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おバカと自由を堪能しようぜ! 『Saints Row 2(セインツ・ロウ2)』プレイリポート

2008/12/1

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●汚物ぶち撒き、ニセ警官、セレブの護衛、おバカなミッションの数々を紹介

 

 架空の街“スティルウォーター”を舞台としたTHQジャパンのクライムアクション『セインツ・ロウ』。そのシリーズ第2弾、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『Saints Row 2(セインツ・ロウ2)』が2008年12月4日に発売される。それに先駆けて、THQジャパンがメディア向け体験会を開催。参加したファミ通.com記者によるプレイリポートをお届けする。


▲今回の体験会ではXbox 360版を使用。THQジャパンの広報さんといっしょに“協力プレイ(Co-op)”で遊ばせてもらいました。


 “スティルウォーター”という都市で活動するギャング団の一員となり、その街の頂点を目指すといったメインストーリーはあるものの、それに縛られる必要はなく広大なマップで自由に生きることができる本シリーズ。同系統のジャンルでは『グランド・セフト・オート』シリーズという先駆者がおり、ワンボタンでクルマを強奪できる点を始め、ゲームシステムの類似点は少なくない。しかし、その点だけを見て本シリーズを模倣作と見てしまうのは早合点だ。ところどころにふりかけられた『セインツ・ロウ』シリーズ的味つけにより、『グランド・セフト・オート』シリーズとはまた違ったクライムアクションを描くことに成功しているのだから。その味つけのひとつが、いい意味でのバカさ加減。前作でも定評のあったこの要素は最新作でさらに磨きがかかっており、黒いジョークの数々にプレイ中は口元が緩んでしまうこと必至だ。


▲メインミッションの部分は比較的シリアス。とは言え、ギャング団のひとつ“ローニン”たちは片言日本語を使うなど、やっぱり少し変。また、昔の洋画に観られたような間違った日本観も見逃せない。


 本作のメインミッションは仲間のギャング団からの尊敬“リスペクト”が一定以上溜まると新たなミッションが登場するシステムになっている。リスペクト値は敵を連続キルする、クルマで片輪走行する、“デバージョン”と呼ばれるミニゲームで高得点を残すなど、さまざまな手段で得られるのだが、もっとも効率がいいのは“アクティビティ”と呼ばれるサブミッションをクリアーすること。このアクティビティの内容がとにかくぶっ飛んでいる。

 

 たとえば“正義の汚水”という香ばしいタイトルのアクティビティでは、バキュームカーに乗車して、敵対する企業、警察に向けてタンクの中身、つまりウ○コをぶち撒けるというもの。鼻持ちならない連中(※ゲームの主人公たちの心情です)を茶色に染めていく行為のバカっぽさと背徳感ときたら! ふつうのゲームではまず味わえないはずだ。


▲会社のシンボルマークも汚物まみれにしてやろうぜ! うるさい警察には糞尿のシャワーを浴びせてやれ!


 “治安密着24時”も傑作。タイトルを見てピンと来た人もいると思うが、これはテレビ特番にある“警察24時”といった実録犯罪系番組を模したもの。しかし、大きく異なるのは主役である警官が主人公……つまりニセ警官で、番組もやらせという設定。プレイヤーはテレビクルーとともにパトカーへ乗り込み、ポイ捨てしている人やひったくり犯をこらしめる決定的瞬間の映像を撮っていくのだが、ミッションのレベルが上がるほど“やらせ感”は高まっていき、テレビクルーがさらに過激な映像を求め「チェーンソーを使ってこらしめてくれ」といった要望を出してくるのだという。

 

▲ミッション中はパトカーも合法的に乗り放題。一般車とは段違いの性能を持つパトカーを駆って、迫力のやらせ映像を撮るのだ。


 今回の体験会では複数のアクティビティをプレイさせてもらったのだが、個人的にもっともおもしろかったのが“群集整理”。セレブのボディーガードとなって、興奮したファンたちからその身を守るという内容なのだが、そのあまりの過剰防衛ぶりに思わず笑ってしまった。武器を持たない状態のアクションは、パンチ、キックといった打撃のほか、相手を羽交い絞めにするという掴み技も用意されている。この羽交い絞めが群集整理におけるキーアクション。羽交い絞め中は移動することもでき、加えて相手を放り投げることも可能。そして、護衛対象であるセレブの近くには、ゴミ収集車やチェーンソーで木を裁断している人がいたりする……カンが鋭くない人でもお気づきだろう。捕獲したファンたちを、そこに投げ込んで撃退することができてしまうのだ。もちろん打撃だけでも撃退はできるが、プラスαの撃退方法に比べると得られるポイントが低いという仕様。善良な記者はプレイ中、良心の呵責を感じつつもゲーマーとして、あくまでゲーマーとして高ポイントを得るべくファンたちをゴミ収集車やチェーンソーに向けて投げまくってやりました。


▲上写真のグリーンの矢印で示されているのがセレブ。そして赤い矢印が興奮したファン。冷静に、冷徹に対処しよう。ちなみに、こちらのミッションはさまざまなシチューエーションが用意されており、駅のプラットフォームという場所も登場するんだとか……。


▲格闘アクションを堪能したい人には“ファイトクラブ”というアクティビティがオススメ。屈強な男たち複数名を相手に、思う存分肉弾戦が楽しめる。


 突き抜けたバカさという部分に主眼を置いてプレイリポートをお届けしたが、もちろん『Saints Row 2(セインツ・ロウ2)』の魅力はそれだけではない。たとえば“協力プレイ(Co-op)”。本作ではゲームのスタートからエンディングまでいっしょにプレイすることができるのだ。アクションゲームではよく見られるシステムだが、こういった箱庭系のアクションで最初から最後までいっしょにプレイできるのはかなり珍しいのではないだろうか。ちなみに進行状況はホスト側のデータが反映されるので、状況によってはまだ到達していないミッションもプレイすることが可能となっている。

 

 やり込み要素も充実だ。アクティビティにはそれぞれレベルが用意されており、難度やシチュエーションが異なっている。最初に軽く紹介した、アクティビティよりも軽めのミニゲーム、デバージョンでもタクシー運転やスカイダイビングなどを楽しむことができる。クルマを運転中にラジオから聴くことができる楽曲は全部で150以上収録。一部の楽曲はショップで購入するか、または街に落ちていることがあるそうなので、すべて集めるのにはかなり苦労しそう。

 

 そのほかに、プレイ中は目の前で交通事故が起こったり、ギャングと警察が撃ち合いを始めたり、クルマ泥棒が発生するなど、主人公たち以外の名もなき一般市民たちの日常も細かく描かれている。何のミッションも受けずに街をブラブラしているだけでも、さまざまな発見をすることができるだろう。長々と紹介してきたバカなミッションの数々にしても、ただ内容がバカなだけではなく、こういったしっかりとした世界の作りこみが成立したうえでのバカというわけだ。


▲グラマラスな女性キャラクターといっしょに海岸沿いをデートなんてのも楽しいかもしれない。ちなみに、こちらの女性キャラクターはTHQジャパンの広報さんが操作しています。


※『Saints Row 2(セインツ・ロウ2)』の公式サイトはこちら

 

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