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『FFIV』のシンデレラガール伊田恵美さんの歌声がHMV渋谷に響き渡った!

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●時田氏と植松氏、伊田さんのトークも実施
 

▲会場となったHMV渋谷には、多くの『ファイナルファンタジー』ファンや植松氏の音楽ファンらが駆けつけた。


 2007年12月20日に都内にあるHMV渋谷で、ニンテンドーDS用ソフト『ファイナルファンタジーIV』の発売記念イベントが開催。これは、HMV渋谷でニンテンドーDS用ソフト『ファイナルファンタジーIV』か、CD『月の明り-ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ-』を購入した人が参加できるイベント。内容はMINI LIVE&握手会で、このゲームのテーマソング『月の明り-ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ-』を歌う伊田恵美さんが初のライブを行った。

 

 ライブのまえに、伊田さんとエグゼクティブプロデューサー&ディレクターを務めた時田貴司氏、作曲家の植松伸夫氏を交えたトークが実施。伊田さんは、オリジナル版『ファイナルファンタジーIV』のBGM『愛のテーマ』を歌にするにあたって行われた歌手オーディションで選出された一般人だ。改めて、なぜオーディション形式をとったかについて、時田氏は、「このタイトルは16年まえの作品。フルリメイクするにあたって、ただテーマソングを入れるのではなく、当時ユーザーとして遊んでいた人に歌ってほしかった」と説明した。

 オーディションには、800人を超す応募があったという。伊田さんは、自身がMacで初めて打ち込みをした曲で応募し、見事に主題歌歌手の座を射止めた。植松氏は、「とにかくそのデモテープが個性的だったんですよ。『愛のテーマ』ともう1曲をつなげたものだったんだけど、なぜかバックで電話の呼び出し音が鳴ってたり」と、応募曲を思い出して爆笑。伊田さんによると、1曲目の『愛のテーマ』と2曲目のつなぎとして電話の呼び出し音を打ち込み、2曲目でその電話に出るという流れだったらしいのだが、時田氏にも「打ち込みのしかたをわかってないのかと思った」とツッコまれていた。


▲左から、時田氏、植松氏、伊田さん。一般人である伊田さんにとっては、こういったトークショーに出演するのも初めてのこと。その素顔は地元、北海道のCDショップで働く店員さんで、「数ヶ月まえまでは、ステージの向こう側にいた人」(植松)なのだ。「伊田さんの店ではどれくらい売れてるの?」(時田)と聞かれて、「けっこう売れてますよ。100枚くらいは」(伊田)と暴露していた。


 最終的に伊田さんが合格した理由は、「応募曲といっしょに送られてきた手紙を読んで『FFIV』への思い入れが感じられたこと。それと、歌声が個性的だったことのふたつの理由でしょうね」(植松)とのこと。伊田さんは、「本当に『FF』が好きだったので、その歌を歌えるなんて信じられなかった。オーディションに受かったと知ってから、3日間寝込んじゃいました(笑)」と当時を振り返った。レコーディングの最中は、時田氏と植松氏という尊敬するふたりといっしょにいることがプレッシャーで、緊張を取るのがたいへんだったとか。「歌いながら気をつけたのは、ひとつひとつの言葉を大事にすること。メロディの起伏があまりない曲なので、言葉で感情を出すようにしました」(伊田)。

 

▲まだニンテンドーDS版『ファイナルファンタジーIV』はプレイしていないそうだが、開発ロムで『月の明り』を聴いたときには「言葉にならなかったですね。なんでDSから私の声が出てくるんだろう、って」と伊田さん。


 伊田さんにとっては、これが人前で『月の明り』を歌う初めての機会。かなり緊張している様子だったのだが、時田氏に「さっき楽屋で、お客さん全員泣かす、って言ってたよね」とからかわれ、「全フロアを泣かすようにがんばります」と気合を入れて臨んだ。植松氏によれば、レコーディングのときよりも現在のほうが自分の歌にできているそうで、「明日あたりもう1回録り直したほうがいい(笑)」とか。その言葉を証明するように、伊田さんは集まった大勢のファンの前で堂々と『月の明り』を歌い上げた。

  

▲演奏を担当したのは、『月の明り』の編曲を行った福井健一郎氏。ピアノの音でアコースティックな雰囲気にアレンジされた『月の明り』が披露された。


▲客席に伝わるほど緊張していた伊田さんだが、歌い始めると堂々したもので、切ないメロディーに乗せて情感たっぷりに熱唱した。これを見た植松氏と時田氏は、「娘の学芸会を見ているような感じだった」とコメント。伊田さん自身は、「客席の皆さんの目を見ていると、こっちが泣きそうでした」と目をうるませながら語った。


 3人はそれぞれ、『ファイナルファンタジーIV』にかける思いを以下のように語った。

 

 「リメイク作品というのは、変えすぎても変えなさすぎてもダメ。どこを変えて、どこを変えないかが難しいんです。でも、今回は伊田さんもそうですけど、開発メンバーに子供のころオリジナル版『FFIV』をやっていた人が多いんですよ。オリジナルを作った僕らと、オリジナルを遊んでいた彼らがもういちど作り直す『FFIV』というのが、今回の大きなテーマだった気がします。年末の忙しい時期ですが、DSならどこででも遊べますのでぜひ楽しんでください」(時田)

 

 「このゲームの発売日に、歌になって生まれ変わった『愛のテーマ』を皆さんにお披露目できてうれしいです。『月の明り』も喜んでいるんじゃないかと思います」(伊田)

 

 「オリジナル版からかなりの時間が経過して、今回『FFIV』が生まれ変わりました。これでお父さんと子供が、親子2世代で遊べるようになった。作った者としては光栄です。『FFIV』の人気がこのままずっと続いて、3世代で遊べるようになったらうれしいなと思います」(植松)

▲イベントの最後は握手会に。トークを行った3人に福井氏も加わり、集まったファンひとりひとりと握手。アットホームな雰囲気の発売記念イベントとなった。


※『ファイナルファンタジーIV』の公式サイトはこちら

 

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