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『.hack//G.U. TRILOGY』で映像事業に参入! “サイバーコネクトツー新事業戦略発表会”が開催【動画追加】

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●ブルーレイ・ディスク&DVD版『.hack//G.U. TRILOGY』を2008年1月にリリース

▲映像事業への参入やロゴの一新などの発表があった“サイバーコネクトツー新事業戦略発表会”。


 バンダイナムコゲームスのプレイステーション2用ソフト『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットアクセル』や『.hack』シリーズの開発元としておなじみのサイバーコネクトツーが都内にて“サイバーコネクトツー新事業戦略発表会”を実施。映像の新事業を中心とした、今後の同社の新展開を明らかにした。


サイバーコネクトツー新事業戦略発表会


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▲珍しくネクタイ姿での登場となったサイバーコネクトツーの代表取締役、松山洋氏。ちなみに会場は、松山氏の交流関係の幅広さを反映してか、大手メーカーのクリエーターがたくさん出席していた。


 発表会では、まずはサイバーコネクトツーの代表取締役、松山洋氏が登壇。松山氏はサイバーコネクトツーが設立された`96年に比べて、ゲームユーザーの “ブランド買い”も増え、制作会社に対する認知度も高まってきていることに触れたうえで、「制作会社が元気でパブリッシャーが元気になり、ゲーム開発に関わるすべての人々が元気であることが望ましい。まずは我々が少しでも元気にしたいと思い、今回の発表会を行いました」と、発表会の趣旨を説明した。そして、この12年のあいだ何作ものゲームを開発していくうえで、一貫してこだわっているのは“映像と演出”であると明言し、満を持して……という形で映像制作事業に取り組むことを明らかにした。その第1弾タイトルは、『.hack//G.U. TRILOGY』。2008年1月25日に、ブルーレイ・ディスクとDVD版がリリースされる同作は、発売元ナムコバンダイゲームス、販売元バンダイビジュアルという強力な布陣で展開される。発表会には、バンダイナムコゲームスの代表取締役副社長である鵜之澤伸氏やバンダイビジュアルの取締役である森本浩二氏がゲストとして登壇し、最大限のエールを送った。

「松山さんとのお付き合いは12年になりますが、映像に対する並々ならぬこだわりは感じていました。アニメはワンカットワンカットこだわって作っているわけですが、それを3Dでやっている感じ。いまは簡単に言うと、デジタルアニメの映画を作っているようなものです。ゲーム業界も進化していて、“映画的なもの”ができるようになっている。その好例がスクウェア・エニックスさんの『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』で、全世界で数100万本販売している。ゲームクリエーターが作った映像でもいいものができるのです」(バンダイナムコゲームス 鵜之澤)

「松山さんが昨年の東京ゲームショウで“映像作品としてやってみたい”とおっしゃったのがきっかけ。ゲームの中で映像が動くのではなくて、1本の映像としてプロジェクトが動くというチャレンジ精神あふれる取り組みです。映像の制作に関しても、ゲームの中のいち演出ではない新しいフィルム(作品)になっています。ゲームを知らない人が見ても、すごい映像だと思ってくれるだろうし、松山さんのこだわりが随所に現れている。バンダイビジュアルも最大限のサポートをしていきたいし、新しいジャンルが立ち上がってきたくらいの感覚でいてほしいと思っています」(バンダイビジュアル 森本)

▲「サイバーコネクトツーはリーズナブルでありがたい」など、相変わらずのぶっちゃけ話を披露してくれたバンダイナムコゲームスの鵜之沢伸氏。「いずれはパブリッシャーに」とエールを送った。

▲『.hack//SIGN』や『.hack//Roots』など『.hack』関連のアニメを提供してきたバンダイビジュアルは、今回の『.hack//G.U. TRILOGY』も全面支援。取締役の森本浩二氏の期待も高い。


 サイバーコネクトツーの映像制作事業にかける思いは並々ならぬものがあるようで、同社ではこのプロジェクトのために、社内からスペシャリストを選抜し、“sai-サイ-”という映像制作チームを設立。“感性(Sensible)”、“技術(Art)”、“革新(Innovation)”の頭文字を取って名付けられた“sai-サイ-”は、『.hack//G.U. TRILOGY』の映像制作に従事し、今後新しい映像作品を産み出すべく機能していくという。

 気になる『.hack//G.U. TRILOGY』の内容については、「ゲーム全3巻とは違う展開、違う結末が待っています。映像として料理すると“こうなるんだ”という新しい答えを出しています」(松山)と全カットが完全新作であることを明らかにしたうえで、制作上のこだわりとして、“フルCGのアニメで制作する。モーションキャプチャーは使わない”、“ゲーム制作の手法を活かして、新しい工夫を凝らしている”といった点を挙げた。とくに、モーションキャプチャーを使わずに全シーン手付けでアニメを制作していることについては、「“人間の動き”ではなく、“物語の動き”にこだわっている」と、独自の制作手法を明らかにした。「ゲームファンでなくても楽しめる」という『.hack//G.U. TRILOGY』だが、主人公であるハセヲの新フォームとして“B-stフォーム”がお目見えするなど、ゲームファンにとっても心躍るような映像作品に仕上がっているようだ。

▲『.hack//G.U. TRILOGY』に登場する“B-stフォーム”の設定資料。ちなみに、ゲーム版に登場した『.hack//G.U.』の4つもフォームもお目見えするとのこと。

▲新しい映像制作チームとして“sai-サイ-”を結成。“sai-サイ-”には、“最も彩りのある才能”といった意味もあるという。発表会に登壇したプロジェクトリーダーの高木聡氏は、「数多くのタイトルに関わってきたが、もっともわくわくするプロジェクト」とのことだ。

▲発表会では、サウンドユニット“LieN-リアン-”も明らかに。サイバーコネクトツーのすべての楽曲を手掛けてきた福田考代氏に、『.hack』シリーズの挿入歌を担当した三谷朋世のユニット。もちろん、『.hack//G.U. TRILOGY』の音楽も担当。



●新しい気持ちでスタートするためにロゴを一新

 『.hack//G.U. TRILOGY』のお披露目のあとは、“サイバーコネクトツーの新しい動き”について説明が行われた。福岡をゲームのハリウッドにすることを旗印に、九州・福岡のゲーム会社10社が任意団体GFF(ゲーム・ファクトリーズ・フレンドシップ)を展開していることはご存じのとおりだが、その活動に連なるものとして、サイバーコネクトツーと九州大学とのコラボレーションによるゲーム制作プロジェクトが始動中であることが発表されたのだ。いまは九州大学の大学院生がサイバーコネクトツーのオフィスに来て、スタッフといっしょにゲーム制作をしているという。「プラットフォームなども含め、詳細はいずれ発表させていただきたい」とのことだが、“エンターテインメント×最先端研究技術集団”の連繋によりどのようなゲームが実現されるのか、楽しみにしたい。

▲サイバーコネクトツーと九州大学とのコラボレーションも発表。“3次元ソフトウエア可否圧支援システム”や”3次元CGアニメーション生成技術”に造詣が深いとのこと。どんな作品ができることになるのか?


 そして9月18日より、「140人がワンフロアに入れる」社屋に移転したというサイバーコネクトツーは、映像制作事業への参入なども踏まえ、新体制をスタート、会社ロゴも一新することを最後に明らかにした。以前に比べてとてもシンプルになったロゴデザインは、「これから新しい気持ちでスタートするためのロゴの変更です。今後も、“もっとおもしろいものを、もっと斬新なものを、もっと楽しいものを”提供するつもりでいます」とのことだ。

 「これまで誰にも代わりがきかない会社をモットーにやってきました。作品は、ある意味作り手のわがままの塊。やりたいことは泥をかぶってでもやっていきたい。新しい旗を掲げて、これから10年20年やっていきたいです」と最後に抱負を述べたサイバーコネクトツーの松山氏。今回の“新事業戦略発表会”は、さらなるステップアップを果たすための、新生サイバーコネクトツーの宣言であるようにも見えた。

▲最後は『.hack//G.U. TRILOGY』に参画する3社代表によるフォトセッション。どんな名作が生まれることになるのか……。

 

 

▲さまざまな思いが込められているサイバーコネクトツーの新しいロゴ。卵型は調和を表し、左側の“C”のラインは“広がり”や“水の波紋”をイメージ、右側の“2”は既存のものに捕らわれない無限の可能性を表しているという。

 

 
※サイバーコネクトツーの公式サイトはこちら(10月3日からリニューアル!)

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