ついに発表!『グランツーリスモ』公認の新ステアリングコントローラー【開発者インタビュー追加】
●ポリフォニー・デジタルも設計に協力した新製品
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▲ロジクールが池袋にあるトヨタ オートサロン アムラックス東京で新製品”Logicool Driving Force GT”を発表。 |
マウスやキーボードなど、さまざまなデジタル製品の周辺機器を手掛けるロジクールが、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンの人気ドライビングシミュレーションゲーム『グランツーリスモ』のオフィシャル ステアリングコントローラー”Logicool Driving Force GT”を、2008年6月12日に発売することを明らかにした。価格は17800円[税込]。
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▲こちらがLogicool Driving Force GT。プレイステーション3及びプレイステーション2に対応している。 |
この発表会が2008年4月30日、都内で開催。この製品の担当であるロジクールのルーベン・ムカジー氏が登壇し、Logicool
Driving Force GTの特徴が語られた。
「レーシングドライバーは、ラップタイムを縮めるために”トラクションコントロール”や”ブレーキバイアス”、”4WDトルク配分”といったパラメーターを、走行中に状況に合わせて調整します。そのチューニングをひとつのダイアルで再現できます」(ムカジー)という、”リアルタイムアジャスメントダイヤル”の搭載が新モデルの魅力。ステアリングの中央にある赤いダイヤルを回すことで、すばやい制御が可能となる。
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▲ロジクール代表取締役社長のケン・オーバーマン氏。「ロジクールは毎年エキサイティングな新製品を発表しておりますが、今日披露するLogicool Driving Force GTは、我が社のキーとなる製品です」と挨拶。 |
▲Logicool Driving Force GTの魅力を余すことなく語ったルーベン・ムカジー氏。 |
もうひとつの特徴として挙げられたのが”新フォースフィードバック機能”。これは”クルマがいまどのような状態でコースを走っているのか?”という走行状況や壁にぶつかったときの衝撃など、さまざまな情報を振動などでユーザーに伝える機能で、アンダーステア、オーバーステアなどもかなりの精度で再現されるという。ほかにもステアリングがハンドルの平均的なサイズとされる11インチになった点、握った感触のよさを追求した厳選されたホリール素材を使用している点、耐久性の向上など、デザインの進化についても触れられた。
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▲ロジクールとポリフォニー・デジタルのコラボレーションで、過去にも『グランツーリスモ』オフィシャル ステアリングコントローラーが発売されたことを説明するムカジー氏。 |
ムカジー氏は、「この製品に携わる多くの人間が皆レーシングファンであり、熱心になって開発しました。我々はLogicool Driving Force GTで『グランツーリスモ』の新基準を設定します」と誇らしげに語り、説明を終えた。
『グランツーリスモ』シリーズの開発を手掛けるポリフォニー・デジタルも、Logicool Driving Force GTの開発に協力していることから、当日はポリフォニー・デジタル代表取締役社長の山内一典氏がビデオで出演。実際にLogicool Driving Force GTを使って『グランツーリスモ5プロローグ』をプレイしながら、「『グランツーリスモ』を作ろうと思ったとき、ゲーム内容にリアルを求めるだけじゃなく、ホイールにもリアルさを追求したいと思っていました」(山内)と、開発期間2年を費やしたLogicool Driving Force GTに自信を見せた。
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▲『グランツーリスモ』シリーズの生みの親であり、ポリフォニー・デジタルの代表取締役社長でもある山内一典氏がビデオでLogicool Driving Force GTの魅力を解説。 |
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▲ステージ上でLogicool Driving Force GTを使って『グランツーリスモ5プロローグ』をプレイするデモンストレーションも行われた。 |
●製品担当のムカジー氏がLogicool Driving Force GTを語る
2008年4月30日の発表会でその全貌が明らかになった、ロジクールの『グランツーリスモ』オフィシャルステアリングコントローラー”Logicool Driving Force GT”。同製品の開発を担当するロジクールのルーベン・ムカジー氏が、ファミ通.comのインタビューに応じてくれた。
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▲Logicool Driving Force GTを開発したムカジー氏とのコンタクトに成功! |
----Logicool Driving Force GTの開発に2年間を費やしたそうですが、その期間を振り返ってみて長かったですか? それともあっというまでしたか?
ムカジー 非常に長い2年間でしたね。我々と『グランツーリスモ』とのコラボレーションが始まったのが2001年のことです。当時、とにかく「自分が作るゲームをもっともっと拡張してくれるホイールを探していた」というポリフォニー・デジタルの山内(一典)さんが我々の製品を見て、その技術を評価してくれました。そこから自然の成り行きでパートナーシップを結ぶようになり、『グランツーリスモ』向けのコントローラーを開発してきました。2001年に第1弾としてGTフォースを発売しましたが、これはあくまでPCベースのフォースフィードバックのシステムを採用していたんです。その後、我々はポリフォニー・デジタルといっしょにSDK(ソフト・デベロッパー・キット)を作りまして、最終的にはポリフォニー・デジタルの作るゲームをベースにしたフォースフィードバックのシステムを使うようになりました。そして『グランツーリスモ4』あたりから、我々は『グランツーリスモ』の開発の初期の段階から関わるようになった。そこからフォースフィードバック機能をより強いものにしようという提案が生まれ、900度回転できるホイールを実現させることができました。『グランツーリスモ4』が発売されたあと、我々は山内さんやエンジニアとまったく白紙の状態から、次回作にはどういった要素を組み込むべきか議論を重ねましたね。
----その中で生まれた要素がLogicool Driving Force GTに活かされていると。
ムカジー そうです。リアルタイムアジャスメントダイヤルのようなすばらしいアイデアが、そのひとつですね。今回は採用しませんでしたが、”フォースフィードバックペダル”というクレイジーなアイデアもありました(笑)。将来的にはそういう要素も取り入れていければなとは思っています。
----『グランツーリスモ』がプレイステーション3で出ることを前提に開発した製品なんですか?
ムカジー 『グランツーリスモ4』が出たときに、当然つぎの『グランツーリスモ』がプレイステーション3で出てくるだろうなとは思っていましたので、そのときから次世代のステアリングホイールを作る作業を開始しました。いろいろなアイデアを出し合い、その中から実際に採用できるもの選別していった。山内さん自身、Logicool Driving Force GTやこれまでのステアリングホイールを「私のホイール」と言っていますが、それはこの製品にポリフォニー・デジタルが深く関わっているからなんです。製品のデザインについても、通常なら工業デザインを専門にしている会社にお願いするところですが、ポリフォニー・デジタルにお願いしているんです。
----Logicool Driving Force GTいちばんのウリは、やはりリアルタイムアジャスメントダイヤル?
ムカジー 画期的な機能のひとつであることは間違いありません。ただ、私自身もレースをするくらいの熱狂的なレースファンでして、個人的には新しくなったフォースフィードバック機能がいちばん気に入っている要素です。私たちが作ったプロトタイプのコントローラーをポリフォニー・デジタルに持っていって、実際に『グランツーリスモ』を作っている開発陣がそれを使ってあらゆる角度からテストする。ゲーム開発サイドから「もうちょっとフォースフィードバック機能を調整してほしい」という意見があれば、さらに開発を重ねていく。その結果、ハンドルを握ることで走行中の情報が手に伝わってくるという、本当にクルマを運転しているようなリアルな操作感を、Logicool Driving Force GTで再現させることができたのです。
----製品開発にあたって、プロドライバーにテストしてもらったりはしたんですか?
ムカジー 山内さんのチームにも我々のチームにも、趣味でカーレースをしている人間が多くいます。だから、とくにプロドライバーを呼んでテストしてもらったということもなく、それなりのカーレース経験を持った開発陣によってテストを重ねていきました。
----今回のLogicool Driving Force GTは満足できる製品になりましたか?
ムカジー 我々は開発者ですので、決して満足してはいけないと思っています。それはゲームを作っている山内さんもおなじ気持ちでいると思います。すでに今後開発するホイールについて、いいアイデアも出ています。
----『グランツーリスモ』のつぎなるプロジェクトはもう立ち上がっているんでしょうか?
ムカジー 『グランツーリスモ』については我々がコメントするわけにはいきません(笑)。ただ、間違いなく我々もポリフォニー・デジタルも、クルマファンのために今後も新しい製品をお届けしますよ!
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▲出来上がったばかりのLogicool Driving Force GTを握るムカジー氏。「これを使ってプレイをしたほうが、タイムアタックの記録がよくなるよ!」と自信のコメント。 |
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