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「全国のSakura Cafeファンの皆様に敬礼!」で涙のお別れ

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●「私は『サクラ大戦』から幸せをたくさんいただきました」(横山)

 

▲太正浪漫堂&Sakura Cafeの閉店イベントに、桜のあしらわれた和装で出演した横山智佐。


 『サクラ大戦』の専門ショップ、”太正浪漫堂&Sakura Cafe”が2008年3月30日に閉店。2008年2月から断続的に行われてきた閉店イベントのファイナルが2008年3月28日に開催され、締めにふさわしく、真宮寺さくら役の横山智佐がトークショウを行った。

 

 イベントの定員は先着150人。その座を狙って、毎回激戦がくり広げられていたのだが、この日はラストとあって夜中から並ぶ人もいた。横山は登場するや開口いちばんに、「暗いうちから並んでくれたみたいで、本当にありがとう。心からお礼申し上げます。短い時間ですが、楽しみましょう」と挨拶。最近の『サクラ大戦』のイベントなどについて、エピソードを披露していった。

 

 2007年5月に行われた帝都、巴里、紐育合同の武道館ライブについては、「ステージがどう見えているのか客席を回ってみたんですが、武道館は本当に広くてビックリしました」とコメント。本番10日ほどまえに、しっとりした曲ばかりのラインアップになってしまったからという理由で、急遽『お祭りダンス』を歌うことになったという裏話も明かした。話の締めくくりには、「まあ、私の気持ちはすでに大帝国東京ドームに飛んでますけどね」と冗談めかし、これを支持する大きな拍手がファンから贈られた。最近は舞台の仕事を精力的にこなしている横山らしく、「ショウは、見るよりも出るほうが楽しいなあ」とも。「なので、2008年8月に予定されている紐育のショウにサプライズゲストとして出られたらいいなあ、なんて。思っているだけですけど」と、ファンを期待させる発言も飛び出した。

 

▲トークショウの合い間には、自前の電子ピアノを持ち込んで『さくら』の弾き語りライブが行われた。横山はこのイベント直前まで舞台で忙しく、なかなか練習ができなかったそうで、詰まってしまう場面も……。だが、ファンもいっしょにハプニングを楽しんでいたようで、最後は横山も「おそまつさまでした」とニッコリ。


 Sakura Cafeの思い出は、「人生初」(横山)だったというオープン時のテープカット。やりかたを教わり、緊張しながら臨んだそうだ。浪漫堂の商品も愛用していたようで、お気に入りグッズはひとり土鍋だとか。「あんな物を買うと女としておしまいだな、と思いつつ、すごく快適に使っています」とのこと。土鍋部分が割れてしまって、もうひとつ新調したので、茶碗になるふたの部分がふたつと土鍋のセットになっているそうだ。「もう今後は新しいグッズを買えなくなると思うと、とっても残念です」とさびしそうに語った。

 

 イベントの最後には、ファンへのスペシャルプレゼントとして『さくら咲いた』の生ライブが行われた。この曲は、2007年夏に行われた最後の歌謡ショウの感動的な場面で使われ、横山にとっても思い出深い曲だそう。それまでは軽快なトークで客席を沸かせていた横山だったが、「最後に皆さんの前で歌うのは、やっぱりこれしかないな、と思って選びました」としんみり。歌いながら感極まったようで、途中涙で声を詰まらせていた。

 

 歌い終えると、「はあ、泣いた泣いた……」とポツリ。「私ね、歌謡ショウファイナル千秋楽の舞台上でも泣かなくて。なんで泣かないんだ、って皆さんに言われたんですけど、悲しくないのに泣けません、って(笑)。お別れは悲しかったんですけど、歌謡ショウは使命感のほうが先に立って、泣く余裕もなかったんですよね」と、当時の気持ちを明かした。だが、千秋楽を終えたあと舞台袖から楽屋に戻る途中に、舞台セットのアーチのミニバージョンをスタッフが自分たちのために作ってくれていたことに感激して、「おいおいわんわん泣きました」とか。続けて、先日引退を表明した桑田真澄選手の言葉を引用しながら、以下のように語った。

 

 「私の大好きな桑田選手が、野球から幸せをいっぱいもらった、と言っていましたけど……私も、『サクラ大戦』から幸せをたくさんいただきました。この幸せは、作品やキャラクターとの出会いというのもあるんですけど、こうして皆さんと出会えたことがとっても大きかったです。Sakura Cafeとはサヨナラになってしまうけれど、私の心の中で満開の桜のように、思い出として残ってくれると思います。何事も最後というのは悲しいですけど、思い出は永遠。それだけ密度の濃い時間を過ごせましたし、『サクラ大戦』と出会えたことが何よりも宝物です。Sakura Cafeはなくなってしまうけれど、また『サクラ大戦』の歌を歌わせていただく機会もあるかと思います。そのときまで私も諸々努力して、また観に行きたい、と皆さんに思ってもらえるようにしたい。この場をお借りしまして、Sakura Cafeと、『サクラ大戦』と、お客様に……本当にありがとうございました」(横山)

 

 ときどき声を詰まらせながら、ファンへの正直な思いを吐露した横山。「歌謡ショウでは真宮寺さくらを演じているので、なかなか自分の言葉でお話することができなかったんですけど、今日はこの空間に甘えさせていただいて、自分の本当の気持ちを話すことができてうれしいです」とスッキリした表情も見せていた。

 

 いちど退場したあと、おなじみの『ゲキテイ』が流れる中、鳴り止まぬ拍手に答えてふたたび姿を見せた横山は、「この曲がかかったら、最後はアレをやらなければSakura Cafe閉店イベントも終われないですよね?」。アレとはもちろん、歌謡ショウの最後にやる恒例の敬礼のこと。「これをやると本当に最後になってしまうみたいで嫌だけど、でもまたどこかでやりましょう」と自分に言い聞かせるようにして、ファンといっしょにSakura Cafe閉店イベントを締めくくった。

 

 「全国のSakura Cafeファンの皆様に、敬礼!」(横山)

▲『さくら咲いた』を歌いながら、感極まって泣き出してしまった横山。客席のあちこちからも、忍び泣く声が聞こえた。


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