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テクモとコーエー、経営統合へ向けた協議を開始 スクウェア・エニックスもリリースを発信

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●スクウェア・エニックスの提案には賛同せず

 

 テクモ及びコーエーは2008年9月4日、それぞれが取締役会を開催し、両社間で経営統合へ向けた協議を開始することに合意。”経営統合委員会”(仮称)の設置を決議したことを発表した。

 

 テクモとコーエーは本件に関する共同リリースの中で”経営統合にかかる協議開始の目的”と題し、つぎのような声明を出している。

 

 「テクモは『DEAD OR ALIVE』、『NINJA GAIDEN』等、世界的に人気の高い格闘アクションゲームソフトシリーズを生み出し、欧米市場での高いブランド力を持つほか、アドベンチャーゲーム、パチンコ・パチスロゲーム、業務用ゲーム等の分野においても独自の強みを有しております。
 コーエーは、ストラテジーゲーム、タクティカル・アクションゲーム、女性向けゲーム、オンラインゲーム等の分野にて特に強みを発揮し、『信長の野望』、『三國志』、『真・三國無双』、『ネオロマンス』などの人気シリーズを創出、アジア市場を中心に強いブランド力を有しております。
 一方、業界を取り巻く環境の変化は、ハードウェアの高性能化、携帯ゲーム機の飛躍的な普及、オンライン・モバイル市場の急成長等により一段と加速し、お客様のニーズが多様化、高度化するとともに市場競争も激化しております。さらに、プラットフォームの多様化、海外市場の重要性の高まりから、マルチプラットフォーム及びグローバル化への対応力を充実させることが、業界にとって重要な経営課題となっております。このような環境下において、両社は優れた財務体質と強みを相互に活かして収益性を高め、経営統合に向けた協議を行ってまいります。

 有能な従業員の確保、安定した開発環境の確保、両ブランドの意地発展から考えた場合、さらにこれまでの両社の創業者の親交もあり、経営統合することによって両社それぞれの個性を尊重し、社員が十分に能力を発揮できる環境を整えることで、一層の飛躍が期待できると思っております」

 

 既報のとおり、テクモにはスクウェア・エニックスから友好的TOB(株式公開買い付け)が持ちかけられていたが、この件についても同社はリリースを出し、

 

 「本案件を頂いて短期間ではありましたが、社内の幹部クラス、クリエイターをはじめ、幅広く従業員からも意見を集め、当社収益の源泉である有能な従業員の確保、安定した開発環境の確保、ブランドの維持発展の観点から検討した結果、他により企業価値向上の実現性の高い選択の可能性があることから、本提案に賛同するには至りませんでした」(リリース原文より抜粋)

 

 スクウェア・エニックスからの提案を断ることを表明した。

 

 これに対してスクウェア・エニックスは”テクモ株式会社に対する同社株式の友好的公開買付けの提案に関する同社からの回答への対応について”と題するリリースを発信。8月29日に公表されたスクウェア・エニックスからのTOBの提案について、公式にテクモから”本案に対する賛同をしない旨の書面を受領した”と前置きしたうえで、現在テクモに対して以下の3点で照会をしていることを明らかにした。

 

・テクモの取締役会が本案への賛同をしなかった理由は、コーエーとの経営統合に向けた協議を決定したためかどうか、ご教示いただきたい。

 

・もし、そうだとした場合、コーエーとの経営統合の条件(統合の態様、統合の前提となる株価、統合比率等)が本案よりもテクモ株主にとって有利であることを具体的にご教示いただきたい。

 

・もし、そうでない場合、本案よりもテクモ株主にとって有利である代替案を具体的にご教示いただきたい。

 

 これらについてテクモから回答が得られ次第、スクウェア・エニックスは今後の対応を決定するという。


※テクモのリリースはこちら(PDF形式)
※スクウェア・エニックスのリリースはこちら(PDF形式)

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