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「『ドラクエIX』の発売日が決定しました!……というのは嘘で(笑)」(すぎやま氏)――『ドラゴンクエスト』のクラシックコンサートが開催

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●「『IX』の作曲はいつもどおり、しつこくがんばっていきます」(すぎやま)

 

 2008年8月9日、東京の池袋にある東京芸術劇場大ホールで“第22回ファミリークラシックコンサート 〜ドラゴンクエストの世界〜”が開催された。

 

▲『IV』、『V』とニンテンドーDSで2作品作ってきたおかげで、「DSの音の鳴らしかたは掴めた」と語るすぎやま氏。「その経験を『IX』に活かしていきたい」と意欲的に語った。

 スクウェア・エニックスの国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの楽曲を手掛ける、すぎやまこういち氏による毎年恒例の本コンサート。開演まえにはすぎやま氏の楽屋にて、こちらも恒例となった記者会見が実施された。

 「おかげさまで、今回のコンサートもチケット発売から3時間で完売しました。今日はニンテンドーDS版の『IV』を楽しんでくれた人が聴きにきてくれていると思います。また、東京都交響楽団の演奏が毎年非常にすばらしいの、彼らの演奏を聴いて感動してくれた人たちもいるでしょう。8月30日には京都で京都市交響楽団と『ドラゴンクエストV』の組曲を演奏しますが、こちらもおかげさまで完売となりました」と、まずはファンへの感謝を述べたすぎやま氏。今回の題目である『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』についても触れ「ニンテンドーDS版を完全にクリアーし、メタルキングの倒しかたを開発してレベルを99まで上げました」と、変わらぬゲーマーぶりを披露。先日発売されたニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』もすでにクリアー済みで、こちらも『IV』と同じく現在はメタルキング狩りに勤しんでいるとのことだ。

 

 続けて「たぶん質問が来ると思うので……」という意味深な前置きのあと、すぎやま氏は『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の発売日が決定しました!」と語り報道陣を騒然とさせる。が、すぐに「……というのは嘘で(笑)。それは堀井(雄二)さんしだいです」と冗談であったことを説明。残念ながらサプライズ発表とはならなかったが、その代わりに『IX』の楽曲に冠する新情報が明かされた。「『IX』の曲は徐々に進んでいて、中身の曲もある程度できてきています。今回はいろいろなシーンでなつかしい部分があり、過去の『ドラゴンクエスト』の曲がいろいろな場面で登場します。これは見どころのひとつだと思いますよ」(すぎやま)。どういったシーンで過去の楽曲が使用されるかはすぎやま氏自身もわからないとのことだが、ある程度のリストは上がっており「僕も楽しみにしていますよ」と、同氏もいちユーザー気分で完成を待ち望んでいる様子だった。

 また、報道陣からの質問でファミコン版『IV』の作曲時の思い出を尋ねられたすぎやま氏。「頭に浮かんだ壮大な楽奏をファミコンの3トラックで表現することは大変でもあり、おもしろくもありましたね」と当時を振り返り、「部分的に1トラックにするといった苦労はオーケストラで演奏するうえでもプラスになっているので、3トラックで音楽で骨組みを作るというのは作曲上非常にいいことだったと思いますね」と説明。さまざまな経験が今回のようなオーケストラコンサートに活かされていると語った。


▲ニンテンドーDSの中身はもちろん『ドラゴンクエストV』。ちなみにゲーム中に登場する究極の選択は、直前でセーブしてすべてのパターンをプレイしたとのこと。「3人の女性と全部結婚してみる、なんていう実際の世界ではできないことをやれるのも楽しいですね」(すぎやま)。

 

 楽屋取材終了後、いよいよコンサートがスタート。演奏はシリーズのメインテーマである『序曲』から始まり『勇者の故郷〜馬車のマーチ』、『ピサロ〜ピサロは征く』などの楽曲を挟み、最後は『導かれし者たち』で締めという、『IV』の物語を楽曲を通じて表現する形で進行。アンコールでは、ニンテンドーDS版の『V』から登場した楽曲『ずっこけモンスター』の初演などを披露。演奏終了後、すぎやま氏と東京都交響楽団には約2000人の観衆から惜しみない拍手が贈られた。

▲すぎやま氏は1曲目終了後に来場者へ挨拶し、「リハーサルで5時間も立ちっぱなしでしたが、今日もなんとか元気にやっております(笑)」と相変わらずのタフガイぶりを披露。


▲約2000人の聴衆が、すぎやま氏らが作り出す『ドラゴンクエスト』の世界に浸った。


※オフィシャルサイト”すぎやまこういちの世界”はこちら
 

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