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プレゼントつき! 『SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ』の主題歌を歌う森口博子さんにインタビュー

2007/11/22

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●オープニングで勇気をもらい、エンディングで「生まれてきてよかった」と思ってもらえれば
 

 歴代『ガンダム』作品のシナリオが楽しめるシミュレーションゲーム『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズ。その最新作となるプレイステーション2用ソフト『SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ』(バンダイナムコゲームスから2007年11月29日に発売予定)に、シリーズ初の試みとしてテーマソングが導入される。オープニングテーマ『もうひとつの未来〜starry spirits〜』とエンディングテーマ『それでも、生きる』を歌うのは、これまでに2度『ガンダム』作品の主題歌を歌ってきた歌手の森口博子さん。ここでは、週刊ファミ通11月30日号(2007年11月16日発売号)のFACEコーナーに掲載された森口さんへのインタビューの全文を掲載! 読者プレゼントも用意しているので、じっくり読んでね。

 

森口博子さん   Hiroko Moriguchi

`85年にTVアニメ『機動戦士Zガンダム』の主題歌『水の星へ愛をこめて』でデビュー。その後、バラエティー番組などで幅広く活躍。`91年に劇場版『機動戦士ガンダムF91』の主題歌『ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜』がヒットし、同年から6年連続でNHK『紅白歌合戦』に出場。


――森口さんが『ガンダム』を歌うのはこれが3度目ですね。まず最初が『機動戦士Zガンダム』の後期オープニング曲『水の星へ愛をこめて』でした。これは森口さんのデビュー曲ですよね?

 

森口 そうです。私は4歳のころからずっと歌手になりたくて、幼稚園の卒園文集に「歌手になりたい」って書いたほどだったんですね。中学に入ってからはいろいろなアイドルオーディションを受けていました。でも、ことごとく落とされてしまって……。最後にNHKの『勝ち抜き歌謡天国』という歌番組に出場して、それをレコード会社の方が見られてスカウトしていただいたんです。で、『Zガンダム』の主題歌のオーディションを受けませんか、と言われて。受けてみたら、「声がよかったから」という理由でやっと合格できたんです。当時は若かったので、「認められたのは声だけ?」という気持ちもあったんですよ。ずっとアイドルオーディションを受けてきたのに、って(笑)。でもいま振り返ると、「声がよかった」という採用理由はこれまでずっと私の力になってきました。ボーカリストとしては本当にうれしい言葉ですよね。

 

――当時は高校生ですよね? 『機動戦士Zガンダム』という作品は知っていましたか?

 

森口 もちろん、すでに社会現象になってましたから。卒業アルバムの後ろにその当時の社会現象を取り上げる年表があるじゃないですか。私の中学の卒業アルバムには、男の子たちが『ガンダム』に熱狂する、というようなことが書かれてるんですよ。すごく大きな作品の主題歌でデビューできて、ラッキーだなあ、って思ってました。

 

――曲についてはどんな印象だったんですか?

 

森口 とにかくテーマが大きい、という印象ですよね。17歳の女の子のデビュー曲って、ふつうは「あなたがどうした」だの「私がウキウキ」だの恋愛モノが多いじゃないですか。それなのに、水の星という地球がテーマの曲で。平和を願う壮大な歌詞で、レコーディングのときに一生懸命大きく歌っていたのを思い出します。「この地球が美しい星でありますように」って、ただただピュアな思いを込めて。当時は、30代になったいまより受け止めかたが浅かったかもしれませんけど……。年齢を重ねるにつれて、水の星の偉大さがだんだんわかってきた気がしているんです。22年まえは、争いごとが教科書の中の世界だけのような気がしていましたから。

 

――高校生には難しい曲だったかもしれませんね。

 

森口 でも、私は子供のころから、「生きるって何?」みたいなことをずっと考えているような子だったんですよ。日記なんかも、いちいちポエム調で。卒業文集に周りの子が『6年間の思い出』とか『楽しかった遠足』とか書いている中、私は『現在、過去、そして未来』って書いてたくらい(笑)。

 

――ませてらっしゃったんですね(笑)。

 

森口 そうなんです。なんかずっと「生きるとは?」ということを根底に持っている子供だったんですよね。だから、いま思うと『水の星に愛をこめて』のような壮大な曲でデビューできたというのは、自分の中でしっくりくるんです。もちろん、トキメキとかも歌いたかったんですけど、あとから考えると「これ、私の原点だ」って。

 

――周りの男の子たちはいわゆるガンダム世代ですよね? 同級生の反応はいかがでしたか?

 

森口 女子クラスだったので、当時は男の子たちの反応はわからなかったんです。でも、小学校の同窓会で再会したとき、女子も男子もカラオケで『水の星に愛をこめて』を大合唱してくれたんですよ。「なんで知っとうと?」って聞いたら、「知っとうくさ! 『ガンダム』の主題歌やろ〜」って(笑)。地元のみんなにとっては、『ガンダム』という存在も特別ですし、私のデビュー曲ということでとくに思い入れを持ってくれてみるみたいです。

 

――子供のころに観たアニメで、いまなおシリーズが続いている超大作ですからね。

 

森口 私も含めてアニメに育まれてきた世代なので、当時観ていたアニメのイントロを聴くと、住んでいたアパートの匂いまで思い出すみたいなところがありますよね。だから、私の楽曲も『ガンダム』という作品とともに、みんなの人生の一部に仲間入りできたと思うと、本当にボーカリスト冥利に尽きるなあと思います。


▲「『ガンダム』に出会えなかったら、いまの私はないです」と言い切る森口さん。「22年まえにこの作品に出会って、また22年後に歌わせていただけるなんて」と、デビュー当時のことを懐かしそうに語ってくれた。


――つぎに『ガンダム』を歌ったのは、劇場版『機動戦士ガンダムF91』の主題歌ですね。

 

森口 このころはシングルを定期的に出してはいたんですけど、バラエティー番組の露出が多くて、なかなか世間の皆さんに歌手として認識してもらえていなかった時期なんです。そんなときに『F91』の主題歌『ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜』に出会って、私のオリジナル曲の中で初めてオリコンチャートベスト10入りして。あれがきっかけで『紅白歌合戦』に連続出場できたり、全国ツアーにもつながりました。私にとっては大事な節目の曲になりました。

 

――『ETERNAL WIND』は、どういう流れで決まったんですか?

 

森口 このときはレコード会社の方から、「また『ガンダム』の映画の話が決まったから」って言われて。まず、オープニングとなるアップテンポの力強い曲をレコーディングして、つぎにエンディングとなる『ETERNAL WIND』をレコーディングすることになったんです。だから、この曲は当初、カップリングという位置づけだったんですよ。それが、レコーディングの際に『ETERNAL WIND』のほうがメインとしてしっくりくるんじゃないかという話になって。急遽、本来はメインだったはずの『君を見つめて』をカップリングにしてリリースしたんです。

 

――そんな制作秘話があったんですね!

 

森口 じつは『F91』のプロモーション映像は当初、『君を見つめて』で作られていたらしいですよ。あの曲もメインとして制作されているだけにクオリティーは高いんだけれど、あまりにも『ETERNAL WIND』がよすぎたんですよね。いまだにいろいろな方に「聴いてますよ」って言っていただいて、皆さんに大切にしていただいている曲なんだなと実感します。

 

――あの曲も壮大な歌詞でしたよね?

 

森口 反戦歌というか、永遠の平和を祈る『ガンダム』らしい歌詞ですね。偶然なんですけど、ちょうど湾岸戦争が起きた時期で。人が亡くなったり、自然が壊されている様子をニュースで見て、物語の世界だけじゃなくてこんなことが現実に起こるんだと肌で感じていたんです。日本でふつうに過ごせていることは奇跡なんだな、って。『水の星に愛をこめて』のときから少しステップアップして、テーマを身近に感じて歌えたと思います。

 
――あれからだいぶ時間が経って、3度目となる今回は『SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ』の主題歌を歌うことになりました。

 

森口 これはもう、本当に光栄なことだと思っています。10代で『Zガンダム』、20代で『F91』と歌ってきて、また30代で歌えるなんて。私の人生は、節目節目に『ガンダム』あり、なんです。もともとデビューしたきっかけですからね。アイドルオーディションにはことごとく落とされて、”宇宙”のところで拾ってもらった、という(笑)。幸せな使命感すら感じます。

 

▲『SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ』は、宇宙世紀を舞台にした36作品を収録。原作シナリオを楽しみながら、ステージをクリアーし、好きなモビルスーツやモビルアーマーを集めて自軍を強化することができる。


――今回のお話はどのように進んだんですか?

 

森口 もともとは、バンダイナムコゲームスの広野プロデューサーが推してくださったんだそうで、本当にありがたく思っています。私はその話を社長から赤坂の喫茶店で聞いたんですが、「またガンダム? え、私に?」って、うれしくて号泣しちゃいました(笑)。歌声を必要とされているということが、本当に言葉にならないくらいうれしかった。私の人生を変えた作品にまた出会えるなんて、もう活字にならない思いです。

 

――広野プロデューサーとは、その後何かお話されました?

 

森口 「森口さんの歌声以外考えられなかったんですよ」と言っていただいて……。ボーカリストとしていちばん幸せなことですよね。好きで歌っているんですけど、それを誰かに届けたいという気持ちもあるじゃないですか。レコーディングでは純粋に曲と向かい合っているんですけど、結果それを誰かに届けられたというのは幸せなこと。今後の私の音楽人生の励みになります。

 

プロデューサーの広野啓氏に
真意を聞いてみました!!

「『ジージェネ』は教科書的にたくさんの作品が入っていて、いろいろなシナリオが楽しめる。そこから個々の『ガンダム』作品に入っていかれる方もいらっしゃるんですね。そう考えたときに、入り口になるものって映像だけではなく、歌も重要な要素。テーマソングはいつか作りたいと思っていましたし、このシリーズに新しい息吹を吹き込むためにも新しいことをしたい、という気持ちもあって。じつは僕自身、『F91』を小学生のときに父親といっしょに観に行ったという思い入れもあったし、今回は”宇宙世紀”の作品をまとめたものでもあるので、森口さんしかいないだろう、とダメもとでお願いしました」


――『もうひとつの未来』と『それでも、生きる』は、それぞれどんな歌なんですか?

 

森口 オープニングの『もうひとつの未来』は、バンダイナムコゲームスさんからいただいたキーワードをもとに作家の方が作詞をされたんですが、私たちひとりひとりが魂の底から夢を持てば、殺伐とした未来も変えていける、というテーマが込められています。これはまさに、『ガンダム』の壮大なメッセージで、勇気が湧く歌。エンディング『それでも、生きる』のほうは、基本的なテーマは変わらないんですが、去っていった人たちへの賛辞、鎮魂歌になっています。

 

――『それでも、生きる』は森口さん自身が作詞されたんですよね?

 

森口 はい、自分から志願しました。『ガンダム』という作品の持つテーマと、私が子供のころから考え続けてきた「生きるって何?」ということがリンクしまくっていて、「だから私に書かせてください!」って(笑)。生きているといろいろなことがあるじゃないですか。でも、何があって人間は絶対に生き続けなくちゃいけない。大切な愛が突然なくなることもあるかもしれないけど、それでもやっぱり人間は愛を失っても愛で生かされ続ける。それは恋愛だけではなくて、たとえば親が亡くなってもつぎの世代が生きていく。そうやって時代がつながっていっているんですよね。そういうことをずっと考えていて、これはもう『ガンダム』のテーマと同じなんですよ。

 

――森口さんがこれまで考えてきたことがぴったりハマったわけですね

 

森口 いつもは私が詞を書くと、マネージャーから「もうちょっと街レベルの詞が読みたい」とか「壮大すぎますね」って言われちゃうんです。でも、今回は最初にキーワードをいただいたときに、”人間愛”とか”宇宙愛”、”変わらない人間の信念”というようなことを言われて、「ああ、コレだ」って。「私が伝えたいことはあなたと同じです!」って、心の中でガンダムとがっちり握手してました(笑)。ちゃんとテーマがあるのに、自分のペースで自由に解き放たれた心地で書けましたね。生命と書いて”いのち”と読むとか、地球と書いて”ほし”、刻と書いて”とき”……『ガンダム』の独特な表現も含めて、私の中で息づいているんですよ。バンダイナムコゲームスさんからはダメ出しもなく、一発オーケーでした。30代になって、いろいろな経験を積んできた分、『ガンダム』の持つ壮大なテーマがさらに身近に感じられるようになったんですよね。そう考えると、どんどん進化してますね、私。

 

――つぎに『ガンダム』を歌う機会があったとしたら、どうなってしまうのでしょうね(笑)?

 

森口 それはきっと、人間としてひと回り大きくなって、新しい命を宿したとき。人類愛は根底にありながらも、新たに母性愛が加わるんですよ。地球を守るマリア様のような境地です。子供を生んで母親になったときに歌う『ガンダム』。私の夢ですね(笑)。

 

――ぜひ実現してください! 話を戻して、今回の楽曲はご自分でも満足のいくものになりましたか?

 

森口 はい。私自身にとってもスタンダードな1曲になりました。それに私だけではなく、みんなの愛が詰まった作品だと思っています。レコーディングのときも、制作スタッフ、ミュージシャン、もうみんなが貪欲で妥協をしなくて。何度も録って、どれを使用してもオーケーというレベルになっているのに、「まだ何か出るかもしれない」って演奏を止めなかったんです。そうして最後にやったとき、ライブのような高揚感があって思わず拍手してしまったんですけど、やっぱりそのテイクが採用されました。作り手の愛が詰まって、すごく温度が高い曲。私のオリジナルは150曲近くあるんですけど、どれもみんなが真剣に作ってきた音なんですよ。私の誇りであり、宝物です。そして、インターバルが空いてもずっと待っていてくれている、辛抱強いファンがいます。時代がどんなに変わっても、私の楽曲をファンの方たちが愛してくれて、守ってくれている。それをライブに行けば体中で感じられます。ライブは私の人生の中で外せない生命線なんですけど、また新たにこの曲をライブで歌うのが楽しみになりました。

 

――では最後に、ゲームを遊ぶ方へのメッセージを。

 

森口 『SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ』は、『ガンダム』の集大成と聞いています。一生かけて遊べるくらい、熱いソフトになっていますので、ぜひ盛り上がってほしいと思いますし、楽曲とともに長く楽しんでほしいですね。オープニングを聞いて、勇気を持って戦いに挑み、エンディングでは「生まれてきてよかった」と感じてもらえたら、と思います。


▲戦闘では、味方ユニットの中から1体をマスターユニットに設定。マスターユニットの指揮範囲内に味方機を配置することで最大8機による波状攻撃が行なえる。防御側にも指揮範囲があり、最大3機による反撃が可能で、最大11機による同時戦闘が楽しめるのだ。画面を見てわかるとおり、戦艦が巨大サイズで表示され、高い戦闘力を誇るのも特徴。艦砲射撃や一斉射撃によって、敵を一網打尽にすることができる。



 森口さんの歌う『もうひとつの未来〜starry spirits〜』は、ゲームの発売に先駆けて2007年11月28日にマキシシングルとして発売される。『それでも、生きる』がカップリングされて、価格は1050円[税込]。今回、このCDに森口さんのサインを入れて、ファミ通.com読者の中から抽選で3名にプレゼントするぞ。応募期間は、2007年11月22日〜29日午後5時までで、賞品の発送は2007年12月上旬を予定。こちらのページからどしどし応募してね。

▲森口さんにとって約2年半ぶりとなるニューシングル。アップテンポで耳になじむ『もうひとつの未来〜starry spirits〜』と、人間愛を描いた本人作詞のバラード『それでも、生きる』は聴き応えたっぷり!


※森口博子さんの公式サイトはこちら 
※『SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ』の公式サイトはこちら

 

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