【コミコンリポートその2】パネルディスカッションで重大発言、家庭用『ストIV』の新キャラにキャミィが追加!?
Comic-Con International 2008
●小野プロデューサーが、アメリカの熱心なファンを前に『ストIV』を熱く語る!
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▲アメリカの熱心なファンに向かって熱く語る小野プロデューサー。 |
2008年7月24日に開幕した“Comic-Con
International 2008(愛称コミコン)”にて、“メイキング・オブ『ストリートファイターIV』”と題されたパネルディスカッションが開催された。こちらは、『ストリートファイターIV』のプロデューサーであるカプコンの小野義徳氏が、アメリカのファンに向かって同作の概要を初めて語るというもの。アメリカは『ストリートファイター』シリーズが絶大な人気を誇るお国柄として知られるだけあって、パネルディスカッションは掛け値なしの満員大盛況(2000人以上を動員!)。アメリカの熱心なファンに後押しされる形で、小野氏のアツいトークが披露された。
「本当に『ストリートファイターIV』をお待たせしました。10年まえに『ストリートファイターIII』を作って以降、事あるごとに、“いつ『IV』を作るんですか?”と聞かれてきました。ついにこの場で、アーケード版の『IV』が完成したことを、ファンの皆さんの前で発表できるのをうれしく思いますし、皆さんが要望していてくれたことをうれしく思います」(小野)
と切り出した小野氏は、『IV』のコンセプトを、「『III』の続編ではなく、みなさんが『II』を遊んでくれたことの思い出だったり経験だったりをすぐに利用できる立ち居地としての『IV』になっています。みなさんがスーパーファミコンやメガドライブでやってきた、指で覚えていることがすべて役立つシステムに、『IV』はなっています」と発言。さらには、昨年ロンドンで行なわれた発表で映像が初めて公開されたときに、多くのマスコミ関係者に「『ストリートファイターIV』が3Dになってしまって残念だ」と言われたというエピソードを紹介し、「『ストリートファイター』は3Dにはしません! 2Dのゲームです」と力強く宣言し、『ストリートファイターIV』は往年のファンの願いを最大限にかなえたタイトルであることを明確にし、来場者からの大きな喝采を浴びた。「『IV』のことを受け入れてくれますか?」との小野氏の問いに、会場が万雷の拍手を持って応えると、「よかったです。この拍手で数年間の開発の疲れが吹き飛びました」と感慨深げな様子だった。
そして、小野氏は『ストリートファイターIV』では『ストII』のキャラが全部使えることに加えて、4人の新しいキャラが追加されることを説明。新キャラに関しては、とくに『IV』に対する要望が高かったアメリカのユーザーの反映させる形で、カプコンUSAのスタッフの意見を多く聞いたことを明かした。ただし、この4人の新キャラの人気がなかなか上がらないことを小野氏は憂いているようで、「まわりの人に新キャラの魅力を広めて欲しい」と直訴する一幕も。
また、写実的な映像ではなく、“絵”を動かすことを重視したという『ストリートファイターIV』では、PR映像としてアニメを制作したことを説明。そのアニメ映像をアメリカのファンに向けて披露した(ただいま『ストリートファイターIV』の公式サイトで公開中)。そして、PR映像を制作しているのが、日本が世界に誇る気鋭のアニメスタジオ、STUDIO
4℃の森本晃司氏であることを初めて発表。STUDIO 4℃と森本晃司氏と言えば『アニマトリックス』などの制作を手掛けたことでも世界的におなじみだが、森本氏と『ストリートファイターIV』の話をしたところ、「ゲームのことに詳しくない自分でも、『ストリートファイター』シリーズのことは知っている。ぜひ、プロジェクトに参加したい」とのやりとりがあったことを明らかにした。アニメの絵コンテや作画監督には、同じくスタジオ4℃の金井次郎氏を起用しているとのことで、「今後もスタジオ4℃とのコラボで、『ストリートファイター』シリーズの歴史を感じさせるようなアニメを作っていきたい」とした。
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▲超満員となった『ストリートファイターIV』のパネルディスカッション。さすがの人気振りを見せつけた。 |
再びゲームの話題に立ち返った小野氏は、『ストリートファイターIII』では、従来の『ストリートファイター』シリーズの“ルールブック”を大幅に変更したために、なかなかついてくる人がいなかったという反省点を踏まえ、『IV』では『II』のルールブックをしっかりと継承したと説明(ここでも拍手喝采)、とはいえ「『IV』という冠をつける以上、新しいルールを付け加える必要はある」との判断から、新たに“セービングアタック(英語名はフォーカスアタック)”を採用したことを明らかにした。“セービングアタック”は、中パンチボタンと中キックボタンを同時押しすると発動。通常は中段攻撃になるが、タイミングよくボタンを押すことで、一端敵の攻撃を受けてから反撃する“攻防一体”の技となる。「ここにいる黒帯の皆さんには、ぜひ“セービンアタック”を決めてほしい。“セービングアタック”を決めることで、『IV』の新しいページをひも解くことができる」とのエールを贈った。
さて、「家庭用の発売はいましばらく待ってほしい」とした小野プロデューサーは、最後に興味深い発言を。「コンソール版ではニューキャラクターという話になると思うのですが、皆さん期待するキャラはいますか?」と来場者に問いかけた小野氏は、「キャミィ」という声が多いのを受けて、「この皆さんの声をビデオに撮っていますので、これを開発スタッフに届けます。開発者が“作れるよ”という話になれば、皆さんに改めてお伝えします」と発言。さらには、「まだほかに希望するキャラはいますか?」との再度の問いかけに対する会場からの反響には、「アクマ(豪鬼のこと)という声が多いですねえ」と意味深な発言も。最後は、「皆さんの意見を全部聞いていると『ストリートファイターZERO3』になってしまうので、会場で僕を捕まえたら要望を出してみてくださいね」とファンを笑わせた。家庭用の追加キャラということでは、つい先日フェイロンとダンが発表されたばかり。さらなる追加キャラが実現するのかなどと、想像は膨らむところだが……。いずれにせよ、ファンの要望に応える形で開発されている『ストリートファイターIV』だけに、ファンの期待を裏切ることだけはなさそう。さらには、コミコンが世界初お披露目となるオリジナルアニメーションが公開されるなど、最後までユーザーライクなパネルディスカッションとなった。
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▲世界初お披露目となったオリジナルアニメでは、「ふつうの女の子に戻る」と食堂でバイトなどをしていた春麗が、ベガの暗躍を知り格闘の世界に舞い戻るというストーリーをメインに、ガイルやキャミィなども動き出すといった、ゲームの前日譚を思わせる内容に。 |
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