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【動画追加】最新画面&クリエーターへのインタビューをもとに、ホリデーシーズン屈指の期待作『フォールアウト3』の全貌に迫る
【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】

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●『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』のスタッフが手掛ける最新RPGに注目

 国内では2008年発売予定のベセスダ・ソフトワークスのプレイステーション3とXbox 360向けタイトル『フォールアウト3』は、『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』のスタッフが手掛けた期待のRPGだ。北米で10月発売の同作に、すでに600万本近い予約が集まっており、それはあの『グランド・セフト・オートIV』に迫る勢いだというから、いかに北米における人気が高いかうかがえるだろう。『フォールアウト3』は、北米のホリデーシーズンでもっとも注目すべきタイトルのひとつ」と太鼓判を押す関係者も多い。その前評判の高さは、『フォールアウト』シリーズの欧米における人気の高さにも起因するようだ。そもそも『フォールアウト』は、’77年にリリースされたPC向けのRPG。最終戦争後の荒廃した世界が舞台で、当時としては斬新なシステムを搭載した話題作だった。

▲『フォールアウト3』でゲームディレクターを務めるトッド・ハワード氏は、『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』のクリエーターとしてもおなじみ。

 「開発スタッフには『フォールアウト』シリーズのファンが多いんだ」と答えたのは、ベセスダ・ソフトワークスのゲームディレクター、トッド・ハワード氏。『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』を手掛けたクリエーターとして、欧米ではとくに注目の存在だ。『フォールアウト3』の舞台となっているのは、世界的な核戦争により荒廃してしまった2277年のアメリカ本土で、これは『フォールアウト』シリーズを踏襲したもの。核シェルター“Vault 101”で生き延びていた主人公が、消えてしまった父親の後を追いかけて、荒れ果てた地上(ワシントンDCを模したもの)を冒険する……というのが物語の導入部になる。


「『フォールアウト』は遊んだ当時は非常に新しいゲームだった。荒廃した未来を舞台としながらも、‘50年代のテイストが随所に取り入れられているというレトロフューチャーな雰囲気がたまらなくて、その世界観のバックストーリーはしっかりと受け継いでいるんだ」(ハワード)

 一例を挙げると、ゲーム中の“Pip-Boy 3000”の存在がある。“Pip-Boy 3000”というのは、この時代の人なら誰でも携帯している端末のことで、パラメーター管理や装備の設定などを行なう。いわば設定をゲームに取り入れてビジュアル化したものだ。この“Pip-Boy 3000”もオリジナルを踏襲しており、オリジナルの世界観に見合うように、スタッフが2年間もかけて作りこんでいるという。レトロフューチャーと言うことでいうと、よく『BIOSCHOCK(バイオショック)』との類似を指摘されるそうだが、「もともと『フォールアウト』の世界観を踏襲しており、『BIOSCHOCK(バイオショック)』とは関係ない」(ハワード)。

▲この世界の住人にとっては必須のアイテム“Pip-Boy 3000”。パラメーターや装備品の管理を行なう。


 そして本作の最大の特徴となるのが、自由度の高さ。その部分は『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』を想像してもらうとわかりやすいかもしれないが、地下シェルターから地上で飛び出した主人公の行動はそれこそ自由。もちろん、クエストの類はあるものの、そういった制約に縛られることなく、基本的には自由に広大な街を歩き回ることができる。キャラの成長の自由度の高さも相当なもので、腕力や体力といった基本的な性能が7種類、スキルが13種類、“Perk”と呼ばれる特殊能力が数十は用意されているという。まさに、ゲームを進めることで自分だけのオリジナルキャラが作れるというわけだ。

 

 ちなみにスキルの種類には、武器に関するものから、“Barter(交渉)”、“Sneak(追跡)”、“Speech(話術)”といったユニークなものまで用意。たとえば、“Speech”のスキルが上がると、相手から有益な情報が引き出しやすくなる……といった特徴がある。「ゲームボリュームは『オブリビオン』と同等で、メインクエストとサブクエストをこなすのに100時間くらいはかかるんじゃないかな」(ハワード)と自信を見せる。

 戦闘に関して言うと、興味深いのが“V.A.T.S.(バッツ)”というシステム。『フォールアウト3』では、戦闘は基本アクションベースで行なわれることになるが、“V.A.T.S.(バッツ)”では、“AT”と呼ばれるポイントを消費することで、敵の体の各部位を狙い撃ちすることができるようになるのだ。この“V.A.T.S.(バッツ)”を導入した意図について、ハワード氏はつぎのように語る。「ひとつは、自分のキャラのスキルが大きくゲームに影響していることを見せるため。そしてもうひとつは、戦術の要素をゲームに入れたかったから。典型的なRPGの戦闘システムであるターン性を取り入れることで、戦闘に広がりを与えたかった」という。日本のユーザーにはとくに、“V.A.T.S.(バッツ)”を気に入ってくれるのではないかとハワード氏は言う。

▲アクションベースの戦闘システムにあって、シューティングが苦手なユーザーにとってありがたいのが“V.A.T.S.(バッツ)”。“AT”を溜めることで使用可能で、敵の各部位を狙って攻撃できる。距離やスキルによってあたるパーセンテージが異なる。攻撃時はスローモーションによる演出が導入される。


 さらに、ハワード氏はグラフィックにも言及。『フォールアウト3』のグラフィックは『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』に比べ格段の進化を遂げているように思われるのだが、それに関しては、「『オブリビオン』に関しては、Xbox 360版もプレイステーション3版もそれぞれのロンチの時期だったので、あまりハードの検証をする時間がありませんでした。実際のところ、開発機材の最終バージョンが手元に到着してから開発を終了するまで、4ヵ月程度しかなかったんです。今回は2年間くらいあるので、グラフィックまわりはけっこう力が入っています。おおざっぱにいうと、『オブリビオン』の倍くらいのものは表現できる」(ハワード)というから驚きだ。

 北米では2008年10月に、プレイステーション3版とXbox 360版が同時発売される『フォールアウト3』だが、Xbox 360版限定でオリジナルダウンロードコンテンツを配信する予定とのこと。その詳細は未定だが、かなり大規模なものを予定しているという。最後にトッド・ハワード氏は、日本のファンに向けて『フォールアウト3』の見どころを以下のように説明してくれた。

「『フォールアウト3』は広大な世界を舞台にしたRPGです。“この世界で生き延びていくのに、何を失う覚悟があるのか?”それが本作のテーマになっているんだ。この世は完璧なものではなくて、得るものがあれば失うものもある。たとえば、クエストにしても明確は正解があるわけではなくて、複数の道筋がある。“どちらを選べばいいのか難しい”という判断を迫られることもある。サバイバルと喪失をテーマにした『フォールアウト3』に期待してほしい」(ハワード)

▲ゲーム中に登場する、“ブラザーフッド・オブ・スティール”といっしょに。この巨大フィギュアは、日本にもプロモーション用に上陸予定!

 

▲多彩な武器が用意されている本作。武器は拾うか敵から奪うことで入手する。同じ武器を持っていると“Repair”して性能を上げることも可能だ。

▲あたかも、本物の住人のごとく振る舞った『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』におけるノンブレイヤーキャラ(NPC)のAI(レンディアントAI)はさらに進化! 食事をしたり、攻撃時は遮蔽物に隠れたりと、より人間味を増しているのだ。

▲“ブラザーフット・オブ・スティール”(上)と”スーパーミュータント”(下)という、いわくありげなグループが跋扈する世界。主人公の行動は?

 

▲舞台となるのは未来のワシントンDC。放射能に犯された異形のものどもが主人公を襲う。

▲ちょっとしたお遊び要素としては、広大な世界には20体の首振り人形が隠されていて、集めると部屋にコレクションすることができる。そう、『フォールアウト3』では主人公は自分の部屋を持てるのだ。『ザ エルダースクロールズIV: オブリビオン』でも家を買えたが、あるいは本作でも!?


※『フォールアウト3』の公式サイトはこちら

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