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【動画追加】新技術は遅かれ早かれ飽きられる――任天堂のつぎなる一手はあのタイトル
【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】

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●つぎなるアドバンテージは何か?
 

▲ソフト寿命の長期化、1年をとおしてハードの安定した販売、アイデア勝負のソフトの台頭など、「我々が起こしたパラダイムシフトで業界の常識が変わった」と岩田氏。

 任天堂は現地時間2008年7月16日に、E3メディアブリーフィングを実施した。まず岩田聡社長が、Wii、ニンテンドーDSビジネスが業界に引き起こしたパラダイムシフトについて語り、ニンテンドー・オブ・アメリカのレジー・フェザメイ社長がWiiの特徴をより深く楽しめるアクセサリ”Wii MotionPlus”を、同じくニンテンドー・オブ・アメリカのキャミー・ダナウェイ氏(セールスアンドマーケティング部門上級副社長)が『グランド・セフト・オート チャイナタウンウォーズ』などニンテンドーDS独占タイトルを発表。最後に登壇した宮本茂情報開発本部長が『Wii Sports』、『はじめてのWii』、『Wii Fit』に続く革新的なソフト『Wii Music』を披露……と、特段のサプライズはなかったものの、まったくブレのない独自路線を前面に押し出す内容に。トップメーカーとして、とにかく余裕と貫禄を感じるイベントだった。

 

“Nintendo's E3 Media Briefing”


ストリーミング再生
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▲電撃発表された『グランド・セフトオート チャイナタウンウォーズ』。シリーズの自由度などは踏襲しながらも、DSでどのようなゲームデザインになるのか? 来年3月までには販売台数1億台突破が見込まれているモンスターハードならではの独占供給だ。


 「パラダイムシフトの先に何が期待できるのか? たとえ革命的なものを世に出せたとしても、遅かれ早かれ、人は新しい娯楽には飽きてきてしまいます。とくに、そんな変化を他社が同様に表現しようと試みると、その時期も早まります。ゲーム業界にいる我々にとって、足を止めることは危険なことなのです」(岩田)
 

▲レジー・フェザメイ社長が改めて発表したWii MotionPlus。Wiiリモコンの下部に装着するだけでオーケー。


 そこで任天堂が導きだした答えが、”(他社に)さらなるアドバンテージをつけること”。その具現化のひとつが、Wiiリモコンに装着できるアクセサリ”Wii MotionPlus”だ。これはWiiリモコンの動きを、従来よりも細かくダイナミックに察知できるというもので、今回このアクセサリと同時に発表された『Wii Sports Resort』に同梱される予定。


 

▲『Wii Sports』の続編となる『Wii Sports Resort』はWii MotionPlus初の対応タイトルとなる。夏休みのレジャーに似合いそうな競技や遊びが収録されているという。ここからまたWiiの新たな経験が始まる。


 『Wii Sports Resort』を使ったプレイデモではフリスビーでの微妙な手首の傾きが正確かつ即時にゲームに反映されていたほか、水上バイクレースでは、Wiiリモコンを横にしてアクセルに見立てて手首をまわすと、エンジン音をうならせながらバイクがきちんと加速。これまで以上に3D空間での微妙な動きを捉えるようで、「世界のあらゆるジャンルのゲームクリエーターが、Wii MotionPlusを使ってどのようにゲームへの没入感を高めるか、考えをめぐらせています」(レジー)。Wiiリモコンならではの独自進化、と言えそうだ。『Wii Sports Resort』は2009年春発売予定。


▲『Wii Music』でサックスを吹きながら登場した宮本氏。

 

 Wiiならではと言えば、今回のブリーフィングのトリを飾った『Wii Music』(北米では2008年のホリデーシーズン発売予定)だろう。まずこのゲームの最大の特徴は、リズムアクションながら、楽譜などが出てくるタイミングを図るようなゲームではないこと。プレイヤーは自由気ままに、好きなときにアクションすればいいのだ。しかも、点数など評価の概念もない。
 

▲上は宮本氏がギターを弾いている様子。とにかく演奏者になりきることが大切。ドラムはバランスWiiボードでフル装備に。


 「楽譜がよめない人、楽器が弾けない人でも音楽を演奏する楽しみを味わってもらうために作りました。プレイヤーはゲーム画面のガイドを追いかけることなく、楽器に応じた振りをすればWiiがよりよい音程をつけてくれるんです」(宮本)

▲合奏は本当に楽しそう。「ハンドベルのゲーム、音を当てるゲームなども入っています。点数をつけるモードはないが、ミュージックビデオを作ることができます」とは宮本氏。


 間違えることを心配することなく、楽器を弾いているふりをして、自分の好きなタイミングでボタンを押したり、振ったり、叩いたりすればオーケー。ピアノ、サックス、和太鼓など60種類以上の楽器が用意されていて、ドラムはフットペダルとしてバランスWiiボードを併用することができる。デモでは5人による『スーパーマリオ』のオープニング曲の合奏が行われた。皆楽しそうに、言うなれば”エアー楽器”を思い思いに演奏する。プレイすると笑顔がこぼれる、これが任天堂が作り出す音楽ゲームの形だ。他のハードが近寄れない領域にますます突き進む。

 

●ニンテンドーDSも依然好調

▲女性層の獲得はゲームハードとしては偉業と言ってもいい。


 
 ニンテンドーDSに関しては相変わらずの好調ぶりをアピール。レジー・フィザメイ社長は、「ニンテンドーDSの販売台数のピークは2007年だと思われた方もいましたが、そんなことはありません。現在販売されている携帯ゲーム機の3台に2台がニンテンドーDSで占められており、現時点での販売台数は昨年を12パーセント上回る数字を記録しているのです」と力を込める。

 

 それを後押ししているのが、『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』などのヒット作で、昨年の販売本数を29パーセント上回っているという。任天堂では、来年の3月までにニンテンドーDSの普及台数が全世界で1億台を超えると予想している。

 

 発表会では、そんなニンテンドーDSの今後を担うタイトルとして、アクティビジョンの『ギターヒーロー オンツアー』の次回作や、エレクトロニック・アーツの『スポア クリーチャーズ』、ポケモンの『ポケモンレンジャー バトナージ』などが紹介された。そして、全世界で圧倒的な人気を誇るロックスターゲームスの『グランド・セフト・オート』シリーズがついにニンテンドーDSに登場することも明らかに。『グランド・セフト・オート チャイナタウンウォーズ』の発売が正式に発表されたのだ(国内での発売は未定)。


▲マルチプラットフォーム化が進むなか、任天堂ハード独占発売のタイトルが目立ってきた。

 

 メディアブリーフィングでは、「ニンテンドーDSと航空サービスが結びついて、ニンテンドーDSが乗り継ぎなどを指定する」や「野球を観戦中に、ニンテンドーDSで他の試合の模様をチェックできる」といったアイデアも実験中であることが明らかにされている。これらの試みは世界でもっとも普及している携帯ハードならではのこと。ニンテンドーDSは今後もさまざまな広がりを見せ、どこまで”のびしろ”があるのか想像がつかない。

▲シアトル球場では、ニンテンドーDSで名物のイチロー巻きも注文できるという。



※任天堂のE3に関するリリースはこちら

※『Wiiスポーツ』の続編も登場! 任天堂メディアブリーフィングで公開されたタイトルの最新画像を一挙公開

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