『ひぐらしのなく頃に』最新作のサプライズ発表も! アルケ祭2008
●サプライズ連発のステージと、大興奮のライブを余すところなくお届け!
2008年4月12日、東京の新木場にある”STUDIO
COAST”で、アルケミストが主催する毎年恒例のファン感謝祭”アルケ祭2008”が開催された。2007年2月に発売した『ひぐらしのなく頃に祭』が現在までに20万本以上のヒットを記録し、そのニンテンドーDS版に当たる『ひぐらしのなく頃に絆』(全4作発売予定で、『第一巻・祟(たたり)』は2008年6月26日発売予定)も発表と同時に各種メディアで大きく取り上げられるなど、いまノリに乗っているアルケミスト。その勢いを象徴するように、今年は開催4回目にして過去最高となる1300人以上のファンが訪れる盛況ぶりを見せた。
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▲会場内では、イベント限定のグッズも販売。 |
新作タイトルを紹介するステージイベントと、豪華アーティストが登場するライブステージの2部構成で実施された”アルケ祭
2008”。2005年開催時の『ひぐらしのなく頃に』のプレイステーション2移植決定発表や、前回開催時のエイプリルフールネタとして紹介されていたWebマガジン”少年アルケミスト”の実現など、イベントには毎年何かしらのサプライズが用意されているが、今年もユーザーの期待をいい意味で裏切る驚きの発表が行われた。サプライズの中身も含め、各ステージイベントおよびライブの模様をお届けする。
●アルケミストの最新技術”糸電話”も登場した『ARIA』ステージ
”アルケ祭 2008”の先陣を切ってステージに登場したのは、2008年6月26日発売予定のプレイステーション2用ソフト『ARIA The ORIGINATION 〜蒼い惑星のエルシエロ〜』に出演している、斎藤千和(藍華役)、葉月絵理乃(水無灯里役)、広橋涼(アリス役)、花澤香菜(アニエス・デュマ役)と、プロデューサーの中川滋氏。本作はアニメやコミックで展開された『ARIA』を題材にしたアドベンチャーゲームの第2弾。舞台は前作と同じく水の惑星”アクア”にある観光都市ネオ・ヴェネツィアだが、各種設定が微妙に異なるパラレルワールドという仕掛けになっている。加えて、季節が夏から冬に移り変わっており、中川氏曰く「みんなで温泉旅行に出かけるなど冬ならではのイベント」も用意されているとのことだ。花澤演じる主人公のアニエス・デュマは完全新規のオリジナルキャラクター。このアニエスが”ウンディーネ(水先案内人)”を目指してネオ・ヴェネツィアを訪れ、ARIAカンパニーの面々と出会うところから物語は始まる。
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▲中川”ぷいにゅう”滋として登場した、プロデューサの中川氏。 |
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▲ゲームの出演者4名も登場。左から、花澤香菜、葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼。 |
ステージ上では、この新主人公を演じる花澤に、より深く『ARIA』のことを知ってもらうべく”ARIA検定”と題したクイズ大会が実施された。しかし、当の花澤は先輩声優や大勢の来場者をまえに緊張してクイズどころではない様子。そこで特別に”フィフティ・フィフティ”、”オーディエンス”、”テレフォン”というどこかで聞いたことがある4つのライフラインを用意。○×問題ではフィフティ・フィフティ、『ARIA』の内容に関して問われればオーディエンスと、ライフラインを活用して順調に問題を解いていく花澤。そして、最終問題でテレフォンを使用するとステージ上にはアルケミストの最新技術”糸電話”が登場し、会場は大爆笑。糸電話を通して伝えられる広橋のとぼけたヒントに翻弄されつつも何とか正しい答えを導き出し、新主人公に相応しい全問正解という結果でクイズ大会を終えた。
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▲アルケミストの最新技術を駆使して、見事検定に合格! |
●新作『恋する乙女と守護の楯(仮題)』ステージには、偽・釘宮理恵が登場
今回のサプライズ第1弾は、PC用ソフト『恋する乙女と守護の楯(仮題)』の移植決定発表(スクリーンショットなどはこちらの記事を参照)。ゲームの内容は警備会社に所属する主人公が、全寮制の女子高を舞台にあらゆるテロから女の子たちを守っていくというもの。潜入先は男子禁制の女子高、ということで男性の主人公は女装して潜入・護衛をすることになるのだが、公開された主人公の女装姿はどう見ても完璧な女性。しかもかなりカワイイということで来場者は妙な盛り上がりを見せる。続けて、ボイスを人気声優の釘宮理恵が演じることが発表されると会場のあちこちから雄叫にも似た歓喜の声が飛び出した。
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▲左が本来の主人公。女装して”山田妙子”となったその姿は完全に女性そのもの。来場者は当然、声を演じる釘宮理恵の登場を期待するが……。 |
会場のボルテージが最高潮に達したところで、ステージ上には友永朱音(春日崎雪乃役)、櫻井浩美(椿原蓮役)、力丸乃りこ(真田設子役)ら護衛される女の子たちを演じる声優たちが登場。そして最後に「こんにちは、釘宮理恵です!」と……釘宮演じる主人公の上司、課長役の矢尾一樹が登場。周囲の期待を予想外の方向に裏切って登場した超大物声優に来場者からは盛大な拍手が贈られ、矢尾も「今年から芸名を変えました、”新生”釘宮理恵です! 理恵って呼んで!」とノリノリのリアクション。自分のキャラクターである課長を紹介する際も「主人公はこんな風にもなれる(笑)。釘宮理恵はなんにでもなれるんです!」とオネエキャラをつらぬき、会場の笑いを誘っていた。
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▲声優界の大御所、矢尾一樹(いちばん右)が来場者の期待を斜め上に裏切って登場し、絶品のオネエキャラを披露した。 |
●ラジオ番組『せいやん・YURIAの美少女ゲームは嫌い』が特別出張
矢尾のオネエキャラが炸裂した『恋楯』のステージに続いて登場したのは、ラジオ大阪とラジオ日本で放送中のラジオ番組『せいやん・YURIAの美少女ゲームは嫌い』でパーソナリティーを務める、せいやんとYURIAのふたり。ラジオの公開収録にも似た雰囲気の中、”アルケ祭
2008”の協賛メーカーである角川書店のプレイステーション2用ソフト『スカーレット〜日常の境界線〜』(2008年夏発売予定)を紹介した。ねこねこソフトが2年まえにPC用ソフトとして発売した同名タイトルの移植版となる本作は、ハードボイルド要素の強いアドベンチャーゲーム。プレイステーション2での発売に際しては、新たなシーンが加えられたほか、家庭用オリジナルキャラクターとして”三条百合子”が追加されている。
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▲美少女ゲームの情報を中心にお届けするラジオ番組が、アルケ祭 2008の会場に特別出張。異常なテンションだったひとつまえのステージから一転、全体的に落ち着いた雰囲の中『スカーレット〜日常の境界線〜』の情報が紹介された。 |
ゲームのプロモーションムービー上映後、この新キャラ三条百合子を演じる水橋かおりと、葉山美月役のやなせなつみ、ニネット役の友永朱音がゲストとして登場。水橋は三条百合子の、大人の男が好きな10歳の小学生、というキャラ設定について「私も同じくらいの年齢のときに時代劇ばかり見ていたので、わかるところもありますよ(笑)」とコメント。また、同キャラを演じる際に「めっちゃくちゃ幼い感じでやった」ところ、スタッフから「一応お嬢様なんで……」と突っ込まれてしまったなどの収録秘話も披露した。
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▲左からやなせなつみ、友永朱音、水橋かおり。それぞれのキャラクター紹介などを行った。 |
●『Sugar+Spice!』ステージで梶原プロデューサーの危ないネタ再び
前回開催時に『ひぐらしのなく頃に』の便乗ネタを始め、業界のタブーに触れるステージイベントを展開した梶原諭プロデューサー。このアルケミスト一の危険人物が今年も新たなタブーネタを携えてアルケ祭に戻ってきた。ステージでは最初にPC用恋愛アドベンチャーゲーム『Sugar+Spice!』が、2008年夏にプレイステーション2で発売されるという新情報が発表に(スクリーンショットなどはこちらの記事を参照)。サプライズ第2弾に会場は大いに盛り上がったが、続いてプロデューサーを務めるのが梶原氏であることが明らかになると、今度は別の意味で来場者のテンションがアップ。
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▲要注意人物、梶原プロデューサーの登場に来場者の期待は否が応にも高まる。 |
「今年はちゃんとしたものを用意しています。今年の僕は違います」と、前回開催時の悪行を反省しながら登場した梶原氏だが、もちろんこの態度は表面だけのもの。出演声優へのインタビュー、とは名ばかりの隠し撮り風映像上映や、”ニコニコ動画”のパロディー、某人気アニメの便乗ネタなど、今年も来場者の期待に応える(?)ネタをつぎつぎと披露。最後にビデオレターで登場した倉田まりやから「さきほどの盗撮風映像は頭の中から消してください」と突っ込まれるオチまで用意されており、サプライズ発表はもちろん、さらに危険度を増した各種ネタの内容も印象に残るステージとなった。
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▲最後はちゃっかりと、本当のインタビュー映像と、ゲームのプロモーションムービーを上映。 |
●ステージイベントのトリは『ひぐらしのなく頃に』
ステージイベントのトリを飾ったタイトルは、アルケミストの看板タイトルである『ひぐらしのなく頃に』シリーズ。まず最初にプロデューサーの中川氏が、恒例(?)のコスプレ姿で登場し、シリーズ最新作『ひぐらしのなく頃に 絆』の概要を説明した。
本作はプレイステーション2用ソフト『ひぐらしのなく頃に祭』をベースに制作されており、『第一巻・祟(たたり)』を皮切りに全4巻構成で展開される予定となっている。各巻にはそれぞれ新シナリオが追加され、現在明らかになっているのは第1巻に収録される”染伝し(そめうつし)編”のみ。月刊マンガ誌、コンプエースで連載されていた外伝的ストーリー”鬼曝し(おにさらし)編”を原案にしたシナリオで、新キャラクターも複数登場する。中川氏によれば、新キャラクターのひとり”南井巴”が重要な役を担うとのことだが、具体的な内容については堅く口を閉ざしたままだった。また、2巻以降の新シナリオについては「まだ何も言えないんですが、1巻が出たころに何か言えたらなと思います」(中川)とのことだ。
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▲これらの新キャラクターが重要な鍵を握る!? 各巻には新シナリオのほかに新主題歌も用意される。また、新シナリオはすべてフルボイスになっているとのことだ。 |
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▲ソフト単品と同時に発売される限定版には”薗崎家の缶詰”や、”カレー消しゴム”などゲームに関連したグッズが全部で10個同梱される。 |
ゲーム内容の紹介が終わったところで、ステージには田村ゆかり(古手梨花役)、中原麻衣(竜宮レナ役)、水橋かおり(公由夏美)が登場。人気声優の共演に会場はこの日いちばんの盛り上がりとなった。中川氏も交えて行われたトークショーでは、『第一巻・祟(たたり)』の台本の厚さが尋常なかったことや、いちばん悲しかったエピソードについてなどの制作秘話を展開。3人はとくに台本の厚さが印象に残ったようで、それぞれ「我が家に1年分くらいの裏紙が増えました(笑)」(田村)、「心が折れる感じでした……」(中原)、「思っていた以上にセリフが多くて、最後のほうは吐きそうになっちゃって(笑)」(水橋)などの苦労話を吐露。出演者からの思わぬ口撃に中川氏はタジタジで「いや、そういう役だったので……」と返すのが精一杯の様子だった。
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▲トークショーでは、各出演者から制作中のエピソードなどが明かされた。 |
ステージも終わりに近づいたところで、この日最後にして最大のサプライズが発表された。田村からの「肝心なことを喋ってないですよね?」という問いかけを受けて、中川氏が披露したのはPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ひぐらしデイブレイク
ポータブル』の発売決定という驚きの情報(スクリーンショットなどはこちらの記事を参照)。同作は”黄昏フロンティア”が制作したPC向けゲームの移植作で、アルケミストのPSP参入第1弾タイトルでもある。上映されたプロモーションムービーでは、3Dキャラにデフォルメされた”前原圭一”と竜宮レナが激しい攻防戦をくり広げる様子が描かれていた。最大4人まで同時対戦が可能とのことだが、そのほかの細かいシステム面については残念ながら明らかにされず。発売時期は2008年内の予定となっている。
●志倉氏の生ギターも披露された、豪華出演陣によるライブステージ
アルケ祭の最後は、恒例のライブステージで締め。出演者は彩音、Kicco、花澤香菜、諫山実生、桃井はるこ、いとうかなこの6名。イベント開始からすでに3時間以上経っているにも関わらず、来場者のボルテージは1曲目『嘆きノ森』から最高潮に。アンコールではアルケミスト作品の楽曲を数多く手掛ける、志倉千代丸氏の生ギターも披露され、約1時間30分にわたるライブステージは大盛況のままに幕を閉じた。
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1.『嘆きノ森』 |
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2.『graceful
way』 |
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3.『Il
Cielo』 |
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4.『月のワルツ』 |
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6.『R・G・B・・・』 |
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8.『escape』 |
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アンコール.『コンプレックス・イマージュ』 |
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