太正浪漫堂&Sakura Cafeが閉店……それでも『サクラ大戦』は終わらない
●広井王子氏らがトークイベントを実施
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▲『サクラ大戦』専門ショップ、太正浪漫堂&Sakura Cafeの閉店イベントとして、広井王子プロデューサー(中央)、親方役の中嶋聡彦(右)、ベロムーチョ武田役のべろ武田(左)の3人がトークショウを実施。 |
『サクラ大戦』の専門ショップとしてファンに親しまれてきた”太正浪漫堂&Sakura
Cafe”が、2008年3月30日をもって営業を終了する。2008年2月〜3月にかけて閉店イベントが行われており、2008年3月9日は『サクラ大戦』のプロデューサー、広井王子氏によるトークイベントが実施された。
広井氏は、歌謡ショウで恒例の前説を務める掃除人の格好で登場。同じく法被を着た親方役の中嶋聡彦、ベロムーチョ武田(ダンディ団)役のべろ武田とともに、歌謡ショウの思い出話を披露した。歌謡ショウの第1回は、`97年夏の『愛ゆえに』。10年間続けられ、2007年夏の『新・愛ゆえに』で、長い歴史に幕を下ろした。この3人はそのすべての公演に出演した皆勤賞トリオなのだとか。中嶋親方は、「『愛ゆえに』では親方ではなく、じつは通りすがりのハゲとして出演していたんです(笑)」と振り返り、目立とうとして髪を剃ったら翌年から役をもらえたのだと暴露した。その『愛ゆえに』は稽古期間が3、4日しかなく、「本番まで花組さんのメンバーで会ったことのない人もいましたね」とべろ武田。広井氏も、「よくあれで公演ができたよね」と懐かしそうに語った。
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▲3人は、ときおり客席とコミュニケーションを取りながら、歌謡ショウの思い出話に花を咲かせた。 |
回を重ねるうちに、集団としてのまとまりが出ていったという歌謡ショウ。稽古期間が始まるまえから、太鼓やタップダンスなどの特殊な演目に関しては自主的な稽古が行われるようにもなった。その始まりは、花組メンバーからの直訴だったとか。台本に書いてあることを完璧に叶えるために、半年まえにはどんな演目があるのか教えてほしい、と彼女たちのほうから申し出があったのだそうだ。広井氏は、「花組さんたちの負けん気というか、向上心は本当にスゴい」としみじみ。逆に、大神一郎役の陶山章央については、「大神役じゃなかったら、たたき出していたかも」と冗談交じりの発言も。そもそも陶山が大神という大役に抜擢されたのは、偶然の賜物だったという。ゲームを制作する際、キャスティングをすべて終えたあとで、プレイキャラクターの大神にも3つのセリフがあることが発覚。たまたま会った声優にその場でお願いして決まったのが陶山だったというのだ。広井氏は、「だって、こんなに長く続くと思っていなかったもので」とボヤき、客席は大爆笑だった。
裏方スタッフやダンサーにも支えられ、あれだけの舞台を作り上げることができたと振り返った3人は、さらに「お客さんもすばらしかった」と絶賛。幕が下りないなどのアクシデントもあったが、逆に客席から「がんばれ!」と声がかかり、救われたこともあったという。歌謡ショウでは恒例となっている会場全員で踊る『ゲキテイ』についても、「最初はお客さんが勝手に踊っちゃって、それに俺たちが巻き込まれた感じで振り付けコーナーをやるようになった」(広井)とか。「舞台と客席で共犯関係があった気がするんです。10年間、お客さんと舞台がいっしょになって遊んでいたんですよ」と、広井氏らしい言い回しでファンを称えた。
最後は、「みんな、またどこかで会いましょう」という広井氏の粋な言葉でお開きに。2008年3月19日に、シリーズ最新作となるニンテンドーDS用ソフト『ドラマチックダンジョン
サクラ大戦 〜君あるがため〜』の発売も控えており、広井氏は「『君あるがため』が売れたら、特別イベントがあるかもしれないしね」と意味深なコメント。客席からは、この日いちばん大きな拍手が沸き起こった。ゲームの枠を超えて、ファンに愛され続けてきた『サクラ大戦』。太正浪漫堂&Sakura
Cafeの閉店というターニングポイントを迎えても、『サクラ大戦』とファンの熱い関係は終わらないと感じられるイベントだった。
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▲武田が『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 〜君あるがため〜』を宣伝するひと幕も。帝都、巴里、紐育の総勢18名のヒロインが歌うエンディングテーマ『笑って、笑って』も公開された。 |
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▲太正浪漫堂の閉店について、冗談をまじえながら報告した広井氏。 |
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▲中嶋親方は現在、役者を辞めて音響監督として活躍している。役者を辞めた理由については、体を壊したことと、「スゴイ役者を近くで見て、彼らと渡り合っていくのが嫌になっちゃった(笑)」と説明した。 |
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▲べろ武田は、「僕は、『サクラ大戦』のスタッフや広井さん、そしてお客さんに育ててもらったと思っていますから」としみじみ語った。 |
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