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『Fable 2(フェイブル2)』からXbox LIVEの新機能まで、インタビューでわかったXbox 360のさらなる可能性
【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】

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●Xbox 360用ソフトをハードディスクにインストール可能に

 マイクロソフトが、E3の会期に合わせてクリエーターへのインタビューを実施した。こちらは、先日行なわれた発表会“Xbox 360 E3 2008 MEDIA BRIEFING”での内容を受けて、その補足の意味合いも込めて行なわれたもの。会場となったコンベンションセンターのミーティングルームには、『Fable 2(フェイブル2)』や『You’re in the Movies』、『Lips』などブリーフィングでお披露目されたタイトルが設置され、クリエーターたちに自由に話を聞くことができた。ここでは、そのなかから3つのプレゼンの模様をお届けしよう。

▲コンベンションセンターに設けられたマイクロソフトのミーティングルーム。最新作の試遊台などがあり、ゲームのデモプレイを披露しながらインタビューを行なうという趣向だった。


 Xbox LIVEが“New Xbox Experience (Xboxでの新しい体験)”をテーマにさらに進化、ダッシュボードなどを一新することは“Xbox 360 E3 2008 MEDIA BRIEFING”で明らかにされたとおりだが、その詳細について、マイクロソフトのXbox LIVE リードストラテジストのロブ・グルー氏に聞くことができた。「Xbox LIVEのユーザー1200万人にうまく利用してもらうのが、コンセプトです」とグルー氏は言う。「見た目をさらにわかりやすくし、使いかたもよりシンプルに」を心掛けつつ、熱心なゲームファンからライトユーザーまで等しく使い勝手のいいダッシュボードを目指したのだとか。

 

 新しいダッシュボードは、“My Xbox 360”や“Spotlight”、“Primetime”、“Game”、“Community”など機能ごとに区分けされ、欲しいコンテンツを利用しやすいようになっている。ちなみに、“My Xbox 360”や“Spotlight”などは“Xbox LIVE チャンネル”と呼ばれているが、それはテレビのチャンネルを変えると、見たい番組がすぐに見られるところから発想したのかもしれない。個々の“Xbox LIVE チャンネル”をかいつまんで説明すると、“My Xbox 360”は、写真やビデオなど、自分のコンテンツを楽しめるチャンネルで、“Spotlight”はそのときどきの最新のデモや映像などをピックアップして紹介するプロモーション的な意味合いの強いチャンネル。“Primetime”は、パートナー企業がイベントを開催するためのチャンネルで、テレビのクイズ番組などを連想するとわかりやすい。現時点では、クイズ番組の『1 vs.100』が提供予定で、、何千人というゲームファンが自宅から仮想のゲーム番組に参加して、同時にプレイできるようになっている。

 

 ゲーム情報が得られるチャンネルの“Game”では、おススメ作品や新着ソフトなどといった“おススメ要素”が強化されているのが特徴で、検索機能が充実しているようだ。“Community”では、その名のとおりユーザーどうしのコミュニティー要素が充実しており、友だちが複数人で集まってチャットをする……といったことが可能になっている。「ユーザーどうしが集まって話せる場所を作ることで、仲間を増やせるように」(グルー)とのことだ。そして、“New Xbox Experience”を象徴する存在がアバターだ。グルー氏によると、このアバターのパーツはかなりの種類が用意されるとのことだ。

▲“New Xbox Experience (Xboxでの新しい体験)”での取材に応えてくれたXbox LIVE リードストラテジストのロブ・グルー氏。なお、Xボタンを押すことで、文字ベースで機能を見られる便利機能が搭載されているとのこと。


▲イメージを一新したXbox 360のダッシュボード。

▲“Games”のチャンネルでは、おススメゲームなどを見られる。

▲多人数でのチャットなどが楽しめる“Community”。ゲーム仲間との会話も弾みそう。



 また、グルー氏のインタビューから、2008年秋のアップグレードではXbox 360用ソフトをハードディスクにインストールできるようになる機能も追加されることが明らかに。このインストール機能は旧作でも可能(現在検証作業では、インストールできなかった旧作はなかったとのこと)。ゲームを遊ぶには、ハードディスクにソフトをインストールしていてもロムが必要になるが、最初にソフトをハードディスクにインストールする時間は5〜6分程度で、従来に比べて30〜40パーセントはロード時間が短くなるという。そして何よりも起動の音が静かになるとか。熱心なゲームファンにとっては、うれしい追加機能と言えそうだ。

●気分はムービースター!?の『You’re in the Movies』

 つぎなるプレゼンでは、先日発表されたばかりの『You’re in the Movies』を体験できた。“Xbox LIVE ビジョンカメラ”に対応した本作は、ミニゲームに従ってカメラのまえでポーズを取ることで、そのポーズが映画のひとコマとして使用されるという、まさに映画の登場人物のひとりとなれる新機軸のゲーム。最大4人までのプレイに対応しており、パーティーゲームに最適。映像はインターネットにアップロードして、PCで友だちに見てもらう……といったことも可能になるようだ。日本での発売も決定済みなので(発売時期は未定)、今後の展開が楽しみだ。

▲残念ながら『You’re in the Movies』は撮影禁止だったので、ファミ通Xbox 360編集部の松井ムネタツ編集長(左)と偶然居合わせたマーケティング企画部のリッキー(右)が楽しそうに遊んでいる様をみて、ゲームの楽しさを想像してみてください。


▲ミニゲームで撮影した動画が、そのまま映画のワンシーンになってしまうという本作。遊び心溢れるゲームだ。

 


●ひとつの文章で説明するだけで、誰でもゲームが遊べるようなシンプルなゲームに!

▲10月の東京ゲームショウ2008に合わせて、来日するプランのあることを明かしてくれた、“ゲームの神様”ピーター・モリニュー氏。日本のXbox 360ファンはお待ちしておりますよ〜。

 そして最後に登場したのが、北米Xbox 360の年末商戦最大のキラータイトルのひとつと目されている『Fable 2(フェイブル2)』。先日行なわれた“Xbox 360 E3 2008 MEDIA BRIEFING”では、「開発が終わった」と、ついに終了したことを明らかにしたライオンヘッドスタジオのピーター・モリニュー氏だが、取材陣のまえに姿を現したモリニュー氏は、デモプレイを交えながら、改めて『Fable 2(フェイブル2)』の魅力について説明してくれた。

 「新しいゲームの開発を目標に据えた『Fable 2(フェイブル2)』では、イノベーション(革新さ)に力を入れています。そのなかには、ゲームではいままで見られなかったことがたくさん含まれています。いろんなところに自由に探索をしていける世界が作られているというのが最大の魅力ですが、そのほかにも、たとえばAIにすぐれた犬が主人公のパートナーとして存在したり、ダイナミックな協力モードなどがあります。それから、戦闘システムも非常にユニークなものになっています。プレイヤーの人が、それぞれ違った楽しみかたができる機能がたくさん盛り込まれているんです」(モリニュー)

 そこでモリニュー氏は記者にコントローラーを渡して、ゲームを遊ばせてくれた。

「私はこのゲームを設計するときに、ひとつのことを肝に銘じて作りました。それは、ひとつの文章で説明するだけで、誰でもゲームが遊べるようなシンプルなゲームにするということです。そのひとつの文章とは、“トラブルに巻き込まれたらとにかくブルーボタン(Xボタン)を押せ”ぐらいのこと(笑)。ブルーボタンは攻撃のボタンなのですが、とにかくブルーボタンを押しさえすれば、なんとかゲームを進められるようになっているのです」(モリニュー)

 Xボタンを押しているだけで連続攻撃を仕掛けてくれるさまは、たしかに爽快そのもの。モリニュー氏は戦闘システムについて補足する。

「攻撃をしているとドラムのような音が聞こえてきますが、剣の動きは指揮者の指揮棒のようなもので、攻撃のリズムを音で表しています。正しいリズムで攻撃ボタンを押すと、ドラムの音がどんどん早くなっていくわけです。ブルーボタンを押したままにすると、スペシャルな攻撃を仕掛けてくれるようになります。ブルーボタンの押しかたによって、70の異なる攻撃方法が用意されているのです。ちなみに、Yボタンは銃による攻撃、Bボタンは魔法攻撃に割り振られているわけですが、Bボタンを長く押すことで、魔法のパワーが強くなったりします。違ったタイプの攻撃を連続で仕掛けることで、バリエーション溢れる攻撃が可能になるわけです」(モリニュー)

 戦闘シーンが終わったあとは、デモプレイは町中へ。モリニュー氏が選んでくれた町は“バストン”といって、1作目の『Fable 2(フェイブル2)』にも出てきたところ。たくさんの秘密がある大きな町だ。「町中でのプレイは、我々が“世界のシミュレーション”と呼んでいる部分にあたります」とモリニュー氏。

 

 “世界のシミュレーション”と呼んでいるだけに、『Fable 2(フェイブル2)』での町ではいろいろなことができる。そんな自由度の高い町中でのゲームプレイにおいて、モリニュー氏はノンプレイヤーキャラ(NPC)に対する好感度の上げかたを説明してくれた。各キャラには、“こうすれば気に入ってもらえる”というツボのようなポイントがあるので、そのツボを押さえたコミュニケーションを取れば、相手の好感度を上げられる。そうして好感度を上げていくことで、結婚をして、子どもを産んで……ということが可能になるのだ。もちろん、逆に相手が嫌がることをすれば、嫌われることもあり得る。まさに“世界のシミュレーション”だ。

 前代未聞のスケールの大きさを持つ『Fable 2(フェイブル2)』。欧米における発売日は2008年10月になると今回のE3のタイミングに合わせてアナウンスされたが、「日本での発売日は?」との問いに対しては、「なるべく時間を空けずに出したいです」とのこと。モリニュー氏は今年の10月に開催される東京ゲームショウ2008には来日を予定しており、同氏が実現する壮大な世界観に触れられる日も近い。

▲ちょっと見づらいかもしれないが、画面の中央にあるのがキャラのそのときの感情を示すアイコン。主人公の行動によりキャラの感情も変化する。

▲こちらが、相手に対してどのような方法で表現するかを選択する画面。相手を見極めて対応を決めるのは、実際の人間関係でもいっしょ!?

 

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