マイクロソフトのプレス向けセッションでは、『Shadowrun』の実機でのデモプレイも!
【GDC 2007 リポート】
●魔法+テクノロジーのおもしろさ、3人称視点の『Shadowrun』
Xbox 360版ユーザーとPC版ユーザーがいっしょに遊べる"Live Anywhere"構想の第1弾タイトルとしても注目される『Shadowrun』(北米で今年前半に発売予定。日本発売に関しては未発表)。今回の発表では実際に両機種をリンクさせ、6対6のマルチプレイ対戦(CPU操作の"ボット"キャラクターを含めたキャプチャー・ザ・フラッグ)が披露された。
本作は、魔法と科学が融合したサイバーパンク・ワールドで熾烈な戦いがくり広げられる3人称視点のシューティング。同名のテーブルトークRPG(※特定の設定やルールのもと、プレイヤーどうしの対話によってゲームを進めていくアナログ式のゲーム)を原作としており、いわゆる武器攻撃のほかに、数々の魔法や特殊能力を操って戦えるのが最大の特徴だ。対戦中リアルタイムに魔物を召喚して援護やおとりとして使ったり、テレポートで瞬間移動したりと、プレイヤーの発想次第で非常にユニークなスタイルで戦えるのだ。
プレイヤーは、人間、エルフ、ドワーフ、トロールの4種族からプレイキャラクターを選択可能。各種族は、魔法が得意なエルフ、小さくす速いドワーフ、動きは遅いが重火器の扱いに長けたトロール、バランスの取れた能力の人間、という具合に大きく性格づけされており、それに固有の魔法や特殊能力が加わることで多彩な戦略が可能となる。もちろん武器は、ハンドガンやショットガン、重火器から近接用の刀まで、多彩なラインアップを用意。対戦システムは『カウンターストライク』に代表されるような攻守交替制のラウンドベースで、各ラウンド開始まえに所持金で武器や魔法、スキルを購入して戦いに臨むスタイルとなっている。今回公開されたのは、ほんの数ステージのみだったが、「ゲームプレイに関する中心部分はすでに3年ほど作っており、グラフィックを向上させながら、各レベル(マップ上の要素やそのゲームバランス)を磨き続けています」と、マイクロソフトのグローバルPRマネージャーのマイケル・ウルフ氏が説明してくれたが、マルチプレイの命とも言えるゲームバランス面で自信がうかがえた。対戦プレイに特化させたタイトルであるため、"キャンペーン"のようなストーリーモードは用意されないのは残念な点だが、Xbox Liveユーザー必携の新たな対戦ツールとして、さらなる新情報が待たれるところだ。
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▲「『Shadowrun』の世界観を採用することで、魔法+テクノロジーの舞台をよりパワフルに表現できました」(ウルフ)。 |
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▲PC版ではキーボード&マウスによる操作のほか、Xbox 360コントローラーの使用も可能。もちろんボイスチャットも使えるので、声を掛け合いながらの熱いチーム対戦は必至。 |
●Windows Vista版『Halo 2』にはマップエディット機能も搭載!
発売から2年以上経ったいまもなお、Xbox Live上で全世界のユーザーが対戦している1人称視点シューティングの金字塔『Halo 2(ヘイロー2)』。その移植版となるWindows Vista版『Halo 2』も実機上で披露された。
今回、映像が公開されたのは"キャンペーン"(ひとり用のストーリーモード)のみで、「キャンペーンパートはXbox版の忠実な移植、クオリティーの維持を第一に考えました」(マイクロソフト パブリック リレーションズ / ジェヌヴィエーヴ氏)との移植コンセプトのとおり、ゲーム性に関わるような新たな要素の追加、変更点はいっさいナシ。また、PC版はオンライン、オフラインともフルスクリーンでのプレイを前提に作られているため、画面分割モードもカットされるとのことだ。
反面、マルチプレイ対戦に関してはこれまでの集大成的な内容となり、過去に配信・発売された追加マップの収録はもちろん、プレイヤーが対戦用のマップを自作できる"マップエディタ"も搭載。地形から武器配置まで自由にデザインしたオリジナルマップで対戦を楽しむことができる。また、Xbox 360とPCとのクロスプラットフォーム構想である"Live Anywhere"にもとづき、Xbox Live上で両機種間のユーザーどうしの対戦も実現。Xbox Live対応タイトルになることで、初代Xbox版のときにはなかった"実績"も新たに用意されるとのこと。また、PC版では基本となるオンライン対戦は無料となり、Xbox Liveのゴールドメンバーシップの会員になることで、すべての対戦機能が使用可能となるようだ。
北米では2007年前半の発売を予定(日本版の発売日は未定)。Windows Vista版『Halo 2』登場は、Xbox版『Halo 2』のファンにとっても新たな対戦シーンの幕開けとなるだろう。
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▲担当者のノートPCに入っていたマップエディット例。サッカースタジアムを模したステージなのだが、ピッチ上にワートホグ(ジープ)やゴースト(敵車両)が停車しているのが見えるだろうか? |
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▲PC版で気になるのが、不正なプログラム改造によるチート問題だが、「PC版では、Xbox版以上に念入りにチート対策に注力しており、複数の新方策を準備しています」(ジェヌヴィエーヴ)とのことだ。 |
●実を結び始めている、Xbox Live アーケードとXNAの取り組み
また、当日はXbox Live アーケードタイトルやXNA関連のセッションも行われた。Xbox
Live アーケードでは、「いままでにXbox Liveユーザーの7パーセントがXbox Live アーケードタイトルをダウンロードしており、総ダウンロード数は2500万コンテンツにおよびます。いままでに48タイトルがリリースされており、200タイトルが開発中。そして、2007年中には60タイトルがリリースされます」と、マイクロソフト カジュアルゲームのプロダクトユニットマネージャーのクリス・アーリー氏もXbox Live アーケードの充実ぶりをアピール。XNAでは、XNAゲームプラットフォームマーケティング、ディレクターのデイブ・ミッチェル氏が、「昨年の12月からXNA Game Studio Expressを無償で提供しているのですが、極めて好調です。これまでに世界中の80の大学、40のコミュニティーで採用されています。早くて、安価になおかつ作りやすいXNAの有効性が評価を得ているのではないでしょうか」とXNAの反響を教えてくれた。
Xbox Live アーケードとXNA。マイクロソフトによる新しい取り組みは、着実に実を結びはじめているようだ。
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▲マイクロソフトのクリス・アーリー氏もXbox Live アーケードの充実ぶりには自信を持っている。 |
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▲最初に行われたXNA Game Studio Expressのコンテストには69の作品が応募。そのうち入賞作品が紹介された。 |
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