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【プレイリポート】『ストリートファイターIV』Text by 豊泉三兄弟
【AOU2008リポート】

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●ゲームシステムが明らかに!?

 

  世界中の対戦格闘ゲームファンが注目していると言っても過言ではない『ストリートファイターIV』が、ついに千葉の幕張メッセで開催された”AOU2008 アミューズメント・エキスポ”でプレイアブル出展された。対戦格闘ゲーム好きのファミ通編集者が、少しマニアックな視点で本作のプレイリポートをお届け。なお、このプレイリポートはAOU2008出展バージョンをもとに構成しているため、製品版やロケテスト版とはゲーム内容が異なる場合があり、私見も含まれるのでご了承を。

 

 

 筐体は14台(うち2台は商談専用)が用意されており、対戦相手は必ずしも向かい側のプレイヤーとなるのではなく、ランダムで決まるシステムが採用されている。今回の出展バージョンでは、前回お伝えしたとおりリュウやケン、春麗といった『ストII』でおなじみのキャラクターや、本作からの新キャラクターふたりを含めた合計10人を使用することができた。キャラクターセレクト画面には空きがあったので、まだ明らかにされていないキャラクターもいる模様。

 

 ゲームをスタートしてキャラクターを選び、まず最初にビックリしたのが試合開始まえの演出。キャラクターが画面にアップで映し出され、固有のセリフとポーズを取るシーンが流れる。これが各キャラクターの個性がうまく引き出されたものになっていて感激。とくにリュウがメチャメチャカッコよかった! ゲームのプレイ感覚は、前回のプレイリポートとあまり変わりはなく、ジャンプ軌道や相手との距離感覚など、『ストII』シリーズとは若干異なる部分も感じられた。しかし、『ストII』キャラクターたちは、おなじみの必殺技を持っており、『ストII』ライクに楽しむことができた。加えて受けた技によってガードモーションや食らいモーションが異なっているなど、開発者の細部へのこだわりが感じられた。ザンギエフの必殺技”スクリューパイルドライバー”を食らったときなんかは、キリモミ状態になって吹っ飛ぶシーンも。

 

 

 

●システムを検証!

 

 本作のゲームシステムは、まだまだ不明な点が多く、ファンは気になるところも多いはず。そこで、実際にプレイしながらゲームシステムを検証してみた。リベンジゲージ、セービングアタック、ウルトラコンボについて発見したことを紹介する。

 

リベンジゲージ

体力横にある丸い緑色のゲージ。ウルトラコンボやEX必殺技の発動、通常技をキャンセルをしてセービングアタックを出す際に必要になる。相手の攻撃を受けることで溜まっていき、50パーセント以上溜まるとゲージの色が赤くなった。

 

セービングアタック

セービングアタックは、中パンチと中キックを同時押しすることで発動できる攻防一体のアクション。中パンチと中キックを同時押ししている間、一時的にかまえポーズを取る(この状態は一撃だけ相手の攻撃に耐えることが可能、ただし投げは食らう)。かまえが終わると反撃アクションへと移行する。つまり、相手の攻撃に耐えながら反撃することができるというわけ。ここまでは以前と同じだが、新たに判明したのは、かまえポーズを取っている時間の長さに応じて攻撃レベルが変化するということ。レベル1がヒットした場合、相手は仰け反りモーションとなり隙が生じる。レベル2がヒットすると、相手は膝から崩れ落ちる(レベル1よりも大きな隙が生じる)。レベル3にもなると、ガード不能攻撃となるようだ。

ちなみに、かまえポーズはダッシュでキャンセルすることができ、反撃アクション部分は、ダッシュと必殺技でキャンセルをかけられるようになっていた。ダッシュや必殺技を駆使すれば、追撃のチャンス。また、リベンジゲージを50パーセント消費することで通常技をキャンセルしてセービングアタックを出すこともできた。未確認だが、コレをうまく使えば、”通常技→(キャンセル)セービングアタック→(キャンセル前ダッシュ)通常技→(キャンセル)必殺技→(スーパーキャンセル)ウルトラコンボ”とつなぐドエライ連続技ができちゃうかも!?

 

 最後に気になった点がひとつ。どうやら、かまえポーズで相手の攻撃に耐えたとしても、ダメージは”一時的に受ける”ようだ。しかし、そのダメージは時間とともに回復しているように見えた。これは『ヴァンパイアセイヴァー』の体力ゲージシステムに近いと思われる。セービングアタックには、まだまだ明らかになっていない部分があるようだ。

 

ウルトラコンボ

 ウルトラコンボは、リベンジゲージが溜まった状態(50パーセント?)で、スーパーコンボコマンド入力時にボタン(パンチかキック)同時押しで発動可能。もちろん、必殺技をキャンセルして連続技としてつなげることもできる。ウルトラコンボは、発動時にカメラアングルが切り替わり、ド派手な演出が行われるのでとにかく見ごたえのある技が多かった。相手を追い詰めたとしても、ウルトラコンボによる切り替えしがあるので、最後まで気の抜けない攻防が楽しめる! ひとつ気になった点は、リベンジゲージの蓄積具合によってコンボの威力が変化していたようにみえたこと。

 

そのほか、記者が気がついたシステムを下記にまとめてみた。

 

・レバー→×2で前方ダッシュ、レバー←×2で後方ダッシュ

・ダウン直後にレバー↓で、ダウン回避

・必殺技コマンドとボタン同時押しでEX必殺技が発動(ダッシュでキャンセルはできない?)

・弱パンチと弱キック同時押しで投げ(レバー入力方向で技が変化)

・中パンチと中キック同時押しでセービングアタック(通常技にキャンセルをかけるには要リベンジゲージ)

・強パンチと強キック同時押しでパーソナルアクション(挑発?)

・スーパーコンボ(要スーパーコンボゲージ)

・ウルトラコンボ(要リベンジゲージ)

・スーパーキャンセル(EX必殺技もキャンセル可能?)

・投げ抜け(『ストIII』のグラップディフェンス?)
・空中で相手の攻撃をカウンターで食らうとダウンした

 

【総括】

 『ストIV』は、セービングアタック、ウルトラコンボ、スーパーキャンセル、前後ダッシュと、『ストII』シリーズ以来対戦格闘ゲームをプレイしていない人たちからすれば、ゲームシステムが複雑に見えるかもしれない。しかし、実際にプレイしてみると、かつて慣れ親しんだ『ストII』キャラクターたちを使って、『ストII』感覚で遊べるので安心してもらいたい。対戦は、セービングアタックやスーパーキャンセルなど、『ストII』のときにはなかったシステムを使わなくても、しっかりと成り立つようになっている。だから、3Dグラフィックで蘇った『ストII』キャラクターに”ピン”ときた『ストII』世代のプレイヤーには、食わず嫌いにならず、ぜひ一度遊んでみてほしい! もちろん、昨今の対戦格闘ゲームに夢中なプレイヤーも満足のいく奥深いゲーム内容になっているはずだ。

 

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