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【動画追加】桜井氏と須田氏のコラボ企画が浮上!? 『桜井政博のゲームについて思うこと DX』の発売記念イベントが開催

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●コラムで取り上げたゲームを桜井氏自身が実際にプレイする場面も

 

 『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでおなじみの桜井政博氏が、週刊ファミ通で連載しているコラム”桜井政博のゲームについて思うこと”をまとめた単行本の第3弾『桜井政博のゲームについて思うこと DX Think about the Video Games 3』が、2008年7月18日に発売。これに合わせて、2008年7月21日にエンターブレイン内のイベントスペース”WinPa(ウィンパ)”で発売記念イベントが開催された。


 

▲日本を代表するクリエーターの生の声が聞けるとあって、約200名収容可能な会場はほぼ満席に。


▲Wii用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』の試遊台も設置され、開演まえや休憩時間中には来場者どうしでの対戦プレイが行われた。


▲物販コーナーには、『桜井政博のゲームについて思うこと』の第1巻〜3巻までなどが販売。最新作と合わせて、過去の単行本を買っていく人が多数。


 第1部”コラムについて思うこと”と題したトークショーでは、同じく週刊ファミ通にてコラム”エアポート51”を連載している、グラスホッパー・マニファクチュア代表取締役の須田剛一氏をゲストに迎えてトークショーを実施。桜井氏のコラム執筆に対するスタンスや、「もしふたりでゲームを作ることになったら?」といった話題が展開された。
 

▲「いままでのものと比べても、ずいぶんと厚く仕上がっていると思います」と、最新の単行本を紹介する桜井氏。

 約5年間にわたってコラムの連載を続けている桜井氏だが、じつは連載当初から「ゲームを作る側がコラムを書くということは、あまりやってはいけないことではないのか?」という思いが強かったのだという。「物を作る人間は作品でいろいろなことを主張していくべきなのだから、そこに文字を交えたりするのはある意味反則かもしれない」(桜井)。一方で、コラムの執筆をよろこんでくれる人、楽しんでくれる人が数多くいるという事実もあり、そこに一種のジレンマを感じながら連載しているという意外な事実を明かした。
 

 物作りに対して一切の妥協を許さない桜井氏ならではのエピソードだが、そういった生みの苦しみがあるからこそ、毎週充実した内容のコラムが仕上がるという側面もあるだろう。執筆するうえでは「ほかの作品に対する悪口を決して書かない」というポリシーを守るようにしているとのことで、その理由について桜井氏は「誰だってつまらないゲームを作りたくて、作っているわけじゃないですから」と説明。また、ゲームの作り手として書くか、それとも遊び手として書くかをいつも考えていると語り「ずーっと作り手視点で続けるのはツライですから」と、長期連載の秘訣も明かした。物を作るという行為に一切の妥協を許さない姿勢と、ゲームに対する愛。コラム”桜井政博のゲームについて思うこと”にはその両方が詰まっているというわけだ。

 

 トークショーの中では、須田氏が桜井氏にコラボレーションを持ちかけるひと幕も。須田氏が提案したタイトルは『場外乱闘プロレスブラザーズ』。あまりにストレートなネーミングと「ディレクターは桜井さんで、僕はキャラのチョイスだけしますから(笑)」という言葉に会場はこの日いちばんの爆笑に包まれた。一方の桜井氏も、須田氏にコラボレーション作品のアイデアを提案。須田氏の出世作、『シルバー事件』で採用されたシステム”マルチウィンドウ”や、複雑な世界設定を盛り込んだ作品を新たに作れたらおもしろいかもしれない、と語った。


 そのほかに、より具体的な話として、両氏が週刊ファミ通上で連載している記事のコラボレーション案も挙げられた。その内容は、おもに洋ゲーに関する話題を扱っている須田氏の”エアポート51”のノリで、桜井氏にも洋ゲーの魅力を語ってもらおうというもので、「洋ゲー縛りで、桜井さんの暗黒面が見てみたい(笑)」という須田氏のメッセージに対し、桜井氏もまんざらでもない様子。ちなみに、須田氏いわく、桜井氏の洋ゲーに対する知識は須田氏を遥かに上回っているとのことで、もし実現したらかなりディープな記事が期待できそうだ。


▲この日初披露の情報として、須田氏の”エアポート51”が単行本化されることが明らかに。発売は2008年9月ごろを予定しており、「そのときは多分発売記念イベントしますから」(須田)とのこと。


 第2部では、過去にコラム内で取り上げたゲームを桜井氏自身がプレイしながら紹介する”桜井のプレイ”が実施された。『ダライアス外伝』、『カービィのエアライド』、『スペランカー』、『光神話 パルテナの鏡 』、『忍者龍剣伝』などが取り上げられ、プレイが終わるたびに桜井氏は「やっぱ●●っておもしろいなぁー」とひと言。最後に紹介された『ストリートファイターII』では、第1部終了後に帰ったと思われていた須田氏が「ちょっと待ってくださいよ!」の声とともに会場後方から再び登場。「『ストII』はメチャクチャ強いんですよ」(須田)と自身満々で対戦に挑んだが……結果は桜井氏の完勝。須田氏は「本当は『鉄拳』のほうが得意なんで、つぎは鉄拳で!」という言い訳で、会場の笑いを誘っていた。
 

▲『カービィのエアライド』を紹介するときには、来場者3名をステージに招いて4人対戦を実施。


▲スクリーンに『スペランカー』が映し出されたときには、会場から拍手とともに笑いが起きた。桜井氏もその期待に応えるように、ちょっとした段差でも死んでしまう主人公の姿を披露し「『スペランカー』とはこういうゲームです(笑)」とひと言。しかし、最終的にはしっかりと1ステージクリアーするあたりはさすが。


▲勝負は2回行われ、須田氏はどちらもガイルを使用。ほとんど必殺技が出せず、桜井氏から「”ソニックブーム”って知ってます?」と突っ込まれてしまうことも。一方の桜井氏は、コンボを決めるなど見事な腕前を披露。


 最後に両氏はそれぞれつぎのように挨拶を行い、『桜井政博のゲームについて思うこと DX Think about the Video Games 3』の発売記念イベントは終了となった。
 

 「単行本のイベントは今回が初めてで、どれだけお客さんが来るのか不安でしたが、ほぼ満員でとてもありがたく思っています。今後もゲームの作り手、遊び手の自分を切り替えながら書いていこうと思っています」(桜井)

 

 「ゲームを作るうえで”決断力”というのがひとつのスパイスになるのですが、桜井さんはそこが圧倒的で、まさに世界一のアクションゲームデザイナーだなと思う。僕は、桜井さんには作れないようなゲームを作っていければなと思っています」(須田)

▲イベント終了後、最新の単行本を購入した人への”ささやかなお礼”として桜井氏が握手&お見送りを実施。会場内のほぼ全員が参加するという大人気ぶりだった。


※『桜井政博のゲームについて思うこと DX Think about the Video Games 3』の詳細はこちら
 

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