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植松氏の新たな一面を感じさせる『アナタヲユルサナイ』サントラCDの発売記念イベントが開催

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●「いままでの自分にはない新しい形ができた」(植松)


▲ファンが集まり、植松氏のトークを楽しんだ『アナタヲユルサナイ』のサウンドトラック発売記念イベント。この日は同じ渋谷で、『ファイナルファンタジーIV』の発売記念イベントも開催され、植松氏はふたつのイベントを掛け持ちしていたのだ。植松氏のファンにとっては、”1日で2度おいしい”日だったはず!


 AQインタラクティブから発売中のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『アナタヲユルサナイ』。このゲームのサウンドトラックが発売されたことを記念して、2007年12月20日に都内にあるタワーレコード渋谷店で植松伸夫氏のトーク&サイン会が実施。タワーレコード渋谷店でこのCDを購入した人を対象にしたイベントで、多くのファンが集まった。

 

 植松氏は、『アナタヲユルサナイ』の楽曲を依頼された経緯について以下のように説明。

 

 「AQインタラクティブのほうから音楽をやってくれと話があって、どんなゲームなのかを聞いたんです。このゲームは、サウンドノベルとアドベンチャーを足したようなゲーム性で、大人っぽいイメージ。僕はずっとファンタジーばかりやってきたので、そういえばこういうジャンルはやったことがないな、と思って。たまにはこういうのもおもしろいかな、とやらせてもらうことにしたんです」(植松)

 
 植松氏は、『アナタヲユルサナイ』の絵柄を見て、ジャズの要素を取り入れたいと考えたという。開発陣もそれに賛同してジャージーな曲調が多くなったのだが、ほかにもボサノヴァやフュージョンなど、さまざまなジャンルを取り入れていった。全体的に大人っぽいイメージを大切にしつつも、「ゲームは遊んでなんぼ。ジャズだけにこだわる必要はない」とキッパリ。「いろいろなタイプの音楽がありますけど、どれも聴いてみるとおもしろい。つまらないと思うのは聴きかたを間違えているか、自分自身で閉ざしてしまっているだけですよ。何らかのおもしろみが必ずあると思って曲を聴くと、もっと音楽が楽しくなる」と持論を語った。

 オープニング曲『Toneless』とエンディング曲『遠くからあなたを』は、歌詞の入った歌となっている。じつはこれを歌っている歌手のYVONNEとは、このプロジェクトのためだけの芸名で、「名前を出せない大人の事情」(植松)があるのだとか。「この方といっしょに仕事をしたいとずっと思っていたんですよ。じつはXbox 360用ソフト『ブルードラゴン』のときもお願いしたかったんですけど、諸般の事情で却下された経緯があって。今回やっと実現しました」と、植松氏の片思いから始まった企画だったことが明かされた。植松氏は『アナタヲユルサナイ』の楽曲に相当な思い入れがあるようで、「いままでの自分にはない新しい形ができたと思います。これを今後の方向性の土台にして、がんばっていきたいと思います」と、改めてファンに意気込みを語った。

 

▲このアルバムのお気に入りの曲を聞かれた植松氏は、「開発中にずっとかけていたのは、『人生は目玉焼きのよう』という曲。RPGにはないような現実的な曲で、気に入っています」とコメント。


▲サイン会では、ファンとゆっくり会話をしながら、CDジャケットにサインを入れていった植松氏。


 この『アナタヲユルサナイ』のサウンドトラックは、植松氏が設立したレコードレーベル”ドッグイヤーレコーズ”が発売元となった第1弾の作品。今後、第2弾以降も予定されており、植松氏の参加するロックバンド”THE BLACK MAGES”のCDもあるとか。じつは現在レコーディング中で、『ファイナルファンタジーXII』などのアートディレクターを務めた皆葉英夫氏がジャケットデザインを手掛けることも明かされた。発売日や収録曲などの詳細は、2008年1月に発表される予定。



※『アナタヲユルサナイ』公式サイトはこちら
※ドッグイヤーレコーズの公式サイトはこちら
 

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