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トイレに入ることすら恐怖……な”SIREN SECRET MUSEUM”が期間限定で開催中

2008/7/24

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●プレス向け内覧会にはディレクターの外山圭一郎氏も登場

 

 日本の風土に根差した恐怖を描き、ホラー分野に新しい方向性を示したソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのホラーアドベンチャーゲーム『SIREN』シリーズ。その最新作、プレイステーション3用ソフト『SIREN: New Translation(サイレン ニュー・トランスレーション)』(以下、『SIREN NT』)が、2008年7月24日に発売された。これを記念して、『SIREN』シリーズの軌跡を振り返る展示イベント”SIREN SECRET MUSEUM”が、2008年7月24日〜7月27日までの期間限定で東京・渋谷にある”Gallery LE DECO 4”にて実施されている。


▲『SIREN』シリーズゆかりの品がズラリ。こちらは、『SIREN NT』制作時に使用された衣装。


 『SIREN』シリーズでは、ゲーム中さまざまな場所で、物語や世界設定をより深く理解できる資料的アイテム”アーカイブ”を入手することができる。アーカイブには架空の雑誌やレコード、新聞記事といったものも登場するのだが、その多くはスタッフが実際に制作、撮影されたものとなっているのだ。今回のSIREN SECRET MUSEUMでは、その”実在する”アーカイブや、ゲームキャラクターの衣装などを展示。ゲーム中では見ることができなかった雑誌の見出しなどをじっくりと楽しむことができるようになっている。


▲ゲームを遊んだことがある人は必見、本物のアーカイブたち。

 

▲シリーズ2作目『SIREN 2』に登場した”亀ゼリーラーメン”。ちなみに亀ゼリーというのは実在する食べ物で、意外とイケる味なんだとか。


▲廃村などを取材した際に撮影された写真も展示されている。


▲会場内はトイレにも不気味な演出が施されている。出るものも出なくなってしまうかもしれないので要注意……。


 開催初日には一般オープンに先駆けてプレス向けの内覧会が開催。会場には『SIREN』シリーズのディレクターを務める外山圭一郎氏も訪れており、内覧開始に先立って簡単なトークショーも行った。

  「『バトルロワイヤル』(映画)、『屍鬼』(小説)といった作品を見て、日本を舞台にした群像劇ができたらおもしろいかも、と思ったのがきっかけですね」と、まず最初に『SIREN』シリーズの開発経緯について説明した外山氏。今回のSIREN SECRET MUSEUMの目玉であるアーカイブの制作秘話についても触れ、シリーズ第1作目に登場した”美浜シリーズ”を「”やり過ぎ感”が今後のアーカイブスの方針が決まりました(笑)」と紹介。これはゲームに登場する美浜奈保子というアイドルに関連したアーカイブで、外山氏によれば「作っているうちに、こうゆうのあったらおもしろいよね、という感じで役者の方もノッてきて、プライベート写真なども提供してくれました」というもの。ゲームをプレイした人ならご存じだろうが、架空の雑誌、小学生時代の作文などが用意されており、いい意味で”無駄に力の入った”一品となっている。

 

▲細部まで作りこまれたアーカイブについて、「今回の展示会で日の目を見ることができてよかったです(笑)」と語る外山氏。


 シリーズ第1作目の発売から3年後に登場した『SIREN2(サイレン2)』は外山氏いわく「『1』でやり残したことを全部詰め込んだ作品」で、アーカイブは第1作目以上に「スタッフの力の無駄使いがわかる(笑)」仕上がりになっているのだという。その最たる例として紹介されたのが”矢倉市子の生徒手帳”。こちらはゲーム中では見ることができない校歌の部分まで作り込んであるという代物。そのほかに、同作では当時ブレイク寸前だった”しょこたん”ことアイドルの中川翔子が出演、イラスト執筆などを手掛けたアーカイブも用意されており、どちらも今回の会場内では実物を見ることができる。

 最後に話題はシリーズ最新作『SIREN NT』へ。同作の開発はプレイステーション3で『SIREN 2』の素材をためしに動かしみたところ「動かすだけでも別次元だった」というところから始まったと語る外山氏。新たな物語を描くのではなく、1作目と同じ舞台を”新訳”した理由については「自分達のよく知っている素材のポテンシャルをどこまで引き出すことができるのか?」(外山)というテーマがあったためと説明。開発当初に”別次元”の衝撃を受けた時点で、本作の方向性は決まっていたことを明かした。
 

▲会場では開発初期段階の社内向けプロモーションムービーも公開された。


 ハードの移行にともないビジュアル面が大きく進化した『SIREN NT』。外山氏は本作では「周囲に人工の光がない状況での押しつぶされるような圧倒的恐怖感」を表現することができた胸を張る。また、”犀賀医院”の手術室については「撮影中になぜか扉が開かなくなり閉じ込めれてしまうことがあったので、とても細かく取材しました(笑)」と、怪奇現象のおかげ(?)で、ゲーム中でも群を抜いたリアルさになっているのだという。


 ちなみに、今回のSIREN SECRET MUSEUMで外山氏がもっともオススメする展示物は、『SIREN』と『SIREN 2』で使用されたパッケージアートの原画と、屍人の衣装。とくに、屍人の衣装については「保存状態的に限界が近づいているので、いましか見られないかもしれません」(外山)とのことなので、会場を訪れた際にはお見逃しなく。

 

▲こちらはシリーズ第1作目のパッケージアート。


▲そしてこちらが外山氏イチオシの屍人の衣装。いましか見られない!?


▲最後は屍人も登場して、外山氏と並んでソフトの発売をPR。

 

▲プレス向け内覧会終了後、午後4時に正式オープンを迎えたSIREN SECRET MUSEUM。会場前の道にはご覧のように100名を超えるファンの行列が。週末はさらなる混雑が予想されるので来場はお早めに。


※『SIREN: New Translation(サイレン ニュー・トランスレーション)』の公式サイトはこちら
 

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