熱き男たちの物語再び! 名越稔洋氏が『龍が如く 見参!』を熱く語る!
●江戸時代初期、京都の祇園が舞台!
2007年9月14日に行われたセガ コンシューマ新作発表会2007 Autumn。この場で初めてお披露目されたタイトルが、プレイステーション3用ソフト『龍が如く
見参!』だ。このタイトルは2007年7月17日に行われたPLAYSTATION PREMIERE 2007で、セガのR&Dクリエイティブオフィサーの名越稔洋氏が和装束で登場し、「僕がコンシューマーゲームを作り始めてから、いちばんの大作になっています。『龍が如く』を越える感動、そして僕の目指すエンターテインメントならではの驚きを感じられる作品がいままさにできつつあります」と紹介していたタイトル。当時は「まだお見せできるクオリティーではない」(名越)ことを理由にタイトル名なども一切公開されなかったが、今回は満を持してのお披露目となった。まず、名越氏は『龍が如く
見参!』のムービーを披露し、つぎのように語った。
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▲『龍が如く』シリーズ最新作『龍が如く 見参!』が電撃発表! 名越氏が自信を持って贈る大人の物語が再び始まる! |
「『龍が如く』シリーズ最新作となるのが、『龍が如く 見参!』です。これまでのシリーズの現代劇とはまったく異なり、舞台設定は京都の祇園です。主人公は桐生一馬之介という色街を守る用心棒という設定になっていますが、彼はとある事件によって名前を変えることになった。変えるまえの名前は宮本武蔵。基本的には皆さんもご存じの”宮本武蔵伝説”というものになぞらえた時代劇の中で、もしこういうことが起こっていればという設定にしてあり、さらに『龍が如く』に出てきたキャストたちが演じた新しいものを作ってみようという試みになっています」(名越)
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▲桐生一馬之介こと宮本武蔵が主人公。遊郭の用心棒という設定で、剣豪と道楽者という背反する立場から重厚なストーリーが紡ぎ出される。 |
なぜ現代劇だった『龍が如く』シリーズを時代劇にしようと思ったか? 名越氏はその理由を「日本、そして日本人の魂そのものをもっと追求したネタをやりたいと思ったのがきっかけ」とし、「『龍が如く』のナンバリングタイトルという考えかたもあったのですが、自分がこの世界を広げていこうと考えたときに試行錯誤して、日本人がもっとも日本人らしかったころの時代を使うことで、いちばんストレートな物語が書けそうだと思った」と明かした。主人公を従来の桐生一馬から派生した桐生一馬之介にしたのも、「ある意味時代劇に彼を持ってきたときに、シナリオを書いていて違和感がなく、これまでのシリーズ以上に彼が栄えるということに気がついた」とコメント。「いま日々思っているのは、最近日本で起こっている事件などを見ると、もっと日本人ってかっこよかったんじゃないかと。もっとかっこよかったんだけど、かっこいい時代になってないと思ったとき、ゲームというメッセージ性の強いメディアを通して、「もう1度考え直してみよう」という気持ちになるきっかけになればいいという願いを込めています」と、作品に賭ける意気込みを熱く語った。
続いて『龍が如く 見参!』のキャストにも言及。まず各キャラクターの出演シーンを映像で公開したうえで、”佐々木小次郎”役に松田翔太、”鶴屋の用心棒
伊藤”役に寺島進、”吉岡清十郎”役に加藤雅也、”丸目長忠”役に竹中直人、”祇園藤次”役に塚本高史、”謎の僧”役に松方弘樹をそれぞれ起用することを明らかに。「このまま映画やドラマが作れそうなキャスティング。それぞれの方にコンテンツに対する共感を得ることができ、出演していただくことになりました」(名越)と語り、「『龍が如く』シリーズは話題作りのために、というよりも出ていただく方に納得して出てほしいという気持ちがある」と、キャスティングにも並々ならぬ熱い気持ちで臨んだことを強調した。
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▲日本を代表する俳優が『龍が如く 見参!』に見参! 重厚な物語のために欠かせないキャスティングだったと名越氏は語った。 |
ゲームのシステムは従来のシリーズどおり”アドベンチャーパート”と”バトルパート”に分かれていて、会場ではそれぞれのパートの映像がお披露目された。まずアドベンチャーパートについては、「京都の祇園が舞台の中心ですが、それ以外の舞台もたくさん用意しています」と、これまでのシリーズ以上にボリュームがあることをうかがわせた。立ち寄れるお店やミニゲームなどについては、丁半博打や将棋、チンチロチン、流鏑馬(やぶさめ)といったものが映像で紹介されたが、「まだお見せできないが、ほかにもたくさんのミニゲームを用意しています」(名越)という。また、これまでのキャバクラに代わるお楽しみとして、遊郭が登場することも映像で紹介された。名越氏は「女の子たちを見てもらえば、プレイステーション3の高い性能を活かしているということがわかってもらえると思います」と自信を持って語った。続いて、バトルシステムについて言及。本作の戦闘スタイルは素手、一刀、二刀、大太刀の4種類が用意されていることが明らかに。それぞれのスタイルは「使い分けて楽しむこともできるし、ひとつのスタイルを極めて楽しむこともできる」(名越)とのことで、「ドラマ性を損なわないよう手軽に”剣豪”気分を味わるようになっている」(同)ことを強調した。
最後に名越氏は、「『龍が如く』チームは、”挑戦なくして新しいことは生まれない”ことがわかっています。今回そのチームがプレイステーション3を使ってもう1度デカイ花火を打ち上げたいなと心の底から思っています!」と力強い言葉でプレゼンテーションを締めた。なお、東京ゲームショウ2007にも出展予定であり、「制作は順調です。完成した日にはまた皆さんにきちんと見ていただける機会を設けたいと思っています」という。新たに動き始める『龍が如く』シリーズ。今後の名越氏、『龍が如く 見参!』の動向は見逃すことはない!
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