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『信長の野望 Online』拡張パック第3弾発表会で『争覇の章』が発表!

2007/12/16

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●九州地方の3勢力や新たな合戦システムなどの追加内容が明らかにされた

 

 2007年12月16日、コーエーが『信長の野望 Online』拡張パック第3弾の発表会を開催。2008年3月に拡張パック第3弾『信長の野望 Online 争覇の章』をリリースすることを明らかにした。『争覇の章』では、島津、大友、龍造寺の九州3勢力や、新たな合戦システムである大決戦、全ワールドのプレイヤーが一緒に参加できるPvPの上覧武術大会などが追加される。
 

▲今後のスケジュールは、2008年1月にアップグレードチケットなどのビジネスモデルが発表。2008年2月にテストワールドへの『争覇の章』の実装。2008年3月にいよいよ『争覇の章』リリースとなる。

 

 『信長の野望 Online』は、コーエーがサービス中のMMO(多人数参加型)RPG(プレイステーション2、Windows用)。2003年6月12日にプレイステーション2版がサービスインして、2004年2月4日にWindows版がスタート。これまでに、『飛竜の章』(2004年12月15日発売)、『破天の章』(2006年12月13日発売)というふたつの拡張パックがリリースされている。拡張パック第3弾をリリースすること自体は、2007年2月23日に開催されたオンラインゲームの国際的な会合"AOGC 2007 Tokyo"でコーエーの松原健二代表取締役社長(当時は執行役員)のセッションで発表されている。

 

 今回の発表会はユーザーにあらかじめ告知されており、会場には約100名の『信On』プレイヤーが訪れた。発表会は第1部と第2部の2部構成。第1部では、運営プロデューサーの山中肇氏と開発ディレクターの渡辺知宏氏が『争覇の章』の内容をプレゼン。第2部では、クイズ大会やパネルディスカッションが行われた。
 

▲まずは、松原健二社長が登壇。会場となった恵比寿ガーデンプレイス恒例のクリスマス・イルミネーション、バカラのシャンデリアに触れ、いかにも『信On』とのタイアップがあることをにおわせた。会場は湧いたが、これは冗談。「今年は間に合いませんでしたが、来年は」と松原氏は微笑んだ。ちなみに、松原氏にとって『信On』は氏が初めてプロデュースしたタイトルで、「愛着は深い」と語っている。『信On』立ち上げ当時は、家庭用ゲーム機向けのMMORPGは『ファイナルファンタジーXI』だけで、『信On』の開発、運営は手探りの部分も多かったはずだ。松原氏にとって『信On』は我が子に例えてもおかしくない作品。その松原氏によってタイトル名『争覇の章』が発表された。

 

 山中肇氏よると、この『争覇の章』のコンセプトは”ドラマティック戦国時代”。ただ語感がいいから何となくそう言うのではなく、「複雑になってきたゲーム世界を、ドラマを観るようにわかりやすく提示したい」(山中氏)という思いが込められている。『信On』はサービス開始から、4年半以上の月日が経っており、ふたつの拡張パックを始め、大きなアップデートを何度も経ている。そのため、内容が複雑になり初心者にはわかりにくいゲームになってしまったという。それを原点に戻すというコンセプトなわけだ。

 

 続いて渡辺氏により、『争覇の章』のおもな更新内容が説明された。ポイントは以下の5つ。
 

1 九州三国志

2 大決戦

3 中級者向けクエスト

4 戦国絵巻

5 上覧武術大会

 

 まず、”九州三国志”についてだが、『争覇の章』では、島津、大友、龍造寺の3勢力が追加される。ただし、この3勢力は、これまでの『信On』の勢力とは性格が異なるようだ。大きな違いは、追加される3勢力にプレイヤーが所属することがないこと。プレイヤーはこれまで所属していた勢力に仕官したままで、島津、大友、龍造寺のいずれかに荷担することを選択。戦場に似せたフィールド型ダンジョン(今山、沖田畷、耳川)や各勢力の城型ダンジョン(鹿児島城、府内城、佐賀城)を攻略していくことになる。フィールド型ダンジョンでは、九州の合戦場らしく、船の上での戦闘も用意される。これらのダンジョンは、単に狩り場としてではなく、攻略目標を達成することでつぎの段階に進める攻略型ダンジョンとなるようだ。
 

島津義弘

島津義久

鹿児島城


大友宗麟

立花道雪

府内城

 

龍造寺隆信

鍋島直茂

佐賀城


 ラストステージとなるのは高千穂。ここは、これまでの『信On』にはなかった2徒党で協力して攻略する特殊なダンジョンとなる。ダンジョン攻略の最終目的は、火の化身カグツチが持つ天の逆矛(あめのさかほこ)を持ち帰ることだという。高千穂は日本書紀で天孫ニニギノミコトが降臨した地として名高い。戦国九州の勢力争いに日本神話の物語が融合した世界が展開するようだ。『争覇の章』では、カグツチのほか、風神、雷神、弁財天、イソノタケルといったさまざまな存在がNPCとして登場する。
 

イソノタケル


天の逆矛


 続いて”大決戦”だが、これは合戦に盛り込まれる新たな大規模戦闘。『信On』では、サービス開始以来初めて、合戦に大きな手が加えられることになる。山中氏によると「要望にできる限り応えるためのドラスティックな変更」だという。大決戦は、武将(NPC)が自発的に行動する合戦で、プレイヤーは味方武将を助けつつ、敵プレイヤーやNPCと戦闘をすることになる。これまでの合戦と違い、武将も陣に攻め込んでくるという。プレイヤーの意志によって予備兵力の投入ができるとのことだ。週末に3時間程度行われる予定で、従来の陣取り形式の合戦も併せて行われる。

大決戦


 大決戦の実装に平行して、外交にも変更が加えられる。これまでの友好度が撤廃され、プレイヤーからの投票により外交方針が決定されることになる。同盟はお互いの意志により成立。侵攻は相手の意志に関わらず行えるようになる。これにより、勢力間の関係に変化が生じやすくなり、合戦の機会も増えることが見込まれている。
 

 ”中級者クエスト”は、新参者ゾーンの隠れ里を出たばかりのプレーヤーに対するケア。これまで、隠れ里を出たプレイヤーが、ゲームの自由度の高さやベテランプレイヤーとの所持金の格差につまずいていたことに対する対策だ。高レベルプレーヤー向きにも剣聖、上泉信綱や不老不死を題材にした長編クエストが追加される。『信On』には、これまでも多くのクエストが実装されていたが、プレイヤーに注目されてこなかったが、追加クエストの内容に期待したい。

 

 ”戦国絵巻”は日本の風物詩や名所、名物を題材にしたコレクション要素。プレイヤーが見聞した名所や伝承を、挿絵や逸話の形で記録し、いつでも閲覧できる。武将やモンスターも会話をしたり、倒したりすることで記録されるようになるという。
 

戦国絵巻


 ”上覧武術大会”は、全ワールドのプレイヤーが同じ大会に参加できる対人戦。妙院郷という施設で受付をして、三間堂で大会に参加する。実施は毎月1回。”完全自由”や”配布装備のみ”などのさまざまなレギュレーションで行われ、賞品に天下一品(ワールドにひとつしか存在しないアイテム。次回大会で返却)が用意される。
 

上覧武術大会


 そのほか、以下のような要素の追加が予定されている。
 

●奥義(一定時間に1回使える技)

●上位技能

●技能実装枠の追加

●両替商の拡張

●左手装備の解放

●知行の強化(成長スピードの上昇など)

●新生産レシピ

●新たな潜在能力

●新ビジュアル(髪型、装備品、旗指物、立物)


新ビジュアル


 第2部では、来場者参加のクイズ大会、『信On』検定が行われた。4つの選択肢から正解を選んで答える形式。山中氏たち運営スタッフが考えた「これならわからないだろうという問題」(山中氏)が30問出題された。問題はたとえば、「山本勘助の『信On』での職業は?」とか「開かない門がない町はどこか?」、「隠れ里にうろつく犬の名前は?」といった難問ぞろい。結果はパネルディスカッションの後に公開された。
 

▲βテストのころから遊んでいるプレイヤーには懐かしいこんな問題も。ちなみ答えは3の”今川怨霊化”。


 パネルディスカッションはあらかじめ指名されたメディアの編集者やライターが、山中氏、渡辺氏に質問をするという形式で行われた。テーマは、1「外交、合戦」、2「生産、経済」、3「国勢力の追加」、4「ワールド移動、統合」 、5「職業のバランス」。運営に寄せられたプレイヤーからの質問、要望をテーマ別に分類し、多い項目から順にしたものだ。

 

 質問をするパネラーは、週刊ファミ通やLOGiNなどから4名。いずれも『信On』をかなり遊んでいるプレイヤーで、ゲーム内でも名の通ったキャラクターになっている人もいる。その5人から発せられる質問はかなり鋭く、山中氏、渡辺氏がたじろぐ場面も見られた。これにより、『争覇の章』の細かい部分がはっきりしてきた。
 


 たとえば、大決戦は、これまでの合戦に取って代わるシステムではなく、これまでの合戦も平行して行われること。また、ふたつの徒党が協力して攻略していく高千穂では、2徒党で使える新たなチャットが導入されること。職業バランスに関して、傾寄者の殺陣が使われる機会があまりないが、ほかの職業を弱体化しない方向で調整が検討されていることなどが明らかになった。「知行への依存度が高い現在の生産に対する対策は?」という質問もぶつけられたのだが、これに山中氏は「『破天』はちょっと厳しいバランスだったのかなあと思います。『争覇』では調整すると思います」と回答した。

 

 ワールドの移動、統合というテーマでは、会場の来場者も参加することになった。質問者は、「(自分が遊んでいるワールドは人が少ないが、周囲のプレイヤーは)ワールドの統合には賛否両論」だと語り、山中氏に運営側のワールド統合への見解を迫ったのだが、山中氏はこれに対し「どのワールドもにぎわってほしいのは当たりまえですが、将来は統合も考えてもいいと思います」と回答。続けて、クイズで使用したキーパッド(回答用の装置)を使用して、来場者の意見がまとめられた。将来、ワールドの統合があってもいいと答えた来場者は全体の87パーセント。「いいえ」と答えたのは13パーセントだった。

 

 さて、『信On』検定の結果だが、来場者の平均は30点満点で19.3点。最高得点は25点だったのだが、これが4名出てしまった。この4人に順位をつけるため、急遽、追加でクイズが出題された。今回のクイズは、つぎつぎに出されるヒントを頼りに技能名や武将名を当てるという形式。早く答えた順に1位から4位までが決定する。ちなみに第1問は以下のとおり。回答は白い文字で掲載するので、反転させて読んでほしい。
 

ヒント ・戦闘専用 ・気合消費:1170 ・ウェイト4 ・発動準備あり ・神職が使用可能 ・対象:自身 ・必要アイテム:メノウ ・妖獣を召喚して自身の代わりに戦わせる ・出現する妖獣は蛇、虎、狐の3種類

回答 妖獣召喚・参

 

  ちなみに、1位になった人は8つ目のヒントで回答。優勝賞品としてPSP(プレイステーション・ポータブル)のディープ・レッドがプレゼントされた。

 

 盛りだくさんの内容だった発表会もこれで終了。『争覇の章』の内容がたっぷり発表されただけでなく、プレイヤー参加のオフラインイベントとしても十分な内容で、今後の『信On』の盛況を予感させるようなイベントだった。
 

▲左から、渡辺知宏氏、松原健二氏、山中肇氏。

 

 

 

 

 

 

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