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あけましておめでトラヴィス!! 『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』の発売感謝祭が開催!

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●多数のゲストを招いて年明けからお祭り騒ぎ!

 

▲グラスホッパー・マニファクチュアからファンに向けてちょっと遅めのお年玉!

 2008年1月8日、グラスホッパー・マニファクチュア(ghm)は、都内にあるイベントスペース”阿佐ヶ谷・ロフトA”で、新春イベント”〜2008 新春『NO MORE HEROES』発売感謝祭〜 「あけましておめでトラヴィス!!」”を開催した。このイベントは同社が開発を手掛け、2007年12月6日にマーベラスエンターテイメントから発売されたWii用ソフト『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』の発売をユーザーとともに祝おうというもの。会場にはghmの代表取締役であり『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』ではディレクターおよびシナリオを手掛けた須田剛一氏を始め、ゲームの関係者が多数駆けつけてリラックスした雰囲気の中でトークショーを行った。

 

 イベントは3部構成で行われ、第1部”ghmコーナー”では『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』のグラフィックを担当した石坂明彦氏、プログラムを担当した川上智氏、サウンドを担当した高田雅史氏が登場。3人はghm設立時からのメンバーで、同社の生き字引とも言える存在。トークショーの中では、「会社設立後も、実際に給料をもらうまでは本当に会社があるのかを疑ってました(笑)」(石坂)、「須田さんの第1印象は、ずいぶんなイケメンがやってきた、です」(川上)、「設立初期のころは在籍中の会社とghmの2重生活をしてましたね」(高田)など当時の状況を振り返る場面も見られた。『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』の開発にまつわる話題で興味深かったのは、操作形態が確立するまでの試行錯誤について。須田氏によれば開発初期段階では現在のようにWiiリモコンとヌンチャクの両方を使った操作ではなく、Wiiリモコン単体で遊ぶ設計になっていたという。しかしシンプルかつ誰でもクリアーできるバランスを考えた場合「あのコントローラーに引っ張られちゃマズイな」(須田)と思い、そこから”クラッシュ&ビルト”をくり返していまの形に落ち着いたとのことだ。また、試作段階のトレーラームービーやキャラクターデザインが上映されるひと幕もあり、現在の洗練されたゲームシステムがいかにして築かれていったのかがうかがえる内容となった。
 

▲イベントの司会は須田氏(右)とghmの結城昌弘氏(左)が務めた。



▲昔話に花を咲かせる川上氏(中央左)、石坂氏(右)。アルコールの効果も手伝って、オフレコな話題がポロリと出てしまう場面も。ちなみに、開発を進めていくなかでいままで違ったとこは? という質問に対しては口を揃えて「シナリオの仕上がりが早かった」と回答。


▲ghm以外のタイトルにも多数楽曲を提供している高田氏。『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』のサウンドに関しては、当初イメージとズレている気もしたが「海外での評価が高かったので自信を持って進めることができた」と語った。


 第2部は”ゲストコーナー”と題し、『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』とゆかりのある人物をステージ上に招待。最初に登場したのは新宿ゴールデン街で”bar plastic model”を切り盛りしている関根圭氏と、岩手県にある喜久盛酒造の5代目蔵元を務める藤村卓也氏。一見するとゲームとはまったく関係ない経歴のふたりだが、じつは両名とも登場キャラクターのひとりであるロビィコフと深いつながりがある。関根氏が経営するbar plastic modelはロビィコフが飲んだくれているバーのとしてゲーム内に登場(外観のみ)しており、藤村氏はそのバーで同キャラクターが飲んでいる日本酒”電気菩薩”を実際に製造、販売しているのだ。さらに、藤村氏は須田氏が以前所属していた会社でともにゲーム開発を行っていた関係で、加えてbar plastic modelの常連客でもある。実生活でもつながりの深い3名がこうして『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』をとおして再会したことを須田氏は「負の箱根駅伝ですよね(笑)」と得意の比喩で表現した。


▲関根氏とのトークはじょじょにゲームから脱線し、最後は同氏が一押しするCD『新世界へのアプローチ』の話題で大盛り上がり。このCDは、有名なアニメソングを歌手本人ではなく別人が歌ったものを収録した作品で、会場では実際に数曲が流され、その違和感たっぷりの仕上がりに「これじゃない!」と一同大爆笑。ちなみにAmazonでも販売されているので、興味がある人はチェックしてみては?


▲藤村氏は電気菩薩を持参して登場。これ以外にも喜久盛酒造はさまざまなユニーク商品を製造しており、須田氏は「酒造会のパンク」と評した。


▲こちらが実物の電気菩薩。不動明王をフューチャーした印象的なラベルは、このあとに登場するマスク・ド・UH氏がデザインしたもの。


 関根氏と入れ代わりで登壇したのは、ゲームの登場キャラクターで週刊ファミ通の連載コラム”洋ゲー発着便 エアポート51”でもおなじみのマスク・ド・UH氏。同氏はゲームにボイスでも出演しているが、これは当初予定されておらず、ギリギリになって須田氏が急に声を入れたくなって急遽決定したという。「収録当日に台本見せられて、これ俺が読むのー!? って思った(笑)」(UH)と、かなりのスクランブル出演だったことを明かした。また、デザインを手掛けたゲーム内のTシャツのコンセプトについては「頭が悪い雰囲気。おばさんが見たら顔をしかめるような(笑)」と説明し、来場者には「アタマのわるーい雰囲気で選んでほしいです」と呼びかけた。

▲UH氏の登場で会場はさらに盛り上がる! ghm公式サイトで販売開始と同時に品切れとなった”天狗Tシャツ”(UH氏デザイン)の再販を検討するといった、ファン注目の情報も飛び出した。


▲UH氏がデザインするTシャツの大ファンという藤村氏。現在では入手困難な一品を披露。


 続いてのゲストはキャラクターデザインを担当したコザキユースケ氏と、ビームカタナなどメカデザインを担当したコヤマシゲト氏。コザキ氏は須田氏の企画書を見た段階で「この人といっしょだったら悪フザケができる!」と感じて、今回『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』の仕事を引き受けたという。一方のコヤマ氏も企画書を見た時点ではどんなゲームかまったくわからなかったが「悪フザケの匂いがした(笑)」点が、仕事引き受けたいちばんの理由だと語った。須田氏は両名を起用したことは大成功だったと感じているようで、「自分と近いものを見てる世代だし、お互いゲーム、アニメ業界の”若手”として新しいものを作れる感じがした」と語り、ふたりとの関係を「クリエイティブの箱根駅伝」とまたしても得意の比喩で表現。トークの中では「基本的にボツがなくて好きなことがドンドンやれた。難産だったキャラクターもいなくて、いずれもスルスルっとできた感じ」(コザキ)、「須田さんとは波長が合って仕事もやりやすかったし、つぎにどんな球を投げてくるのか? という楽しみもありましたね」(コヤマ)など、相思相愛の仲であることを証明するコメントがふたりから須田氏に贈られた。
 

▲『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』を語るうえで外せない、個性的なキャラクターたちと、メカをデザインしたコザキ氏(右)とコヤマ氏(左)。両名ともアニメーション作品を中心に活躍する気鋭のクリエーターだ。


 ”ゲストコーナー”の最後にはエグゼクティブプロデューサーを務めたマーベラスエンターテイメントの和田康宏氏と、プロデューサーを務めた木村祥朗氏も加わり、『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』の中心メンバーが勢揃い。和田氏は「いままでの須田さんと同じことをしてもつまらない」という理由で企画書の段階から須田氏と綿密な打ち合わせてをしていたことなど、”そもそもの話”を披露。対応機種をWiiにした理由については「いちばん最初にWiiですごいアクションゲームを作って目立ちたかったんです(笑)」と説明した。木村氏はクリエーターどうしぶつかり合いながら開発を進めてきた状況を「いまだからこそ笑って話せるね(笑)」と振り返り、須田氏も「最初のころなんて木村さんに電話するたび怒鳴りあってましたよね(笑)」と当時の緊迫した様子を回想。こうして無事にソフトが発売され、ステージ上で笑いながら話せる日が来たことに両名とも感慨深げな様子だった。和田氏、木村氏はソフト発売後の感触についてそれぞれ以下のように語った。


 「反応はすごくいいです。業界関係者からの携帯が鳴りっぱなしで、みんな絶賛してくれますよ。Wiiではオンリーワンの作品なので、100位くらいでずっと売れ続けるんじゃないかと思います。パンクで言えば、ピストルズみたいに一瞬じゃなくてクラッシュみたいに長くですね」(和田)

 

 「発売しても1ヵ月くらいは終わった感じがなくて、やっと最近落ち着きつつあります。知り合いにソフトを渡したら、みんな年賀状になにかしら『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』のことを書いてきてくれたことがすごく印象的でした」(木村)


▲「最初は社内が敵だらけだったけど、実際に遊んでもらっておもしろさが伝わるとみんな応援してくれた」と語る和田氏。

▲木村氏は『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』をプロデュースした理由について、「企画書の色が赤や緑でサイケだったから(笑)」と語った。


 

▲ゲストコーナーの最後はゲームの中心メンバーが大集合。いまだから話せる、開発秘話などを披露した。

 

 イベントのトリを飾るのは第1部にも登場した高田氏率いるghmサウンドチームによるミニライブ。『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』からオープニングテーマとエンディングテーマを含む4曲を披露。さらに、マーベラスエンターテイメントから2008年3月6日発売予定のニンテンドーDS用ソフト『花と太陽と雨と ‐終わらない楽園‐』に収録される楽曲を初公開! これはオリジナル版に収録されているオープニングテーマをアレンジしたもの。新春1発目のサプライズプレゼントに演奏終了後、来場者からは惜しみない拍手がghmサウンドチームに贈られた。

 

▲ミニライブでは新曲も含めて全5曲が披露された。

 

▲ミニライブ終了後ふたたびステージへ登場した須田氏。「ずっと喋りっぱなしでしたが、僕自身も知らなかった話が聞けて新鮮でした!」とイベントの感想を述べた。


※『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』の公式サイトはこちら

※グラスホッパー・マニファクチュアの公式サイトはこちら

※マーベラスエンターテイメントの公式サイトはこちら
 

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