水嶋ヒロに市川由衣も参加!セガの一大プロジェクト 『ワールド・デストラクション』の発表会が開催
●ゲームにアニメ、コミックのクロスメディア展開が明らかに
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▲ゲームだけでなく、アニメ、コミックとクロスメディア展開される『ワールド・デストラクション』。その全容が明かされ、関係者が一同に集った。 |
セガが2008年5月30日に都内で、『ワールド・デストラクション
プロジェクト』発表会を開催した。これは、先日発表されたばかりのニンテンドーDS向けオリジナルRPG『ワールド・デストラクション』を中心としたプロジェクトで、ゲームのほかに、アニメ、コミックでの展開が明らかにされた。
プロジェクトの全容発表のまえに、セガの取締役で、国内CS事業部長の前田雅尚氏が登壇した。前田氏の挨拶はゲーム市場の分析に始まり、セガが取り組んでいく今後の戦略まで言及。そこでまず第一に、今後は外部のクリエーターと積極的に手を組んでいくとのことを宣言。2008年6月5日に発売されるWii用ソフト『不思議のダンジョン
風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜』はもちろん、プラチナゲームズとガッチリ組んだプロジェクト群、さらに今回の『ワールド・デストラクション』でも、社外のメーカー、クリエーターとタッグを組んでいる。
もうひとつが、現在勢いのある携帯ゲーム機向けに、とくに人気のあるRPGを投入していくとのことで、前田氏は、「2008年度は、ニンテンドーDSとPSP(プレイステーション・ポータブル)向けに複数のRPG作品を出していくつもりです」と明言。その先陣を切るのが、この『ワールド・デストラクション』で、「ヒットするツボがあるとしたら、そのすべてを押しているのではないかと思う」というほど、万全を期して世に出すタイトルだと言い切った。
プロジェクト全体のプロデューサーを務めるのは、セガの下里陽一氏。ゲームとアニメ、コミックでは、世界観やキャラクターは同じながら、独自のストーリーアレンジが加えられる。ちなみに、『ワールド・デストラクション』というメインタイトルは同じで、それぞれ別のサブタイトルがつけられる。ゲームは、『ワールド・デストラクション 〜導かれし意思〜』で、2008年9月18日に発売予定であることが明かされた。アニメは、『ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜』。2008年7月7日から毎週月曜深夜1時30分より、テレビ東京系列で放映予定。コミックは、『ワールド・デストラクション 〜ふたりの天使〜』で、2008年7月26日に発売される電撃「マ)王9月号から連載がスタートする。
下里氏は、それぞれに関わるキーパーソンとともに具体的な内容を紹介していった。ゲーム紹介で登壇したのは、開発を手掛けるイメージエポックの代表取締役社長で、ディレクターの御影良衛氏と、『クロノ・トリガー』などの代表作を持つシナリオ担当の加藤正人氏、同じく『クロノ・トリガー』や『ゼノギアス』などで知られるサウンドの光田康典氏の3人。
下里氏が語るには、『ワールド・デストラクション』という作品には古きよき時代のRPGテイストと新しさが融合されているという。その、”古きよき時代”をもっとも感じさせるのが、グラフィックだろう。ゲーム画面はすべて2Dで、暖かみのあるドットで表現。懐かしさを感じさせるだけではなく、「今回は2ギガビットROMを使わせていただいたので、とにかくよく動きます。イベントシーンは300以上、キャラクターのドットアニメーションもかなり多いです」(御影)という。「いまの時代にどれだけのドット職人を集めたのか、と言われるほど、とにかくたくさんドットを打ちました」というコメントも聞かれ、2Dを好むファンは期待してよさそうだ。
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▲暖かみのあるドットで描かれたグラフィック。さらに、かつてないほど多彩なドットアニメーションが見られるという。 |
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『ワールド・デストラクション』の主人公、キリエは、世界撲滅委員会の一員となって、世界を撲滅するために行動することになる。この異色の世界設定を考えたのが、シナリオ担当の加藤氏。その理由について、加藤氏は以下のように説明した。
「RPGは、主人公が正義の味方、勇者で、悪を倒して世界を救うというストーリーが多いじゃないですか。でもそれって、プレイヤーが自分たちの主義主張で敵対するものを叩き潰しているだけじゃないか。もっと違った形のものを書けないのか、と思っていたんです。かといって、主人公が悪の側に立っても、ネガとポジが反転しただけになってしまう。まったく別の形として、主人公が世界のすべてを破壊してしまう物語を考えました。ただ、そうやって始まった物語がどう転がっていくのか……。楽しみにしていてください」(加藤)
そんな物語を彩るメインテーマを制作したのが光田氏。会場では、聖歌のように荘厳で、耳に残る楽曲を聴くことができた。光田氏は、これをチェコで収録したのだという。「チェコフィル交響楽団は、ヨーロッパの中でも弦楽器の演奏が優れているところなので、ぜひお願いしたいと思っていたんです」(光田)ということだが、打診された下里プロデューサーは、「さすがにチェコと聞いて、悩みました……」。だが、原曲を気に入った下里氏は、さらにいいものができると確信してチェコ行きをオーケー。チェコフィル交響楽団の演奏と、少年少女合唱団の歌声が入り、「イメージどおりに仕上がりました。自分でも気に入っている楽曲になりました」(光田)という。
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▲ゲーム開発の主要メンバーが勢ぞろい。じつは開発が佳境を迎えており、3人ともこの発表会に出席できるかどうか微妙だったのだとか……。 |
アニメ版のパートでは、多田俊介監督が内容を紹介していった。アニメーション制作に携わるのは、プロダクションI.Gに新設された第10課というスタジオだとか。若いスタッフが多く、現在鋭意制作中だ。アニメ版では、ゲームでは合い間のエピソードとなる部分に光を当てる。多田氏は、「主要な6人のキャラクターの魅力を引き出して、彼らを活き活きと動かせたら、と思います」と抱負を語った。コミック版については、電撃「マ)王編集長の豊島秀介氏の一押しで、漫画家のムラオミノル氏にお願いしたという逸話が披露。ゲームやアニメとは違ってスパンが長いため、コミックはじっくり育てていく作品になるそうだ。
発表会には、ゲーム、アニメの声優陣や、コラボレーションするアーティストも登場。まずは、主要キャラクターを演じる声優の宮野真守と坂本真綾、古谷徹がステージに現れ、それぞれ以下のようにコメントした。
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主人公 キリエ・イルニス役 |
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ヒロイン モルテ・アーシェラ役 |
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トッピー・トプラン役 |
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続いて、ゲーム版だけに出演する俳優が明らかに! ナジャ・グレフ役を俳優の水嶋ヒロが、リ・ア=ドラグネール役を女優の市川由衣が演じる。このふたりの起用は、下里プロデューサーがそれぞれが出演したドラマを見ていたことによるもの。水嶋に関しては、声に惹かれてオファーを出したそうで、水嶋自身は「声優って活舌がよかったり、声がいいイメージがあったので、自分でいいのかな、って。気に入っていただけたのならうれしいですけど」と驚いていた。市川は、「ドラマや映画と違って、声だけで演じるのは難しかったですけど、リ・アという役は、ふわふわした天然なのに、たまにズバッと深いセリフを言ったりするので、おもしろかったですね」とコメント。リ・アのキャラクターデザインも気に入ったようで、イメージに合わせた衣装を着用していた。
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▲幼少期を海外で過ごしている水嶋は、「世界に誇れるゲームになってほしい。英語版の収録にもぜひ参加させてください。準備しておきます」と、海外版もやる気満々だった。 |
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▲ふだんからニンテンドーDSで遊んでいるという市川は、「ストーリーがしっかりしているので、続きが気になってついつい遊んじゃうゲームになると思う。私も楽しみにしています」とコメント。 |
最後に紹介されたのが、ゲーム版とアニメ版のオープニングテーマを歌うアーティスト、AAA(トリプルエー)。ゲーム版は、AAAの男性のみがボーカルを務めた『Crash』、アニメ版はALI
PROJECTの宝野アリカが作詞した『ZERO』がオープニングテーマに。AAAを代表して、浦田直也と與真司郎、末吉秀太が来場し、「『Crash』は男らしくてゲームの世界観にピッタリ」、「『ZERO』は僕らにしてはハードな曲になった」と楽曲を紹介した。さらには、「声優にも興味があるのでお願いします」と壇上でアピールしていたが、アニメ版で実現するか?
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▲メンバー全員がゲーム好きで、ニンテンドーDSで対戦を楽しんでいるというAAA。「自分たちの楽曲がゲーム機から聴こえてくるなんていまだに信じられない」と、発売を楽しみにしているそうだ。 |
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