HOME> ゲーム> ニンテンドーDSiの内臓機能DSiカメラ、DSiサウンドの実力とは?
2008年10月2日に都内で行われた”任天堂カンファレンス 2008.秋”で、ニンテンドーDSプラットフォームの第3モデルとなる”ニンテンドーDSi”が、2008年11月1日に、18900円[税込]で発売されることが明らかになった。
この新モデルの内臓ソフトとして”DSiカメラ”と”DSiサウンド”が用意されている。会場でこのふたつの新機能を体験できたので、その詳細をリポートする。
●遊びに徹したデジタルカメラ
▲本体の外側、内側にカメラを搭載。 |
DSiカメラは、ニンテンドーDSiで撮影した写真で遊ぶことを目的としたソフト。カメラの解像度は30万画素と決して高くはないが、「カメラの機能を遊びの方向にふった」と岩田社長。ケータイのカメラも500万画素を超える時代に物足りなさを感じる人も少なくないと思うが、任天堂は敢えて独自路線を突き進む。詳しくは下を参照してほしいが、11種類ものカメラ機能があり、どれもデジタルカメラメーカーでは思いつかない(収録しない?)ユニークなものばかりなのだ。
・ふつうのカメラ…特殊効果のないふつうのカメラ
・ゆがみカメラ…画面をスライドすると好きなようにゆがませることができるカメラ
・らくがきカメラ…ペンやスタンプを使ってらくがきができるカメラ
・色つけカメラ…カメラ画像が白黒で表示されて、タッチしたところがもとの色にかわるカメラ
・色かえカメラ…タッチしたところの色がかわるカメラ。タッチするたびに別の色に変化する
・かがみカメラ…鏡にうつしたようにみえるカメラ
・いたずらカメラ…顔をうつすといたずらアイテムが勝手にくっついてしまうカメラ
・表情カメラ…顔をうつすと表情が勝手に変わってしまうカメラ
・顔合成カメラ…ふたりの顔を合成するカメラ
・似ているカメラ…ふたりの顔がどれくらい似ているか判定するカメラ
・フレームカメラ…フレームを使って写真を加工するカメラ。フレームを作ることも可能。
▲ゆがみカメラ。 |
▲似ているカメラ。 |
DSiカメラで重要なのは、いかにきれいに撮影するか、ではなく、いかにおもしろく撮影、加工をするか。「子供たちにとっては生まれて初めて所有するカメラに、女子中高生にとっては友だちとの交友を記録する写真手帳、大学生やヤングアダルトにとっては食事や宴会で盛り上がるためのツールに、さらに上の人には自分の趣味や、お孫さんの成長を記録するものにもなり得る」(岩田)。実際に触ってみると、30万画素という軽いデータからか、かなり手軽に、瞬時に加工できる。おもしろい画像ばかりをスライドショーでみれば、マンガを読んでいるような感覚を覚えそうだし、とくに”似ているカメラ”や”顔合成カメラ”は飲み会などで大いに活躍しそう! ふつうのデジタルカメラで撮影後、おもしろそうだからニンテンドーDSiでも撮ってみよう、そんなサブカメラ的な使いかたが流行りそうだけど? 何よりゲームファンとしては、このDSiカメラがどのようにゲームに使われるのかが気になるところだが。
●見て、しゃべって、触れる音楽プレイヤー
▲『スーパーマリオ』や『エキサイトバイク』など10種類以上のビジュアライザー(上画面)を収録。下画面の電車のつり革をさわるとつぎつぎと変わる仕組み。『スーパーマリオ』の場合、L、Rボタンを押すと音楽が変化し、マリオが飛び跳ねる仕組みが。 |
任天堂の音楽プレイヤーと言えば、通信販売限定の”プレイやん”が思い出されるが、DSiサウンドはもっと遊び心を持たせたソフト。もちろん一般的な音楽プレイヤーのように、SDメモリーカード(AACフォーマット)に保存した音楽ファイルを再生できるが、そこで終わらないのが任天堂だ。メロディーの気に入ったフレーズだけを切りだして何度も聞けたり、ボーカル音声のみを消してカラオケの練習などに使ったり。英会話の勉強など実用的にも使えるはず。演奏中にLRボタンを押せば、流れてる楽曲をアレンジでき、ビジュアライザーに登場するキャラクターを動かすことも可能。自分の声を録音して”音声”を変化させて遊ぶことだってできる。聞いて、見て、しゃべって、触れる音楽プレイヤー……任天堂の大胆な発想に脱帽です。
▲下画面のグラフを操作すれば、再生速度や音程を変えることが可能。最大10秒間の音声を録音できて、こちらでも遊ぶことができる。 |
※ニンテンドーDSiについてはこちら
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