ファミ通.com

ファミ通媒体メニュー



カジュアルゲーム セッションで見えた、流動的な業界にマッチしたゲーム作り
GDC 2008

  • はてなブックマークに追加
  • ライブドアクリップに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録

●「赤ちゃんのようにすべてを新鮮なものとして受け止める」(アーリー)

 

 アメリカのサンフランシスコで開催されているGDC 2008。2日目となる2008年2月19日(現地時間)、マイクロソフトのジェネラルマネージャーであるクリス・アーリー氏による”カジュアルゲーム セッション”が行われた。このセッションは、さまざまな変化を遂げているゲーム業界において、どうやって変化に対応していくべきなのかをテーマにしたセッションだ。

 

▲変化するゲーム業界、ゲームユーザーにどう対応するのか? そのヒントを掴むべく、多くの開発者がセッションに足を運んだ。

 

 というのも、「プレイする人たちもゲームのタイプも変わりつつある」(アーリー)という。ゲームは昔のように若者だけのものではなく、若い女の子や子供を持った母親、高齢者など、これまでゲームをプレイするとは思われなかったあらゆる年齢層の人たちがゲームを楽しんでいるという現状を説明。ユーザー層が幅を広げる中で、誰をターゲットにしてゲームをデザインすればいいのか? アーリー氏は「よく考える必要がある」と前置きし、「大昔の木の枝や石を使った遊びから、いまのゲームコンソール、デバイスに至るまで、プラットフォームは変化したが、つねに人が関係する楽しい遊びが”ゲーム”だった」とし、それを象徴するのが”カジュアルゲーム”というジャンルだと語った。

 

 トランプやパズルゲームなど初期のウィンドウズゲーム(カジュアルゲーム)は、マウスの使いかたを覚えてもらうためのものだった。時が経ち、MPlayer.comなどは単純なゲームを提供し、マッチメイキングすることもできるし、チェスやマージャン、ポーカーなどの無料ゲームはさまざまな企業の広告といっしょに提供。ダウンロード可能なゲームも登場するなど、新しいビジネスモデルも確立されてきた。このようなカジュアルゲームの変遷に触れるとともに、「”友人といっしょに遊べる”、”親しみやすい”、”楽しい”という社会性が、今後のカジュアルゲームに重要な要素である」(アーリー)と語った。

 

▲カジュアルゲームの歴史では、パソコンで遊べる手軽なカジュアルゲームを紹介。

 

 ユーザー層、ゲームジャンルがつねに変化を遂げるゲーム業界で、よりよりゲームを作るにはどうすればいいのか? すべての状況がつねに変化していくため、どういったコンセプトを取り入れるのかを検討することが必要とアーリー氏は説明し、(1)誰がプレイするのか?、(2)プラットフォームは?、(3)どのビジネスモデルを使うのか?、(4)イノベティブなコンセプトを持っている、(5)楽しいこと(これがなくては長くプレイしてもらえない。これには最も時間を費やすべき)、という項目を挙げた。加えて、”メタゲーム・バリューシステム(たんにペットを飼う、おもちゃを買って終わりではなく、そのさきに何かが広がっていく)”、”データとキャラクターの一貫性”、”好きなときにプレイできるエシンクロナイズ(非同期)プレイ”、”ライトユーザーがコアゲームへ移行するキッカケになるようなカジュアルゲームの提供(カジュアルゲームで自分のプレイに自信が持てるようなゲーム)”という要素も重要とのこと。

 

▲マイクロソフトのジェネラルマネージャー、クリス・アーリー氏。

 

 会場に集まった多くの開発者たちに向け、アーリー氏は「ゲームデザイナーとしてどうするか。赤ちゃんのようにすべてを新鮮なものとして受け止め、これまでの考えかたから抜け出して、画期的なコンセプトを取り入れる。成功するのは簡単ではないが、変化を受け入れながら辛抱強くやってほしい」と、今後求められるゲーム作りの心得を総括した。

 

▲イノベーティブなコンセプトを持ったタイトルとして、『ロックバンド』や『BIOSHOCK(バイオショック)』などの名が挙げられた。

 

GDC 2008の関連記事

特別企画・連載

一覧へ

カードを集めて、オンラインバトルに勝利せよ!『ガンダムクロニクルバトライン』!

本作は、プレイ料金無料のオンラインカードゲーム。ガンダムやザクなどの“メカニクス”に、アムロやシャアなどの“パイロット”、戦略にひと味加える“カスタム”の3種類のカードを組み合わせて戦う。そんな本作が、大規模なアップデートとキャンペーンにより、大幅にリニューアル。新規プレイヤーもグッと一気に遊びやすくなった、新生バトラインをご紹介しよう。

オレがストリートのオキテを教えてやるぜ!「50 Cent ブラッド・オン・ザ・サンド」!

実在するアメリカの超人気ラッパー“50 Cent”が、灼熱の地でギャングを相手に大暴れ!そんな前代未聞の設定のハチャメチャなシューティングがいよいよ登場するぞ。いくら強面のギャングスタ・アーティストとはいえ、本物のギャングを相手に生きて帰れるのか?そんな心配はご無用。ストリートで学んだケンカ術とガンさばきで、真にタフな男はどちらなのかを思い知らせてやるのだ!

1980年代の夏休みがPSPで蘇る!「ぼくのなつやすみ4」!

夏休みを自由気ままに過ごせる人気アドベンチャーゲーム『ぼくのなつやすみ』。その人気シリーズ最新作が、PSPで登場するぞ。本作の舞台は、照りつける太陽と澄んだ海の広がる、1985年ごろの瀬戸内海。登場する5つの島と3つの海で、新たな夏休みが描かれるのだ。もちろん、新しい遊びが多数加わって夏休みにできることが大増量。そんなボリュームたっぷりの本作の魅力に迫る!!

いま、Xbox 360に魅力的なキャラが集う!「We Support Xbox 360!」第2回更新!

2009年6月2日〜4日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最大規模のゲームイベントE3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)。E3の前日には“Xbox 360 E309 Media Briefing”が開催され、数々の新情報が明らかにされた。ここでは、E3でお披露目されたXbox 360向けの新タイトルを紹介していこう。

見た目とは裏腹な骨太ダンジョンRPG!「剣と魔法と学園モノ。2」!

かわいらしいキャラクターたちが、学園を舞台にさまざまなクエストをこなしながら交友を深めていく『剣と魔法と学園モノ。2』。本作のキモは、迷宮探索。つぎつぎと襲い来るモンスターを打ち倒し、迷宮に張り巡らされたワナの数々を潜り抜け、クエストをクリアーしよう。今回は、そんな本作の魅力をお届けしていく。

本格交渉アドベンチャーノベルの魅力に迫る!『銃声とダイヤモンド』!

『弟切草』や『かまいたちの夜』などの開発を手掛けた麻野一哉氏が本作の演出を監修。氏が描く、大人の世界に注目せよ!

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • はてなブックマークに追加
  • ライブドアクリップに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録

TVゲームニュース




ゲームソフト販売ランキング

2位:朧村正朧村正

販売数ランキングをすべて見る

ファミ通協力店の皆様よりご提供頂いたデータに基づいた販売ランキングです(毎週更新)