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Xbox LIVEのサービス開始から5年間の足跡を辿る……今年はゲームを投稿する年へ
OGC 2008

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●今年の冬にはXbox LIVEを通してソフトを個人配信する仕組みも実装

 マイクロソフト ホーム&エンターテイメント事業本部XNAグループ 部長の田代昭博氏による講演“Xbox LIVE 5thサービスの変遷と進化”は、今年でサービスインから5周年を迎えるXbox LIVEの歴史を振り返るという内容。

▲「5年まえを考えると、いまの状況は想像できなかった」と当時を振り返るマイクロソフトの田代氏。オンラインの進歩は想像以上のものがあるようだ。

 5年まえの2003年に、初代XboxでXbox LIVEがスタートしたときは、ブロードバンド回線に特化したサービスだったことはご存じのとおりだが、「当時ナローバンドを切り捨てることに対するネガティブな意見もありましたが、マイクロソフトでは技術のイノベーション(革新)を起こすべく、あえてブロードバンドの道を取りました。結果としてブロードバンドがあたりまえの時代になり、5年まえに選んだ道が間違っていなかったことが明らかになりました」と田代氏は感慨深げに回想する。当初はゲームのマルチプレイなどにフォーカスしていたXbox LIVEによるオンラインサービスも、5年の間に徐々にサービスを充実させていき、ボイスチャットやビデオチャット、メッセージのやりとりまでもが可能になる。それに連れ、全世界におけるXbox LIVEの会員数も右肩上がりに増加。2003年には75万人だったXbox LIVE会員は、2004年は100万人、2005年は200万人、2006年は400万人、2007年は700万人、そして2007末には1000万人にも達する勢いだという。

 そして、5年の歳月を経て、マイクロソフトはXbox LIVEのサービスをWindowsにも拡大。Xbox LIVEのサービスをPCでも受けられるようにするGames for Windows LIVEをスタートした。「PCをひとつのプラットフォームとして立ち上げたのがGames for Windows LIVEです。Windowsを搭載したPCは全世界で11億台普及しており、Windows Vistaは全世界で1億本以上がライセンスされているのです」と田代氏は語る。それだけXbox LIVEの潜在的なユーザー層は存在するというわけだ。もちろん、マイクロソフトではXbox 360とWindowsでのクロスプラットフォーム対戦にも熱心で、今年カプコンから発売される『ロスト プラネット コロニーズ』は、Xbox 360版とWindows Vista版のユーザーとがいっしょにオンラインで対戦することを可能にしているという。

 

▲この5年間で、サービスの拡充につれ、会員数も増加していった。

▲具体的な数字として、Xbox LIVE マーケットプレースのダウンロードコンテンツが4億にも達することを紹介。ちなみに、『Halo 3(ヘイロー 3)』では全世界のユーザーが2億4300万時間(27500日!)をオンラインプレイに費やしているとか……。


 進化を続けるサービスXbox LIVEの新機能として、最後に田代氏が紹介したのが“Xbox LIVE Community Games”だ。先ごろサンフランシスコで行なわれたGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2008で発表されたばかりの“Xbox LIVE Community Games”は、マイクロソフトが無償で提供する開発環境XNA Game Studio 2.0で作ったソフトをXbox LIVEに投稿。コミュニティー内での審査を経て、Xbox LIVEで配信するというサービスだ(Xbox LIVEへの投稿および審査をするには、有料の“XNAクリエイターズクラブ”に加入している必要がある)。「従来不可能だとされていた、個人配信がXbox LIVEをとおして全世界で可能になります」と田代氏も胸を張る。“Xbox LIVE Community Games”はこの春にもβテストが開始され、今年の冬には正式サービスが開始される予定だ。そして最後に田代氏は、今後の来るべきXbox LIVEのありようを述べて講演を終えた。

 「いままでXbox LIVEでは遊ぶことやサービスを受けることを楽しんでいましたが、これからはゲームを作る楽しさや評価をする楽しさ、そしてコミュニティーを自分たちで作っていく楽しさなどを加えることで、新しいエンターテインメントとして提供できるのではないかと思っています。マイクロソフト創設時は開発ツールの提供から始まった会社ですが、(Xbox LIVEサービスは)プラットフォームの楽しさをソフトウェアで解決する手段を導き出した、ひとつの姿だと思っています。そのサービスの形は、時代の楽しみかたに対して進化させて続けていきます。それを怠ることなく続けていきます」(田代)

▲“Xbox LIVE Community Games”の評価画面も紹介。ベータテストがこの春にも始まる。

 

▲質疑応答では“Xbox LIVE Community Games”への質問が多く、関心の高さをうかがわせた。現時点ではXNAクリエイターズクラブに加入していれば、それ以上お金を払う必要はないとのことだが、詳細は「夏までには明らかになるのでは」とのこと。

 

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