ファミ通.com 携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

ファミ通媒体メニュー



記者が注目するのはこの作品(その2)――『プリンス・オブ・ペルシャ』と『Shaun White Snowboarding: Road Trip』
【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●『大神』、『ICO』など日本文化が注入されたアクション大作

 

 プレイデモを見た限りでは、ユービーアイソフトが贈るアクション『プリンス・オブ・ペルシャ』は日本人好みの作品になりそうだ。

 アートスタイルは、トゥーンシェイドで描かれたキャラクターと3Dグラフィックをうまく融合させ、キャラクターもいかにも洋ゲーというイメージはなく、日本人でも素直に”かっこいい”と受け入れられるタッチ。ステージは石作りの宮殿なようなところで、しっとりとした質感は『アサシン・クリード』と同じような印象を受けるが、こちらのほうがより幻想的。昼間のシーンでは、心地よいそよ風を感じそうなやさしいグラフィックが印象的だ。

 ゲームは、プレイヤーとサポートキャラのエリカの一体感が魅力のアクションに。ふたりは絡みあうようにジャンプし、道なき道をお互いをケアーしながら柱をよじ登ったり、壁を駆け抜ける。「最初はエリカがキャラクターにくっついていくというところから始まって、アニメで表現を肉付けしていったんだ。一体感を出すために相当苦労したよ」とはリードデザイナーのマイケル・マッキンタイアー氏。どんなときもふたりの距離は近く、数分のデモプレイを見ただけでも”エリカが愛おしい”、そんな感情が自然に沸き起こった。

 そんなほほえましいふたりの関係とは裏腹に、バトルは壮絶を極める。デュアルシステムと呼ばれる1対1の戦闘システムが採用されており、使い古された言葉だがまさに映画のようなカメラワークが魅力。カメラがズームイン、ズームアウトするたびに、流れるようなソードアクションが連続する。ここでもエリカは重要要素。近くに呼び寄せると、エリカを起点としたふたりのド派手なコンボが生まれ、バトルを一層盛り上げる。

 バトル終了後、エリカが光につつまれ浄化(?)するようなシーンがあるのだが、一瞬にして荒廃していた土地に緑が宿り、何かが開放される。このグラフィックも必見で、『大神(OKAMI)』のいちシーンのような印象。実際、マイケル氏は「『大神(OKAMI)』や『ICO』に強いインスピレーションを受けたんだ」と語っており、日本発の文化が随所に注入されているようだ。

 あとはストーリーがどんなドラマを生み出すかが気になるが、シューター全盛のいま、さまざまな意味で目立つ作品になりそうだ。

プリンス・オブ・ペルシャ
ジャンル:アクション
ハード:プレイステーション3、Xbox 360
発売:ユービーアイソフト
開発:ユービーアイモントリオールスタジオ
発売時:2008年ホリデーシーズン(国内での発売は未定)

▲ゲームのデモプレイを披露してくれたリードデザイナーのマイケル・マッキンタイア氏。『プリンス・オブ・ペルシャ』のデモルームはつねに人でいっぱいで、注目度の高さを物語った。

 

▲エリカといっしょにゲームを進める『プリンス・オブ・ペルシャ』。カメラワークが秀逸。



●気分はプロスノーボーダー! 『Shaun White Snowboarding: Road Trip』ですいすい〜

 何となく興味を惹かれてプレイしたのが、ユービーアイソフトのスノーボードゲーム『Shaun White Snowboarding: Road Trip』。任天堂のブリーフィングで登場したプロスノーボーダー、ショーン・ホワイトがあまりに楽しそうにプレイをするので、つい遊んでみたくなったというのが正直なところだ。もちろん、わが生涯でスノーボードの経験は一度もなく、ショーン・ホワイトのことも任天堂のブリーフィングで見るまでは、2006年のトリノオリンピックで金メダルをとった超人気スノーボーダーであるという知識もまるでなかった。

 それが、ユービーアイソフトのスタッフによる簡単な説明を受けてバランスWiiボードの上に乗った途端、気分はすっかりスノーボーダー(!)となって、斜面を滑降していたのでありました。「本物のスノーボードを楽しんでいるような感覚にしてほしい」というのが、ゲームを開発するにあたってのショーン・ホワイトのリクエストだったらしいのだが、そんな彼の要望にしっかりと応えた操作感覚はお見事。体の重心移動が重要なのは言うまでもないが、バランスWiiボードなら簡単にできるので、月並みな表現だけどまさにスノーボードに乗っているような感覚に。「スノーボードって、こんなに気持ちがいいものなんだ」と感じさせるものだった。

 

 ひざを伸ばしてジャンプをするときに、WiiリモコンのAボタンをタイミングよく押すとトリックを決めてくれるなど、操作方法はいたって簡単。フリーライディングとハーフパイプによる15分あまりのプレイを堪能したあとは、運動不足の記者はひざががくがくと震えてしまって……けっこう運動になります。

 ちなみに、ショーン・ホワイトを起用したスノーボードゲームとして、ユービーアイソフトはプレイステーション3とXbox 360向けに『Shaun White Snowboarding』の発売を予定しているが、こちらも、ユービーアイソフトのモントリオールスタジオの別のチームが手掛けたもの。こちらの作品はいい意味でゲーム的で、滑走する爽快感はピカイチ。ステージとなるのは16キロ四方の山々で、その高低差は新世代機ならではの表現力。どう考えても尋常じゃないコースを滑り降りていくのだ。マルチプレイ(16人対戦)も考えられているとかで、ワクワクしませんか?

 

 ちなみに、お互い切磋琢磨させるために、Wii版とプレイステーション3/Xbox 360版は別々のスタッフで開発しているのだとか。『トム・クランシー』シリーズや『アサシン クリード』など(そして『プリンス・オブ・ペルシャ』も)、その開発力には定評のあるモントリオールスタジオだが、スノーボードゲームの開発ぶりもかなりのもので、なかなか懐の深い開発スタジオのようだ。

▲ハープパイプは体をのけぞらせたり前かがみになったりと、けっこう体力を使いました。それにしても気持ちよかったなあ〜。

 

▲スノーボーダー気分を満喫できる『Shaun White Snowboarding: Road Trip』。Wiiの魅力を体現したソフトのひとつと言えるだろう。


▲こちらはXbox 360版の『Shaun White Snowboarding』。ちょっと引き目のアングルからもゲームを遊べる。さらには、スノーボードを降りてフィールドを探索できるなど、興味深い要素がいっぱい。


Shaun White Snowboarding: Road Trip
ジャンル:スポーツ
ハード:Wii
発売:ユービーアイソフト
開発:ユービーアイモントリオールスタジオ
発売時:2008年ホリデーシーズン(国内での発売は未定) 
 

 ※【動画追加】エリカ様が躍動! ユービーアイソフト プレスカンファレンスで『プリンス・オブ・ペルシャ』のプレイデモが初お披露目

 

【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】の関連記事

特別企画・連載

一覧へ

ケンカに明け暮れる俺らの高校生活は青春の1ページじゃ刻みきれねぇ!『喧嘩番長4』!

ケンカに青春を捧げる不良たちを、ユーモアかつシリアスに描いたアクションアドベンチャー!『喧嘩番長』シリーズの最新作が、PSPで登場する。札つきの悪ガキたちが集まる紅南高校を舞台に、主人公の速水勇太が全校生徒300人の頂点を目指す!

シリーズ最新作が ニンテンドーDSで登場!『風来のシレン4』!

入るたびに構造の変わるダンジョン。挑戦するたびに経験する新たな驚き。『風来のシレン』シリーズ最新作、『不思議のダンジョン 風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ』が、ニンテンドーDSで登場!気になる本作の特徴や新システムを伝授していこう。

直感操作で事件を解決に導け!『HEAVY RAIN』!第3回更新!

犯行現場に必ず折り紙を残す、“折り紙殺人鬼”。犯人を追う4人の主人公たちの前に、あまたの謎が立ちはだかる。プレイヤーはその謎をひとつずつ解き、犯人の手がかりを捜すことになるぞ。

夢のタッグバトル再び!『タツノコVS. カプコン アルティメット オールスターズ』!第2回更新!

本作では、ド派手な必殺技やスピーディーな連続技、そしてパートナーとの連繋など、多彩な攻撃をくり出すことが可能だ。

一切の救いなき地獄絵図!『ダンテズインフェルノ』!第7回更新!

地獄の釜のフタが開くまであと少し! アルティメット地獄アクション『ダンテズ・インフェルノ 〜神曲 地獄篇〜』の第七圏“暴力”を紹介する。友と地獄の底で哀しき再会をしたダンテへ、アークデー モンが襲いかかる!

この荒廃しきった惑星、Pandoraへようこそ!『Bordrerlands』!

トゥーンタッチの独特なビジュアルが印象的な本作の魅力は、FPSとRPGが融合したそのゲーム性。自由度の高いカスタマイズが危険極まりないPandoraで生き延びる唯一の手段!凶悪な盗賊やモンスターが跋扈するこの不毛の地で、賞金稼ぎたちは生き延びることができるか?

巨大な空中戦艦をバラバラにして破壊セヨ!『百万トンのバラバラ』!

あの『勇者のくせになまいきだ。』を生んだクリエーター発掘オーディション“PlayStation C.A.M.P!”とアクワイアのタッグによる注目の新作タイトル『100万トンのバラバラ』。本作に登場する敵は巨大空中戦艦。プレイヤーは主人公のティトリを操り、巨大空中戦艦をバラバラに解体してやっつけるのだ!

膨大なクエストがプレイヤーを待つオープンワールドRPGの決定版!『セイクリッド2』!

自由なオープンワールド世界で展開されるアクションRPGがいよいよ登場。謎のエネルギー“T-エネルギー”をめぐる争いで荒廃した世界をさらなる混沌へと叩き込むか、救済をもたらすかはプレイヤー次第だ。広大な世界と膨大なクエストが待つファンタジー世界“アンカリア”へ冒険の旅に出よう!

極上バイオレンスエンターテインメントの問題作ついに日本凱旋!『マッドワールド』!

その徹底したバイオレンス度から日本発売は難しいと言われていた作品が、ついに日本で発売される。アメコミ風のテイストやモノクロの画面などが個性的。バイオレンスを徹底的に突き詰め、エンターテインメントにまで昇華させた、期待の痛快アクションゲーム。

キーワードを入力してスペシャルディスクをゲット!『バカとテストと召喚獣 for mixi』!

大人気学園ラブコメのライトノベル『バカとテストと召喚獣』が、mixiアプリで遊べるようになったぞ! テストを受けて召喚獣を呼び出し、相手と戦うという原作の流れを、クイズとシミュレーションの融合という形でゲーム化。簡単な操作ながら戦略性は高く、サックリ遊びたい人もドップリハマりたい人も楽しめる作品に仕上がっているぞ。

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

TVゲームニュース




ゲームソフト販売ランキング

販売数ランキングをすべて見る

ファミ通協力店の皆様よりご提供頂いたデータに基づいた販売ランキングです(毎週更新)