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【エレクトロニック・アーツ】ゲームファン好みの人気シリーズが続々とお目見え
E3 Media & Business Summit

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●期待作が盛りだくさん! 世界一のショウケースを覗いてみよう

 プレスカンファレンスでは、Wiiタイトルを中心としたカジュアルゲームへの注力を明言した、エレクトロニック・アーツ。会社的にも“EA Casual Entertainment”という部署を立ち上げたほどの気合いの入れぶりだが、それは今後カジュアルゲームだけに力を入れていく……という姿勢を指すものではない。エレクトロニック・アーツはもともと、スポーツの分野でほかの追随を許さない圧倒的なシェアを持つ“EA Sports”と、『ニード・フォー・スピード』シリーズなどに代表されるゲームファンを対象とした“EA Games”がある。そこにさらなる柱として期待されるのが、“EA Casual Entertainment”というわけだ。“Baker Hangar”で行われた展示会や、ホテルの一室を借り切って行われたセッションでは、そんなエレクトロニック・アーツの勢いを実感することができた。

●ふたり協力プレイがゲームの幅を広げる『アーミー オブ トゥー(仮題)』 

 ゲームファンにとって関心が高いであろう“EA Games”の範疇にあって、もっとも注目すべきは、国内での発売が決まったばかりのプレイステーション3とXbox 360用ソフト『アーミー オブ トゥー(仮題)』だろう。エレクトロニック・アーツのファースト・パーソン・シューティング(FPS)と言うと第二次世界大戦を舞台にした『メダル オブ オナー』シリーズがすぐに頭に思い浮かぶが、本作の特徴はタイトルにもあるとおり、ずばり“ふたり協力プレイ”。ミッションはつねにふたり一組で遂行され、一方をプレイヤーが、もう一方をAIが担当することになる。本作の特徴について、エレクトロニック・アーツの担当者は「注目してほしのは、“アグロメーター”だね。どちらがよりアグレッシブに行動するかで、メーターの数値が変わり、より存在感のないほうが影が薄くなり、本当に敵から見えなくなる(笑)。影が薄くなった“ゴースト”の状態になると、10秒ほど無敵状態になるんだ」という。ひとりが踏み台になって、もうひとりを高いところに移動させたり、銃撃をかわしながら進む際に、ひとりが大型の盾をもち、もうひとりがその後ろに隠れながら撃つなど、ふたり協力プレイのギミックは多岐にわたる。ひとりがダメージを受けて倒れたら、止血をしたり人工呼吸をして蘇生させることも可能だ(ただし3回目でゲーム終了)。

 セッションではデモプレイでXbox 36版がが披露されていた本作。さきほどAIとの協力プレイと書いたが、デモプレイでは両方のキャラともスタッフが担当していた。そこでマルチプレイの可能性を聞いたところ「ノーコメント」とのお返事が。いずれにせよ、ふたり協力プレイということで、ゲームプレイに新しい可能性を開きそうだ。また、まずはグラフィックの美麗さに驚かされる本作だが、それもそのはず、本作では『ギアーズ オブ ウォー』などでもおなじみのアンリアルエンジン3.0が採用されているという。『メダル オブ オナー』シリーズに続く新しいフランチャイズとして、大いに期待できそう。国内での発売は今冬とのこと。

▲協力プレイをして敵を倒していくことになる。

▲協力プレイとして、倒れたパートナーを生き返らせられることができる。

▲ミッションで稼いだお金は武器のカスタマイズに使用可能。


●自由度の高い空中戦がアツい! 『メダル オブ オナー エアボーン(仮題)』 

 その『メダル オブ オナー』シリーズの最新作『メダル オナー エアボーン(仮題)』も、『アーミー オブ トゥー(仮題)』と仲よく出展。“エアボーン”とは空中戦のことで、同作のプロデューサーは以下のように語ってくれた。

 「『メダル オブ オナー』シリーズを担当して5年で4作品を作っていますが、正直今回の作品がいちばんおもしろいと断言できます。いままでのゲームだと空中から降りたプレイヤーは決まった場所まで移動するしかできなかったのですが、本作では目に見える範囲ならどこへでも飛び降りることが可能になっています。たとえば、建物に突入するにしても、屋上に降りるか、少し離れたところに降りるかで、ゲームの難易度が変わってくるんですよ。 また、武器をアップグレードできるのも本作の特徴で、13種類用意された銃は、銃の経験値を増すことでそれぞれ三段階までアップグレードするようになっているんです。空中からどこへでも降りられるということと、武器がアップグレードできるということで、長いこと遊んでもらえる作品になると思いますよ」

 気になるオンラインモードについて聞いたところ、「まだ何も言えません。来週中にはマルチプレイのオンラインモードの発表会があるんですよ」とのことで、どうやら何らかの斬新な仕掛けを用意しているようだ。プレイステーション3とXbox 360、PCで発売されるこの作品は、北米ではXbox 360版とPC版が10月28日、プレイステーション3版は11月に発売予定とのこと。国内では2007年発売予定だ。

▲落下傘部隊として戦場に舞い降りていく。見えるところならどこでも降りることができ、降りた場所により行う戦闘が異なる。


●プレイステーション3で60分の1フレームを実現した『バーンアウト パラダイス(仮題)』

 アクション性の高いクルマゲームでも定評のあるエレクトロニック・アーツだが、2大シリーズとも言うべき『バーンアウト』と『ニード・フォー・スピード』の両シリーズの最新作を揃って出展。こちらも国内発売が決まった『バーンアウト パラダイス(仮題)』と、『Need For Speed ProStreet』だ(両作ともプレイステーション3とXbox 360で発売)。『バーンアウト パラダイス(仮題)』については、プロデューサーであるアレックス・ワード氏に話を聞くことができた。

▲「’80年代にセガの鈴木裕さんの作品に接したことで、いまの自分がある」とアレックス・ワード氏。日本が大のお気に入りのようで、「西洋的ではあるが、東洋的な心をもったゲーム」とのことだ。


 「『バーンアウト パラダイス(仮題)』の特徴はオープンワールド。本作の舞台は“パラダイスシティ”と言うのですが、のんびりドライブを楽しむもよし、いきなりレースに入るもよしと、いつでもシームレスにゲームを楽しめます。もともとプレイステーション3というハードに惹かれて、2年くらいまえから開発を続けているのですが、プレイステーション3ではなかなか難しい60分の1フレームを実現できたのも特徴です。E3の出展までには間に合わせたいということで、月に着陸するくらい大変だったんですよ(笑)。いまの開発状況は55パーセントくらいなのですが、9月の東京ゲームショウ2007までには、もっとすばらしいものをお見せできるようにがんばりたいと思っています」(ワード) 

 出展されていたのはプレイステーション3版だが、破壊されたクルマの描写は相当なもの。オンラインでのマルチプレイでは最大8人まで参加できるが、レースで競争することも、協力して大きなクラッシュを起こすことも可能だという。シリーズ最新作は爽快感も大いに増しそうだ。北米では今冬発売予定で、国内での発売時期は未定だ。

▲オンラインプレイ時に対戦相手にクラッシュされると“TAKEN OUT”として顔がさらされることに……。プレイステーション3版も、Xbox 360版もそれぞれのカメラで対応。プロデューサーのワード氏によると、1997年に渋谷のゲームセンターでナムコ(当時)の『レースオン』を見たことが発想につながっているという。


●首都高も収録された『Need For Speed ProStreet』

 一方の雄『Need For Speed ProStreet』は、担当者によると「いま現実のストリートレースは高いレベルで行われているのですが、3〜4年の間にこうなるだろうと想定して作られたのが『Need For Speed ProStreet』です。本作の舞台は世界となっており、アメリカ、ヨーロッパ、アジアと転戦していくことになります。東京の首都高も収録されています。最終目的は、ストリートレースのキングになることなんです」とのこと。デモでは、クルマがホイールスピンを起こして煙が立ち上る様子を見せてもらったが、その煙のリアルなことと言ったら! クルマを壁にこすり付けたときの描写なども相当気合が入っており、「クルマのクラッシュは物理計算に則ったものになってます。クラッシュの要素はファンが長い間期待していたものが、やっと実現した感じですね」という。北米での発売は11月となっているが、日本での発売は現時点では予定されていない。とはいえ、いままでのシリーズ流れからすると、国内でのリリースも期待していいだろう。

▲担当者がXbox 360版をデモプレイしながらゲームの魅力を語ってくれた。

▲立ち込める煙の表現が秀逸。

 

プレイステーション3版

▲世界を転戦としてストリート界のキングを目指す。

 

Xbox 360版

▲傷の表現など新世代機ならでは。

 

 以上、駆け足で見てきたが、オリジナルの新作から人気シリーズの最新作まで、いずれも圧倒的なクオリティーを誇る作品の数々は、さすが世界一のゲームメーカーと唸らせるに十分なラインアップだと言えるだろう。

▲こちらも日本での発売が決まった『マーセナリーズ2 ワールド イン フレームス』(仮題)。オープンワールドが特徴の本作では、主人公の傭兵が数々のミッションをこなしていくという内容。30以上の乗り物に乗れるのが魅力。ヘリコプターや潜水艦などに乗れるらしい。

▲直感的な操作で画面のキャラが踊ってくれるというかなり爽快な『Boogie』。Wii向けのカジュアルゲームも大人気だった。

▲Xbox 360のプレス発表会でも披露された『ROCK BAND』はどこでも大人気。周辺機器の価格やどのようなセットで売り出すかは未定。「オンラインの友達ともセッションが組めるので、楽器がひとつあれば問題ない」とは担当者の言葉。パッケージには40曲が収録されており、100曲がダウンロードで楽しめるようになるとのこと。プレイステーション3でも発売予定。

 

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