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日本と韓国のトッププレイヤーたちが激突! eスポーツ日韓戦が開催

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●日本と韓国の猛者たちがeスポーツで雌雄を決する!


▲日本と韓国のプレイヤーたちがガチンコ対決! 強いのはどっちだ!?


 2007年12月1日、東京のお台場にある商業施設メディアージュで、3タイトルのゲームを使って日本と韓国のトッププレイヤーたちが対決する”日本eスポーツ協会設立準備委員会”と”韓国e-Sports協会(KeSPA)の共催イベント、eスポーツ日韓戦が行われた。


 eスポーツとは、ランダム要素が低く、プレイヤー自信の実力がダイレクトに反映されるゲームを使用して行われるゲーム競技イベント。韓国を始めとする諸外国で高い人気を誇っており、日本でも2007年6月に日本eスポーツ協会設立準備委員会発足されたことで、その存在が一般にも知られるようになった。”ゲームをスポーツして捉える”という考えかたがさまざまな方面から注目を集めていることに加えて、今回のイベントに関しては事前に記者発表会も実施(記者発表会の模様はこちら)。その効果も手伝って、会場には数多くのマスコミおよび業界関係者が足を運んだ。

 

▲開催に先立って登壇した日本eスポーツ協会設立準備委員会 委員長補佐の平方彰氏。挨拶の中で、今回の大会をきっかけにeスポーツの国内認知を拡大させ、「”アスリートゲーマー”というカテゴリーを作りたい」と大会の開催目的について言及。そして、ゆくゆくはそのアスリートゲーマーたちを中心に日本のeスポーツを世界発進していきたいと展望を語った。

 
 今大会で採用されたタイトルは、JC GlobalのPC用オンラインバスケットボールゲーム『フリスタ! -Street Basketball-』と、KONAMIのプレイステーション2、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『ワールドサッカー ウイニングイレブン2008』(大会ではプレイステーション3版を使用)、バンダイナムコゲームスのプレイステーション3用ダウンロードコンテンツ『鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン』。各タイトルで2試合ずつ対戦プレイを行い(『鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン』は団体戦1回のみ)、その結果に応じてタイトルごとの勝利国を決め、さきに2タイトルで勝利を収めた国が優勝というルールになっている。

▲『フリスタ!』で圧倒的な強さを見せた韓国。

 1タイトル目の『フリスタ! -Street Basketball-』は1試合3セットで、2セット先取したチームが勝利というルールで行われた。同作は韓国で開発されたタイトルということで、一日の長がある韓国代表が終始日本をリード。2試合目の2セット目ではダブルスコアで勝利するなど、韓国代表が1セットも落とさないパーフェクト勝利を収めた。出足でいきなりつまづいてしまった日本代表。続く『ワールドサッカー ウイニングイレブン2008』は自国タイトルということで期待がかかったが、1試合目で2対5という大差をつけられて敗退してしまう。2試合の総得点数によって勝利国が決まるため、これにより日本は2試合目で3点差以上をつけなければ、たとえ試合に勝利してもタイトルで負けてしまう状況に。さらに、このタイトルで韓国が勝利した場合、韓国の勝利数が3タイトル中2タイトルとなり自動的に大会の優勝が決まるという絶体絶命の危機に立たされる。
 

▲『ワールドサッカー ウイニングイレブン2008』は惜しいところまで行ったが、総得点数で敗退してしまった。

 この大事な試合に挑むのは、日本代表が”4代目WEマスター”の前田朋輝選手。対する韓国代表のパク・ジョン・デ選手は実際のサッカーの大会でも優勝経験がある文武両道のツワモノ。試合は前田選手がゲームを支配し、順調に2点を獲得するも守りに入ったパク選手を完全に崩すことができず、そのまま試合終了のホイッスルを迎えてしまう。こうして韓国代表の勝利が決定した。

 すでに勝敗は決したが、選手たちのモチベーションは最後の『鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン』でも高いレベルにあった。日本は最後に勝利して一矢報いるべく、韓国は完全勝利を達成するために、それぞれに確かな目標を持ち、力を緩めることなく全力でぶつかり合う。

▲試合まえに固い握手を交わす両国の選手。いずれの競技でも見られた光景だ。

 試合は5対5のチーム戦で行われ、日本チームは”闘劇”などさまざまなゲーム大会で実績を残す実力者たちを並べるオーダー。対する韓国チームも同じく闘劇の招待選手として出場し、優勝経験を持つNINことPARK HYUN KYU選手を大将に据え、先鋒から中堅までは日本代表にとって未知数の選手を起用するという布陣となった。その結果、1試合目と2試合目は韓国側の狙いどおり韓国チームが連勝。そして運命の中堅戦。日本はフェン・ウェイ、韓国はレイヴンという個性的な技を使用するキャラクターどうしの戦いとなった。絶対に負けらない日本だったが、韓国代表の堅実な守りと正確な攻撃に手も足も出ず、3ラウンドストレート負けをしてしまう。続く副将戦と大将戦で日本は勝利したが、ときすでに遅し。3対2のスコアで最後の1タイトルも取りこぼす結果に終わった。初のeスポーツ日韓戦を全勝というこれ以上ない結果で終えた韓国代表には、イベントの最後に日本eスポーツ協会設立準備委員会 委員長代理の浜村弘一氏から優勝トロフィーが授与された。
 

▲優勝トロフィーが授与され、浜村弘一氏と握手を交わす韓国代表。


●韓国のプロゲーマーによるエキシビジョンマッチも開催!

 メインはあくまで日韓代表の対決だが、今回のイベントではそのほかに両国の親交を深めるという点にも重きが置かれていた。それを象徴するのが、2試合目と3試合目の終了後に行われた特別ゲストを招いてのエキシビジョンマッチだ。最初のエキシビジョンマッチに登場したのは、韓国を代表するプロゲーマーのLEE YUN YEOL選手と、SEO JI SOO選手。両選手は韓国で国民的な人気を誇るPC向けリアル・タイム・ストラテジーゲーム『スタークラフト』のプロ。日本ではまったくなじみのないプロゲーマーだが、韓国では子供のなりたい職業上位に必ずランクインするほどの高い人気と知名度を誇っている。人気選手には企業スポンサーとしてつくこともあり、もちろん今回登場した両選手もスポンサーつきだ。

 

▲韓国ではアイドル級の人気を誇るふたり。向かって左がLEE YUN YEOL選手。右がSEO JI SOO選手だ。


 エキシビジョンマッチ中もっとも来場者の注目を集めていたのは両選手の手元。文字どおり目にも止まらぬ速さでキーボードをタイプし、同時にマウスで緻密なアイコン操作する映像は衝撃のひとこと。”プロ”という冠は伊達ではないことを会場内の誰もが実感したに違いない。

 

▲手元をまったく見ずに信じられないスピードでタイピングする両選手。


 もうひとつのエキシビジョンマッチでは元横綱の武蔵丸親方と、プロ野球選手の黒木和宏選手が『鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン』で対戦プレイを行った。当初は1試合のみの予定だったが、黒木選手に敗れた武蔵丸親方が「ちょっとイライラするから、もう1回やらせてよ(笑)」と懇願。黒木選手も快諾したため、急遽2試合目が行われるというひと幕も見られた。
 

▲泣きの1回で行われた第2試合でjは、ちゃっかりと勝利した武蔵丸親方。

 

▲黒木選手は始めて見たeスポーツについて「みなさん反射神経がすごい! 体を動かさないという点を除けば本当のスポーツみたいですよ」と率直な感想を述べた。

 

 イベント終了後には場所を移して参加選手および大会関係者向けの懇親会も行われた。会場にはイベントの冒頭で挨拶を行った平方氏も駆けつけており、日本におけるeスポーツの今後などについて聞くことができた。平方氏は今回のeスポーツ日韓戦開催によるもっとも大きな収穫は、韓国に大敗を喫した日本の選手たちのくやしがる気持ちだと語った。「おなじユニフォームを着て戦うことで、自然と彼らにも代表の自覚が生まれたのでしょう。負けたとき本当にくやしそうな様子でしたからね。つぎは絶対負けられないという気持ちも強いはずです」(平方)。代表の自覚というキーワードに確かな手応えを感じたということで、来年以降も定期的に大会を開催していきたいとのことだ。また、今後協会では選手たちのことを第1に考えて、さまざまな援助をしていくとも語った。

▲『鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン』の選手たちは、日韓ともにノリがよくあっという間に打ち解けていた。


▲懇親会では日韓友好の架け橋として花火が打ち上げられた。

 
※日本eスポーツ協会設立準備委員会の公式サイトはこちら

 

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