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Xbox 360タイトルの戦略は!? マイクロソフトゲームスタジオのキーパーソンに聞く
Xbox 360 Spring Showcase 2008

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●『ギアーズ オブ ウォー 2』は2008年末のゲーム業界で最大のビッグタイトル!

 北米市場を対象とした、2008年発売予定のマイクロソフトのファーストパーティータイトルをお披露目するイベントXbox 360 Spring Showcase 2008。その会場で、マイクロソフトゲームスタジオ(MGS)のおふたり、コーポレートバイスプレジデントのシェーン・キム氏とゼネラルマネージャのクドウ・ツノダ氏に話を聞く機会があった。シェーン・キム氏はMGSの要としてファーストパーティータイトルを取り仕切る重要人物であり、一方のクドウ・ツノダ氏はMGSに入社したばかりで、『ギアーズ オブ ウォー』シリーズの開発元であるエピックゲームスとの橋渡し役を担当することになっている。

■マイクロソフトゲームスタジオ コーポレートバイスプレジデント シェーン・キム氏
 

▲MGSのトップとして、ファーストパーティータイトルを取り仕切る。


――今回7タイトルが出展されましたが、とくに力を入れているのは?
キム
 もちろんみんなお気に入りのタイトルですが、とくに注目しているのが『ギアーズ オブ ウォー 2』。『ギアーズ オブ ウォー 2』はゲーム業界全体を見渡しても最大のタイトルになると思う。前作での大きな成功を踏まえ、『2』は確実にスケールが大きくなっているという感触があります。あと、『Fable2(フェイブル2)』にも大きな希望と期待を持っていますよ。初代Xboxで出した前作は大いに成功しており、あのピーター・モリニューが4年間打ち込んできたタイトルなので、期待しないわけにはいかない。

――ラインアップを見ると、幅広いユーザー層を意識しているように見えますが……。
キム
 じつは、そのへんはあまり意識していないです。多様なラインアップがあるのはすばらしいことですが、それは我々の最重要課題ではないです。いちばん大切なのは、プラットフォームを成功させるくらいのヒット商品を生み出すこと。いまXbox 360にサードパーティーの強力なサポートがあるのは心強いことで、エレクトロニック・アーツやTHQなどを筆頭にたくさんのタイトルをリリースしてくれています。だからMGSでは、ある意味大きなヒットに結びつくタイトルに焦点を絞れるわけです。

――今回のタイトルは続編モノが多い。これはこれでうれしいですが、ファンとしては新しいブランドを期待している部分もあると思いますが……。
キム
 新しいものもやっているかも……。今日は何も発表しないけど(笑)。新しいアイデアやブランドに投資をするのは非常に大事だが、一方で続編も大切にしたい。ユーザーは人気シリーズに親しんでおり、何よりも続編を期待しているわけですからね。新しいブランドと続編はクルマの両輪のようなものです。

――昨年は、バンジーゲームスタジオの独立やバイオウエアとビザーレクリエイションズの買収など、ファーストパーティータイトルを手がけてきた開発会社の離脱が目立ちましたが、『Mass Effect』や『プロジェクトゴッサムレーシング』シリーズなどへの影響は?
キム
 『プロジェクトゴッサムレーシング』シリーズはマイクロソフトが権利を所有しているタイトルなので、今後も続編は作れます。うちには、『フォルツァモータースポーツ』シリーズを作ったすばらしい開発スタジオもある。『プロジェクトゴッサムレーシング』シリーズについては、何も発表することはありませんが……。一方の『Mass Effect』については、バイオウエアを買収したエレクトロニック・アーツが権利を所有しているので、彼らが展開することになる。マイクロソフトには優秀なスタジオがたくさんあるので問題ないですよ。
 

▲当日は引きもきらず世界各国のプレスの取材に応えていたキム氏。オーストラリアのプレスの「ブルーレイ搭載のハードが出るという噂があるが?」との質問には、「噂や憶測のたぐいにはコメントしないのが常だが、ブルーレイ搭載のハードに関しては、明確に“ノー”だ」とのこと。

 

■マイクロソフトゲームスタジオ ゼネラルマネージャ クドウ・ツノダ氏

▲EAシカゴなどを経て現職へ。MGSでは『ギアーズ オブ ウォー 2』を担当する。ちなみにお名前から想像されるような日系人ではなくて、バリバリのアメリカ人。


――これまでにどのような仕事を?
ツノダ
 ゲームビジネスのキャリアをスタートさせたのは、ユーザーサポートの一環としての、ゲームプレイの問い合わせ電話のオペレーターとしてなんだ。その後しばらくして、ゲームデザインに関わるようになった。これまでに手掛けたゲームは、『Army Men Air Attack』や『ファイトナイト』シリーズなど。エレクトロニック・アーツでは、EAシカゴのゼネラルマネージャ兼エクゼクティブプロデューサーを担当していたんだ。いまは、『ギアーズ オブ ウォー 2』を担当しているよ。

――『ギアーズ オブ ウォー 2』では、エピックゲームスとの橋渡し役を?
ツノダ
 橋渡し役というよりは、サポート役だね。『ギアーズ オブ ウォー 2』に関しては、クリエイティブディレクターのクリフ(ブレジンスキ)がどんなゲームにしたいのか、しっかりとしたビジョンを持っているので、マイクロソフトサイドからは、彼をできる限りサポートし、彼がやりたいことをもれなくゲームの中に取り入れられるようにしてあげたいと思っている。MGSサイドには、すぐれたリソースがたくさんあり、これを開発者に提供すれば、彼らはこれをうまく使って自分たちがやりたいことをゲームに取り入れられると思うんだ。よく開発者から聞く不満は、商品になったときに「なぜこの要素がカットされてしまったのか?」とか、「なぜこの要素を入れられなかったのか?」ということ。MGSのスタンスとしてあるのは、やりたいことのすべてが最終的に商品の中に入ること。僕たちは、クリフのようなすぐれたクリエーターをサポートし、彼らの仕事をやりやすいようにしたいと思っている。そうすることで、『ギアーズ オブ ウォー 2』がベストな作品になるように努力しているんだ。

――日本のゲームの感触は?
ツノダ
 日本の開発会社から出てくるゲームは、欧米で作られたものとはテイストが違うので、刺激を受ける部分が多い。つねに新しいことがゲームに導入されているし、クールで画期的なゲームが日本のゲーム業界からたくさん出ている。日本のゲームを遊ぶのは大きな刺激になるよ。クリエイティブな人間として、欧米以外にいろいろな国でどんなことが行われているか、あるいはどのようにゲームが作られているのかを知りたいと思っている。それはMGSでのゲーム作りにも大いに参考になるんじゃないかな。

※Xbox.comはこちら

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