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Xbox 360の革新(イノベーション)は止まらない――Gamefest Japan 2008が開幕

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●ユーザーに“ゲームを遊ぶ楽しみ”と“ゲームを作る楽しみ”を提供


▲基調講演では、田代氏からマイクロソフトのエンターテインメント技術のいまと今後が語られた。

 2008年9月4日、5日の2日間にわたって、東京お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAで、マイクロソフトが主催するゲーム開発者向けの技術説明会“Gamefest Japan 2008”が開催されている。

 

 開幕初日には全セッションに先立って、マイクロソフト ホーム&エンターテイメント事業本部 XNAグループ部長の田代昭博氏が基調講演を実施。“Non Stop Gaming - イノベーションは止まらない”と銘打ち、マイクロソフトが提供するエンターテインメント技術のいまと、今後の方向性を語った。

 

 田代氏はまず、エンターテインメント業界をリードするうえでは“幅広いプラットフォーム群”、“新しい技術”、新しい体験”の3要素が重要であると説明。プラットフォーム群では、家庭用ゲーム機Xbox 360を始め、Windows メッセンジャー、Windows PC、そして携帯音楽プレイヤーのZuneと非常に豊富なバリエーションを誇っていることを強調。新しい技術に関しても、初代Xboxの登場以来9年間にわたってつねに開発環境のアップデートを図ってきたと語り、とくに一般ユーザーでもゲーム制作を行うことが可能な統合開発環境“XNA Game Studio”は「未来のクリエーターを育てるカリキュラムとしても活用でき、実際に日本の教育現場でも使用されています」(田代)と単なる開発ツール以上の成果を見せていると胸を張った。

▲田代氏が掲げた、エンターテインメントをリードするうえで重要な3本柱。


▲ゲームクリエーターの育成カリキュラムとしても期待されるXNA Game Studio。


 新しい体験に関する話の中で田代氏は、2008年年末までに実施を予定しているXbox 360の大型アップデートで、これまでほとんど手が加えられていなかったXbox 360の“ユーザーインターフェース”を刷新すると改めて発表。2008年7月に開催された“E3 Media & Business Summit”で明らかにされたとおり、つぎに実施されているXbox 360の大型アップデートでは従来までの“ブレード”と呼ばれるインターフェース部分が、“New Xbox Experience”として直感的でグラフィカルな表現に変更される。代表的な例としては、ゲーマーアイコンの代わって“アバター”が採用され、各プレイヤーどうしがより親近感を感じられるような要素を導入。また、ゲームタイトルをハードディスクにインストールしてロード時間の短縮および静音化を実現するなど、プレイ部分に関しても大幅な改善が行われる予定だ。

▲Xbox 360で新たなエンターテインメントの創出を目指す。


 ネットワークサービスXbox LIVEでもNew Xbox Experienceは実行される。こちらもすでに発表済みではあるが、改めて田代氏は“Xbox LIVE コミュニティーゲーム”を紹介。このサービスはXNA Game Studioで制作したゲームを、ユーザーがXbox LIVE マーケットプレースを介して販売し、利益を得ることができる新たなビジネスモデル。各タイトルの販売価格は200、400、800マイクロソフトポイントの3段階からゲームを制作したユーザーが選択でき、売り上げのうち70パーセントを得ることが可能だ。田代氏はこのXbox LIVE コミュニティーゲームの普及に「パブリッシャーやプロのクリエーターと、一般ユーザーの出会う可能性が増えてくる」と期待を寄せ、“ゲームを遊ぶ楽しみ、ゲームを作る楽しみ”をユーザーへ提供するための環境を整えていくとした。

▲Xbox LIVE コミュニティーゲームの登場により、ユーザーにもゲームを作る楽しみを伝える。なお、日本国内でのサービス開始は2009年前半を予定している。


 ここで田代氏は、マイクロソフトが目指す新しい体験に賛同するクリエーターのひとりとして、エンターブレインで『ツクール』シリーズのプロデューサーを務めている杉内賢次氏を紹介。杉内氏より『ツクール』シリーズ最新作となるWindows用タイトル『アクションゲームツクール』の開発が発表された。既報のとおり、この作品いちばんの特徴はXNA Game Studioへの書き出しに対応したことで、制作したゲームをXbox 360上でも動作させることが可能な点。加えて、複数言語の出力にも対応しており、世界のゲームユーザーを視野に入れたゲーム作りも可能だ。

 

 ゲーム制作の部分でも新たな試みとして、サンプルゲームを土台に、ジャンル、ゲームの雰囲気、主人公タイプといった基本データを選択していくだけでゲーム制作ができる“新規ゲーム作成ウィザード”を搭載。シリーズ未経験者へのサポートも万全となっている。「仕組みさえわかれば小学6年生でも、サンプルレベルのゲームは簡単に作れます」と杉内氏は語り、さらなる『ツクール』ユーザーの拡大に期待を見せた。


▲杉内氏の発表に対し「ちょっと興奮しています」と率直な気持ちを述べた田代氏。両社のタッグにより、ゲーム開発に興味を持つ人へのチャンス提供が増すことになる。


※作ったゲームはXbox 360でもプレイ可能――『アクションゲームツクール』の発売が決定
※Gamefest Japan 2008の公式サイトはこちら 
 

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