださっていると聞き、たいへんうれしく思っています。今日、『IX』を実際に見せてもらいましたが非常におもしろく仕上がっており、私自身も発売が楽しみです。

 私たちハードメーカーがソフトメーカーさんといっしょに仕事をするうえでもっとも重要視しているのは、ソフトメーカーさんがソフトを出すときに、勢いのある市場を作り出し、しっかり維持できているかどうかという部分です。しかしニンテンドーDSは今年前半、ちょっと元気がなく、堀井さんたちに気をもませてしまったかなと反省しています。でも夏商戦以降、『ドラクエV』などが推進力となり勢いを取り戻し、DSiも登場したことで、昨年を上回る勢いで推移を始めました。これからの我々の使命は、3月の『ドラクエIX』の発売をまえにしっかりとこの勢いを維持して、この大作の発売日を迎えることです。

 また『IX』の発売に向けて、ふたつのことを実現したいと考えています。まずは、活況を呈している欧米に負けない市場を、『ドラゴンクエスト』とともに日本で作ること。もうひとつは、『ドラゴンクエスト』を海外でより普及させるためにしっかりとタッグを組んでいきたい、ということ。任天堂でも、日本でしか売れないだろうと言われていた”脳トレ”シリーズを海外で普及させました。日本のゲーム文化を代表する『ドラゴンクエスト』の魅力を知る人を、世界でひとりでも増やしたい。堀井さんたちとともにがんばりたいと思います」(岩田)

 

 最後に、ステージにスクウェア・エニックス代表取締役社長、和田洋一氏が登場した。

 

 「いよいよ『ドラゴンクエストIX』の発売日が決定しました。ユーザーの皆さん、楽しみにしていてください。そして、楽しみにしていたのはユーザーさんだけではありません。私自身もどれだけ、この日を待っていたことか。あーよかった! というのが実感です。

 最近、おもしろいゲームがたくさん出ています。でも、馴染みのないゲームですと”難しいんじゃないか”、”すごく時間がかかるんじゃないか”、”つまらなかったらどうしよう”という先入観が先に立って、ちょっと腰が引ける部分があったかと思います。でも『ドラゴンクエスト』は、本当に心の底から楽しめるゲームです。本作もまったく、その部分は変わっていません。昔ゲームを遊んでいたけど、いまのゲームにはついて行けないかも……と思っていた皆さん、ぜひ触ってみてください。そして、安心して買ってみてください。今回は通信がついているから難しいかもと思っているかもしれませんが、このゲームで練習してみてください。そうすれば、”100年くらいまえから知ってる”というくらい、自然に遊べると思います。皆さんが自然に、安心して遊べるように、中に入ったら深く深く遊べるように調整してきました。そんなゲームが、来年の3月に登場します。

 この『ドラゴンクエストIX』は、決して皆様を裏切ることのない、安心してできる、皆様がたのゲームです。どうかご期待ください」(和田)

 

 いよいよ佳境に入った『ドラゴンクエストIX』。そして動き始めたWiiの『ドラゴンクエストX』。最強のキラータイトルは、日本のゲーム市場に何をもたらすのだろうか?

 

 

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