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最新ソフトが120円前後で販売される驚愕の中国ゲームショップ潜入リポート
CHINA JOYリポート

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●ネットカフェにも潜入

 

 2008年7月17日〜2008年7月19日、中国の上海で同国最大のゲームイベント、チャイナジョイ(The 6th China Digital Entertaiment Expo & Conference)が開催されている。すでに別の記事でお伝えしたように、出展されたタイトルはPC向けのオンラインゲームがほとんどを占め、家庭用ゲーム機向けのソフトを出展していたのはソニー・コンピュータエンタテインメント(中国名:索尼電脳娯楽)ぐらいだった。だからといって、中国に家庭用ゲーム機の市場がまったくないわけではなく、会場でもニンテンドーDSやPSP(プレイステーション・ポータブル)で遊ぶ若者の姿が各所で見られた。家庭用ゲーム機向けソフトの出展が少ない理由は、やはりコピー製品の横行であろう。中国ゲーム市場でのコピー製品問題については、すでに語り尽くされている感があるが、その最新事情という意味も込めて、ゲームショップへの潜入調査を試みた。なお、記事中の換算レートは1元16円とする。

 

 訪問したのは上海市内のとあるゲームショップ。上海は、以前からある旧市街と経済開放以降に開発された新都心の浦東(プートン)地区に2分される。チャイナジョイが開催されているのは浦東地区だが、訪れたゲームショップは旧市街の某所だった。古くからの建物と高層ビルが同居する不思議な印象の町である。店名や正確な所在地を明かさないという条件で取材を許可された。
 

▲写真は上海市内を撮影したものだが、記事中のゲームショップとは無関係。


 ショップで販売されていたのは、据え置き型ゲーム機のソフトとハード、それと携帯型ゲーム機本体だった。ニンテンドーDSは2種類の違法アタッチメントのみが販売され、何故か本体は販売されていなかった。この違法アタッチメントについては、記者の判断により詳細は伏せる。PSP本体の値段は1200元(約19200円)。これはコピー製品を動作させるための改造込みの価格だ。ショップではソフトが販売されていないのだが、スタッフに聞いたところ、インターネット経由で10元(160円)前後でダウンロードできるからだという。この店舗ではPSPの販売は好調だとのこと。商品にもよるが、上海の物価水準は日本の2分の1程度。それを考えるとハードの値段は安くはないが、ハードさえ買ってしまえば違法ソフトを極めて安価に入手できるということのようだ。

 


 据え置き型ゲーム機では、Wii、Xbox 360、プレイステーション2のソフトとハードが販売されており、ハードで人気があるのはWii。実際に取材中にも1台売れていた。その価格は1900元(約30400円)。改造費込みで、何故かWiiリモコンはついていない。

 

 据え置き型ゲーム機のソフトは、カタログで選んで購入すると製品が手渡される仕組み。このショップでは7元(約114円)もしくは8元(約128円)で販売されていた。人気のあるものは8元で、そうでないものは7元だとのこと。日本で発売されたばかりの最新ソフトも販売されていたのだが、何故か最新ソフトの値段が7元。聞くと、昔からある定番ソフトが人気があり、新しいか古いかはあまり関係がないという。人気があるのは、ハードを問わず、『ウイニングイレブン』シリーズや『バイオハザード』シリーズだそうだ。



 このショップは隠れて営業しているわけではなく、通りに堂々と店舗を構えて営業している。摘発されないのかと思って聞くと、いわゆるガサ入れが行われる日時の情報を入手して、その前後数日間、店を閉めるという。警察当局が放置しているわけではないようだが、根絶されにくい状況でもあるようだ。

 

 ついでと言っては何だが、インターネットカフェも取材した。取材したのは浦東地区のネットカフェ。ホテルに付随したショッピングセンターや飲食店街の複合施設の2階にある店舗だ。立地条件から高級な店かと思いきや、料金は1時間3元(約48円)で、個室は1時間4元(約64円)。チャイナジョイの入場料金が50元(約800円、ただし2008年7月19日のみ100元)であることを考えると格安である。そのためか、店内には一見して10代とわかる若者で占められていた。マネージャーに話を聞くと、この店は24時間営業とのことだが、つねに若者を中心とした利用客でほぼ満員状態が続くという。取材に訪れたのは午後9時前後だったが、実際にほぼ満席状態だった。
 


 利用客が遊んでいるゲームを眺めると、カジュアルゲームをしている人もいれば、MMO(多人数参加型)RPGをしている人、FPS(1人称視点シューティング)をしている人もいて、多彩なジャンルのゲームが楽しまれている。ちなみに、マネージャーによるとこのショップでもっとも人気があるのは中国のオンラインゲーム企業ネットイースのMMORPG『夢幻西遊』だという。ちなみに店舗に設置されているPCは、CPUはクロックスピードが3.0GHzのもの、グラフィックカードはNVIDIA GeForce 7600もしくは8600を使用したモデル。ハイエンドとは言えないが、日本のネットカフェに比べてもPCの性能は遜色ない。

 

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