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任天堂のつぎの一手は『Wii Music』に”Wii MotionPlus”、他社にアドバンテージ

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●つぎなるアドバンテージは何か?

 

 任天堂は現地時間2008年7月16日に、E3メディアブリーフィングを実施した。まず岩田聡社長が、Wii、ニンテンドーDSビジネスが業界に引き起こしたパラダイムシフトについて語り、ニンテンドー・オブ・アメリカのレジー・フェザメイ社長がWiiの特徴をより深く楽しめるアクセサリ”Wii MotionPlus”を、同じくニンテンドー・オブ・アメリカのキャミー・ダナウェイ氏(セールスアンドマーケティング部門上級副社長)が『グランド・セフト・オート チャイナタウンウォーズ』などニンテンドーDS独占タイトルを発表。最後に登壇した宮本茂情報開発本部長が『Wii Sports』、『はじめてのWii』、『Wii Fit』に続く革新的なソフト『Wii Music』を披露……と、特段のサプライズはなかったものの、まったくブレのない独自路線を前面に押し出す内容に。トップメーカーとして、とにかく余裕と貫禄を感じるイベントだった。

 

 「パラダイムシフトの先に何が期待できるのか? たとえ革命的なものを世に出せたとしても、遅かれ早かれ、人は新しい娯楽には飽きてきてしまいます。とくに、そんな変化を他社が同様に表現しようと試みると、その時期も早まります。ゲーム業界にいる我々にとって、足を止めることは危険なことなのです」(岩田)

 

 そこで任天堂が出した答えが、”(他社に)さらなるアドバンテージをつけること”。新鮮な遊びを創造し続けるパイオニアとして、だ。その具現化のひとつが、Wiiリモコンに装着できるアクセサリ”Wii MotionPlus”。これはWiiリモコンの動きをより細かくダイナミックに察知できるというもので、今回このアクセサリと同時に発表された『Wii Sports Resort』に同梱される予定。

 

 『Wii Sports Resort』を使ったプレイデモではフリスビーでの微妙な手首の傾きが正確かつ即時にゲームに反映されていたほか、水上バイクレースでは、Wiiリモコンを横にしてアクセルに見立てて手首をまわすと、エンジン音をうならせながらバイクがきちんと加速。これまで以上に3D空間での微妙な動きを捉えるようで、「世界のあらゆるジャンルのゲームクリエーターが、Wii MotionPlusを使ってどのようにゲームへの没入感を高めるか、考えをめぐらせています」(レジー)。Wiiリモコンならではの独自進化、と言えそうだ。『Wii Sports Resort』は2009年春発売予定。

 

 Wiiならではと言えば、今回のブリーフィングのトリを飾った『Wii Music』(北米では2008年のホリデーシーズン発売予定)だろう。まずこのゲームの最大の特徴は、リズムアクションながら、楽譜などが出てくるタイミングを図るようなゲームではないこと。プレイヤーは自由気ままに、思ったときアクションすればいいのだ。しかも、点数など評価の概念もない。

 

「楽譜がよめない人、楽器が弾けない人でも音楽を演奏する楽しみを味わってもらうために作りました。プレイヤーはゲーム画面のガイドを追いかけることなく、楽器にあわした振りをすればWiiがよりよい音程をつけてくれるんです」(宮本)

 

 間違えることを心配することなく、楽器を弾いているふりをして、自分の好きなタイミングでボタンを押したり、振ったり、叩いたりすればオーケー。ピアノ、サックス、和太鼓など60種類以上の楽器が用意されていて、ドラムはフットペダルとしてバランスWiiボードを併用することができる。デモでは5人による『スーパーマリオ』のオープニング曲の合奏が行われた。皆楽しそうに、言うなれば”エアー楽器”を思い思いに演奏する。これが任天堂が作り出す音楽ゲームの形だ。

 

▲「ハンドベルのゲーム、音を当てるゲームなども入っています。点数をつけるモードはないが、ミュージックビデオを作ることができます」とは宮本氏。

 

 

▲マリンバ、ホルン、ベース、パーカッションなどで思い思いに動き、合奏を行った。

 

 

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