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記者が注目するのはこの作品(その1)――『Mirror’s Edge(ミラーズ・エッジ)』と『LEFT 4 DEAD』
【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】

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●操作に慣れは必要だが、いままでに感じたことない爽快感

 

 エレクトロニックアーツの『Mirror’s Edge(ミラーズ・エッジ)』は、スウェーデンの開発会社DICEが手がけるファーストパーソンシューティング。FPSと言えば戦争ものなどシューター系が多いが、今作は”フリーランニング”をテーマにしたアクション性に富んだ意欲作で、発表されるやいなや話題に。主人公は、東洋人を思わせる容姿の女性“フェイス”。コミュニケーションというものが厳重に管理されたこの世界で、地下組織のためにメッセージを身体につけて運ぶ“ランナー”が職業だ。ビルとビルの道なき道を飛び回り、ときには換気口に潜り込み、階段を飛び降り、パイプを綱渡りし、フェンスをよじ登り、スワットたちの銃弾を潜り抜けながら受取人のところまで向かう。武器となるのは、フェイスの運動能力だけで、ほとんど素手でゲームは進行する。

 

 今回、プレイステーション3版が出展されていて、ゲーム序盤を体験できた。まずはそのスタイリッシュなステージに驚く。あまり色のない世界だが、それが逆に新鮮で、無機質の冷たい都会が表現されている。高層ビル街がはてしなく続きそうだが、進める(べき)箇所は赤くなり、道しるべとなる。舞台は東京やニューヨーク、ドバイなどをインスパイアした架空の街だという。

 

 移動は左スティック、L1がジャンプ、L2がスライディング、右スティックが視点移動、R1が胴体反転に。左スティックを傾けると、フェイスが走り、そのまま押すと疾走状態になる。ビルとビルの間を飛ぶときなど、助走が必要なときは長めに押すことになる。

 

 助走をつけて壁の近くでジャンプをすると、長くはないが、壁を忍者のように走り抜けることもできる。建物の壁にはさまれた場所では、一方の壁を走り、反転し、さらにジャンプすると、華麗に建物の上にのぼることができる。よじ登ることもできるが、ここはフリーランニングのようにクールに決めたいところ。とにかくアクションはテンポが重要。通気口や明かり窓、倉庫などの障害物をうまく使って、軽快に突き進むプレイ映像をみると、こちらまで気持ちよくなる。

 

 高層ビルと高層ビルをつなぐパイプを渡るシーンでは、(ここで落ちる人が多かったが)左スティックをうまく調整することでバランスがとれる。そして今回の体験プレイでいちばんの山場、10メートルくらい離れているだろうビルとビルの大ジャンプ。最大限助走をとって、ジャンプ台となる通風孔(?)を踏み台にして勢いよく大空に飛び出したが……記者は見事に墜落。

 

 本来なら通気口に乗ったところで□ボタンを押すとスローモーションになり、ギリギリまで助走しなければいけなかったようだが、プレイスキルが追いつかず。本来なら向こう側のパイプに華麗に掴まるはずだったんだが……たまたまかも知れないが、成功している人をほとんどみなかったので、やはり操作に慣れは必要なよう。でも、早く思う存分に高層ビル群を飛び回りたいという気持ちは高まるばかり!

Mirror’s Edge

▲最新ゲーム画像が公開。地下にももぐるらしい!



●4人の協力プレイが恐怖を煽る! Valve社のゾンビゲーム『LEFT 4 DEAD』

 革新的なゲーム性で世界中の賞を総なめにした『PORTAL(ポータル)』のValve社が放つ最新作が、Xbox 360とPCで発売を予定している『LEFT 4 DEAD』だ。“死にそうになって取り残されて”といったくらいの意味のタイトルを持つ本作は、ゾンビが跋扈する街に取り残された4人の脱出を描くファースト・パーソン・シューティング(FPS)だ。と書くと、よくあるゾンビアクションを想像される方も多いかもしれないが、本作の新機軸は4人による協力プレイに主眼が置かれている。4人のプレイヤーは、オンラインで暗く狭いステージで、懐中電灯ひとつの光を頼りに、ドキドキしながらゾンビに対峙していくことになる。しかもゾンビの動きがやたら早く、ちょっと判断を誤るとすぐに無数のゾンビに食いつかれてしまう。ここが新鮮で、本来ならゾンビはうろうろして動きがのろいイメージだが、このゲームのゾンビは、プレイヤーに向かって一目散で駆け寄ってくる。しかも、群集でだ。

 

 「協力プレイ時はひとりでいると必ず死にます。たとえつたないプレイヤーでも、いっしょにいてくれることで大いに役立ってくれるのです」とはValve社のプロジェクトリーダー、チェット・ファリゼック氏。どうやら、取り残された人々の孤立感と恐怖を、協力プレイで描きたいというのが、本作の最大のテーマのようだ。「たとえば、残りの3人が全部死んでしまって、ひとり取り残されたときの恐怖感は筆舌に尽くしがたいですよ」とファリゼック氏は笑う。

 

 プレイヤーのひとりが倒されてもほかのプレイヤーが救助することができ、怪我をしたら応急措置もとれる。だが、手当てには少し時間がかかり、ここで襲われる可能性も……。たとえ完全に倒れてしまっても1〜2分すると自動的に生き返るが、全滅するとセーブポイントからやり直しとなる 

 

 本作を開発するにあたっては「リサーチのためのゾンビ映画や本を軒並みチェックしました」というファリゼック氏は大のゾンビ好きの様子。シナリオは4つが用意されており、映画仕立てになっているらしい。詳細までは聞くことができなかったが、「同じストーリーは2度と起こらない」とのことなので、展開によって分岐なども用意されているようだ。

 記者もPC版を遊んでみたが、恐怖のあまりおどおどしながらほかのプレイヤーにくっついていくばかり。たまに先行するとゾンビたちに袋叩きにあったり、吊るし上げられたりとびっくりしっぱなし。友だちどうしの4人の協力プレイでは、「おまえがさきに行けよ!」「いや、おまえが!」という感じで、相当の恐怖感を堪能できそう。4人で同じ恐怖を味わうことがこんなに新鮮だったとは!

LEFT 4 DEAD
ジャンル:アクション・シューティング
ハード:Xbox 360、PC
発売:エレクトロニック・アーツ
開発:Valve
発売時:2008年11月4日(国内での発売は未定)
 

LEFT 4 DEAD

▲’78年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画の名作『ゾンビ』(原題は『ゾンビ ゾーン・オブ・デッド』)へのオマージュを込めて、本作は映画と同じフィラデルフィアが舞台。


※『Mirror’s Edge』の公式サイトはこちら(英文)
※『LEFT 4 DEAD』の公式サイトはこちら(英文)

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