プロデューサーのデニス・ダイアック氏が緊急来日、『Too Human(トゥー ヒューマン)』のゲーム体験会実施
●「アクションとRPGの要素を兼ね備えたゲーム性は、日本のゲームファンにも楽しんでもらえる」
2008年8月2日、マイクロソフト本社にて、Xbox
360用ソフト『Too Human(トゥー ヒューマン)』のゲーム体験会が行われた。ご存じのとおり『Too
Human(トゥー ヒューマン)』は、シンプルな操作による爽快なアクションと、RPG並みのキャラの成長システムが魅力の、マイクロソフト期待のアクションアドベンチャー。今回の体験会は、そんな同作の魅力を2008年8月28日の発売日よりひと足早く味わってもらおうということで、一般ユーザーなどを対象として行われたものだ。
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▲一般ユーザー20名にXbox 360ファンサイトのオーナーを招いて行われた『Too Human』の体験会。ステージ1と2の途中までが遊べた。 |
少人数による完全招待制ということで、当日はじっくりとゲームプレイを堪能できたが、来場者を何よりも喜ばせたのは、『Too
Human(トゥー ヒューマン)』の開発元であるシリコンナイツのデニス・ダイアック氏がスペシャルゲストとして登壇したこと。『Too
Human(トゥー ヒューマン)』のプロデューサーであるダイアック氏は、「『Too Human(トゥー
ヒューマン)』はアクションとRPGの要素を兼ね備えた、いままでにまったくないタイプのゲーム。熱心な日本のゲームファンにも楽しんでもらえると思います」とコメント。ゲームの完成度に対する自信を見せた。イベントでは、ステージ3でのデモプレイの模様を披露し、「『Too
Human(トゥー ヒューマン)』では、すぐに敵を倒そうと思って闇雲に突進してもあっさりと倒されてしまいます。フィールドの状況を瞬時に判断して、どの敵を最初に倒すべきか……といった判断が重要になるのです」と、試遊を控えた来場者に攻略方法をレクチャーした。たとえば、まずは敵のリーダーを倒さないと、リーダーが仲間に楯を与えてしまうので、より手ごわくなるといった具合に、アクションではかなりの戦略性が要求されることになるとのことだ。
さらに、ダイアック氏はRPG要素にも言及し、「主人公のバルドルは、経験値を稼ぐことによって成長し、特殊能力であるスキルを習得していきます。武器やアーマーも何十万と用意されており、それぞれにプレイ感触が異なります。さらには、ルーンという文字を武器やアーマーに刻むことで、さらなる機能を追加できるんですよ」と、やり込み要素の充実ぶりをアピール。武器やアーマーに関しては、「何千時間とプレイした自分でも見ていない装備がたくさんある」(ダイアック)とのことで、スキルやルーンなどの組み合わせは、相当な数のバリエーションを実現している模様だ。
イベントでは、12台の試遊台を使っての6組の協力プレイと、4台の試遊台によるシングルプレイが楽しめた。『Too
Human(トゥー ヒューマン)』では、プレイヤーは視点変更を行わない。左スティックは移動に、右スティックはソードアクションと、左右のスティックはアクションに振り分けられている。それは、「直観的な操作を実現するため」(ダイアック)に考え出されたものだ。体験会ではやはり、そんな『Too
Human(トゥー ヒューマン)』の独特の操作性に対して注目が集まったが、試遊を観察している限りでは、意外と違和感なく楽しんでいるとの印象。来場者に意見を聞いてみても「最初は操作にとまどいますが、慣れてくれば違和感なく楽しめそうですね」とのこと。いずれにせよ『Too
Human(トゥー ヒューマン)』が、いろいろな要素を盛り込んだ意欲作であることは間違いなく、こうした試遊の機会はユーザーにとってはうれしいところだろう。近日中にも、Xbox
LIVE マーケットプレースで日本語による体験版の配信を予定しているとのことなので、気になる方はそちらもチェックすることをおススメしたい。最後にデニス・ダイアック氏へのインタビューの模様をお届けしよう。
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▲デニス・ダイアック氏みずからがゲームを紹介。RPG要素にはとくに注力したようだ。 |
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▲体験会で人気が集まったのは、やはり協力プレイ。初プレイということもあり、なかなか協力するというわけにはいかなかったようだが、やはりいっしょにゲームを遊ぶのは楽しいもの。シングルプレイ時とはまたひと味違った魅力があった。 |
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▲体験会の終盤には、豪華景品があたる大抽選会が行われた。見事一等賞が当たったかたは、お掃除ロボットがプレゼント。機械をテーマにした『Too Human(トゥー ヒューマン)』らしい景品!? |
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▲恒例の記念撮影に。和気あいあいとしたイベントでした。 |
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▲最後は自然発生的にデニス・ダイアック氏のサイン会に。 |
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▲気さくに撮影に応じてくれるデニス・ダイアック氏(左)と、マイクロソフトのテストリード、ジャスティン・ロビン氏(右)。イベントでは『Too Human(トゥー ヒューマン)』の華麗なプレイを披露してくれました。 |
●デニスダイアック氏インタビュー「ゲームの奥行きに注目してほしい」
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▲シリコンナイツの代表取締役社長、デニス・ダイアック氏。大の親日家で知られる。ダイアックを模した“大悪”が目を惹くキャップは、当然のこと特注品。 |
――『Too
Human(トゥー ヒューマン)』でもっとも時間をかけた部分は?
デニス アクションとRPG要素のバランスをいかにバランスよく保つか。どうやったら最後まで楽しく遊べるかに腐心しました。いままでにもアクションとRPGの両方の要素を盛り込んだゲームはいくつかありましたが、いずれもどちらかのバランスに傾いてしまっていた。『Too
Human(トゥー ヒューマン)』では“アクションとRPGの融合”ということで、いままでにないゲーム性を目指しています。
――武器やアーマーなども相当充実していますね。
デニス そのとおりです。それぞれの武器は見た目だけではなくて、肝心のアクションのほうもしっかりと差別化している。実際に遊んでもらえればわかるんだけど、たとえば、剣とハンマー、槍など同じ近接攻撃でもゲームプレイの感触がまったく異なるんだ。そういった奥行きにも注目してほしいですね。
――アクションでは戦略性も加味されているようですし、そういった意味での奥行きもありそう。
デニス 戦闘に際してもっとも重要なのは、まずは戦場をしっかりと観察すること。目の前にいる敵のことばかり考えていると、遠隔攻撃をしてくる敵のミサイルに倒されて……などということになってしまう。最初にこの敵を倒して、つぎにこの敵を……というふうに順番を決めないと、あっさりと倒されてしまいます(笑)。
――やり込み甲斐があると?
デニス そうなんです。『Too
Human(トゥー ヒューマン)』では一度クリアーしたステージは、何度でも遊べるんだけど、そのたびごとにプレイヤーのレベルに見合った敵が登場するようになっていて、出現する場所なども毎回異なるんだ。何回でも楽しめるようになっていますよ。
――そもそも、機械と人間の対立という『Too
Human(トゥー ヒューマン)』のテーマは、どのようなきっかけで生まれたのですか?
デニス テクノロジーは徐々に私たちの社会に入り込んでいるわけですが、「テクノロジーはよい変化ばかりではなく、悪い変化をもたらすこともある」という学者の意見を聞いたのが、『Too
Human(トゥー ヒューマン)』を作るきっかけになっています。1993年〜1994年ごろですね。
――テクノロジーについて考えてほしかった?
デニス 物語の冒頭で、哲学者ニーチェによる「怪物と戦うときは、自分が怪物にならないように気をつけないといけない」という言葉を引用しているのですが、ユーザーの皆さんには、テクノロジーの社会に対する影響を考えてほしかったというのはあります。たとえば、『Too
Human(トゥー ヒューマン)』では、ストーリーの途中で、ふたつの属性からいずれかを選ぶことになります。ひとつは、より人間に近い“ヒューマン”で、もうひとつはさらにみずからを機械化する“サイバネティクス”です。属性の選択は、ゲームプレイの幅を広げるために設定したものですが、一方では物語について深く考えてほしいというメッセージでもあります。タイトルの“Too
Human”は、「殺戮機械と戦うにはあまりに人間的過ぎる。敵に対抗するためには、より機械にならないといけない」という意味合いを持たせているのですが、「みなさんはどうしますか?」と問いかけているわけです。
――“Too
Human”とはバルドルのこと?
デニス そうです。彼は神のなかでも、もっとも若くてもっとも人間的です。機械と戦うためには、より機械的であらねばならないと言われているんですね。
――バルドルには固有のモデルはいるのですか?
デニス とくに参考にしたモデルはないです。北欧神話でバルドルは、“美しく、正直と真実を象徴しており、人々に愛される神”として描かれるわけですが、その基本を踏まえたうえで、何百というスケッチを描いて最終的に決めました。気に行ってもらえるとうれしいです。
――キャラクターメイキングで苦労した点などはありますか?
デニス 北欧神話というベースはありつつも、具体的な原作となるストーリーがあるわけではないので、個性化を図るのが苦労しましたね。トールなどは作りやすかったですが、スクルドは難しかったなあ。
――『Too
Human(トゥー ヒューマン)』はトリロジー(三部作)を予定していますが、2作目以降の開発も着々と?
デニス 開発は順調に進んでいますよ。1作目に取り掛かるまえから三部作構想はできていまして、シナリオはすでに完成しています。続編では新しい種族がでて、皆さんが予想もできないだろうような、驚くべき展開もある。「テクノロジーの結果は予想どおりにはいかない」というメッセージが、ストーリー上でも展開されるわけです。1作目のテーマは“ディスカバリー”で、バルドルはこの世界で重要な発見をします。そして2作目は“リベンジ(復讐)”で、3作目が“エンライトメント(悟り)”となる。ぜひとも皆さんは、壮大なトリロジーにお付き合いください。
※『Too
Human(トゥー ヒューマン)』の公式サイトはこちら
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