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本命? 大穴? ”ゲーム・オブ・ザ・イヤー”は知る人ぞ知る異色作
GDC 2008

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●『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』はベスト・ハンドヘルド・ゲーム賞を受賞

 

 GDC恒例のイベント”ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード”が、2008年2月20日(現地時間)に開催。このイベントは、昨年発売されたソフトの中から、全世界のゲームクリエーターの投票により、各分野において優秀な作品を表彰する祭典。クリエーターから選ばれる名誉ある賞ということで、年々その盛り上がりは大きくなっている。最優秀賞にあたる”ゲーム・オブ・ザ・イヤー”を始めとする全10部門が発表された。

 

 栄えある”ゲーム・オブ・ザ・イヤー”に輝いたのは、エレクトロニック・アーツからPCおよびXbox 360用ソフトとして北米で発売されている『PORTAL』。日本のゲームファンには馴染みの薄いタイトルかもしれないが、このゲームは『ハーフライフ 2:ザ オレンジ ボックス』というオムニバスタイトルに収録されている作品だ。ゲーム自体はファーストパーソン(一人称視点)形式のアクションゲームで、プレイヤーは3Dの建物から脱出するのが目的。壁にワープゾーンを作成することができる”ASHPD”と呼ばれる銃を使って、罠や仕掛けをくぐり抜けるというパズル的な要素もある。日本ではPC版のみ発売されており、Xbox 360版の発売は現在のところ予定されていない(PC版の公式サイトはこちら)。なお、この『PORTAL』はイノベーション賞、ベスト・ゲームデザイン賞も受賞した。

 

▲ゲーム・オブ・ザ・イヤーを始め、3部門を獲得した『PORTAL』。一人称視点のゲームで、壁や天井などにワープ空間のようなものを作りだし、建物から脱出するアクションゲームだ。


 そのほかには、日本で発売されたばかりのXbox 360用ソフト『BIOSHOCK(バイオショック)』がベスト・オーディオ賞、ベスト・ビジュアル・アーツ賞、ベスト・ライティング賞の3部門を受賞。独特の世界観を構築した音楽やビジュアル、物語が高く評価される結果となった。
 

▲日本で2008年2月21日に発売されたばかりの『BIOSHOCK(バイオショック)』も3部門を受賞。クリエーターたちからもその世界観は高く評価された。

 

 また、日本のゲームメーカーとして唯一の受賞となったのが、ベスト・ハンドヘルド(携帯ゲーム機)賞に輝いた『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』。残念ながら任天堂の宮本茂氏や青沼英二氏は出席していなかったが、同社の広報が壇上に上がり、「宮本、青沼、任天堂の開発チームを代表して感謝の言葉を述べさせていただきます。皆さん、ありがとうございます」とコメントした。
 

▲優れた携帯ゲーム機用ソフトに贈られるベスト・ハンドヘルド・ゲームを受賞した『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』。昨年はWii用ソフト『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』がベスト・ライティング賞を受賞。シリーズとしては2年連続の受賞となった。


 そのほかの賞に関しては下の表にまとめたが、任天堂の宮本茂氏が”ライフタイムアチーブメント(生涯功労賞)”を、『Wiiスポーツ』がイノベーション賞とベストゲームデザイン賞を受賞した昨年と比べると、今回は日本のゲームファンにとって若干寂しい結果に。日本のゲームファンのひとりとして、来年のこのイベントでは”メイド イン ジャパン”作品が、ひとつでもたくさんの賞を獲得することに期待したい。

 

ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード
受賞作品

タイトル
開発会社

ゲーム・オブ・ザ・イヤー

PORTAL
Valve

ベスト・ライティング

BIOSHOCK(バイオショック)
2K Boston/2K Australia/2K Games

ベスト・ハンドヘルド・ゲーム

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
任天堂

ベスト・ビジュアル・アーツ

BIOSHOCK(バイオショック)
2K Boston、2K Australia、2K Games

イノベーション

PORTAL
Valve

ベスト・テクノロジー

CRYSIS
Crytek/エレクトロニック・アーツ

ベスト・ダウンローダブル・ゲーム

flOw
thatgamecompany/Sony Computer Entertainment

ベスト・オーディオ

BIOSHOCK(バイオショック)
2K Boston、2K Australia、2K Games

ベスト・デビュー・ゲーム

ライオットアクト
Realtime World/Microsoft Game Studio

ベスト・ゲーム・デザイン

PORTAL
Valve

 

 

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