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みんなが集まるのは今回が最後。でも、ゲーム制作はまだまだ続く(その5)
【特別企画】ドキュメント・サンデーゲームスタジオの挑戦

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●ゲーム開発に作業の遅れはつきもので……

 それぞれほかにお仕事をもつ人々が、日曜日だけ集まってオリジナルゲームの開発に取り組む、サンデーゲームスタジオ。2006年8月27日からスタートしたこのプロジェクトのゲーム開発も、いよいよ佳境に。当初のスケジュールでは、開発期間は11月26日までだったのだが、作業は遅れに遅れてしまい、12月に入ってもプロジェクトを継続。「作業はこれで終了予定」と事前に聞いていた12月17日に取材にでかけたときも、開発は一向に終わる気配がない。スタジオ長の向さんも、ちょっぴり困った顔だった。

 「さすがに、12月24日とか31日に作業をするわけにはいかないので、作業をする目的で集まるのは、今回が最後になります。ただ、開発はまだしばらくはかかりそうですね。Yahoo!ゲームでゲームを配信するのは2007年春を予定しているのですが、デバッグなどの作業もあり、なるべく早く完成してもらいたいところではあるのですが……」(向)

 サンデーゲームスタジオでは、8人がふたつのチームに分かれてゲーム開発をしているのだが、とくに遅れが目立つのがAチームの作る『イルミナ(仮題)』。もちろん、最初に基本仕様を固めてから制作に入った『イルミナ(仮題)』だが、作業を進めるうちに、「あれも入れたい、これも入れたい」と作り手の欲が入り、11月にスタジオ長の向さんがチームのメンバーに話を聞いたときは、「いろんな要素が入りすぎて、とんでもない状態になっていた」(向)らしい。その段階で慌てて軌道修正をしたのだが、開発の遅れはいかんともしがたく、ぎりぎりの作業を迫られている。

 「皆さん心を込めて取り組んでいる作品なので、"いろいろ入れたい"という気持ちはよくわかるんですけどね。いろいろ入れすぎたために、かえって"伝えたいこと"がぼやけてしまった。最初に仕様を決めたら、動かすべきではなかったかもしれませんね」(向) 

 サンデーゲームスタジオというプロジェクト自体の性格も、ここに来て作業の遅れを取り戻すのを難しくしているようだ。というのも、皆さんほかに仕事を抱えている人ばかりなので(なかには、フリーという立場でほかのゲーム開発のプロジェクトに参加している人も!)、なかなかサンデーゲームスタジオの作業に時間が割けないからだ。"初めてのゲーム作り"ということで、いろいろと問題点が出てしまった形だが、「ゲームの開発にはこういうことはつきものなので、まあ、しょうがない!」と向さんは言う。さすが、ゲーム開発の現場に身を置く人は、肝っ玉の座りかたが違う(笑)。

 一方のBチームが制作している『55-フィフティーファイブ-(仮題)』は、比較的順調に開発は進んでいるようだが、おまけ要素に何を入れるかで頭を悩ませているらしい。以前参加者の方に話を聞いたときは、「せっかくゲームを遊んでくれる人のために、何かおもてなしの要素を入れたい」と発言していたが、いかにもサンデーゲームスタジオらしい"心配り"というべきだろう。ただし、こちらもその日に完成版を提出するまでには至らなかった。バランス調整などで気に入らない点があったようだ。

 AチームにしてもBチームにしても、ここへきての「少しでもいいものを仕上げたい」という熱意のようなものをひしひしと感じた。とはいえ、締め切りは容赦なく訪れるわけで、ゲームは完成させないとならない。そのため、こうして集まるのは今回が最後になるが、遅くとも年明け早々に完成版を仕上げるということで、スタジオはお開きとなった。ゲームソフトの完成を見ることができなかったのは残念だが、年末年始にゲーム開発に取り組むのも(とくにたいへんなのはプログラマーさん?)、サンデーゲームスタジオらしいと言えるのかもしれない。

▲こちらがAチームの制作している『イルミナ(仮題)』。プレイヤーは足場を移動していき、魔方陣を作る。舞台となる惑星をデコレートしていくアクションゲームだ。

▲Bチーム制作の『55-フィフティーファイブ-(仮題)』。最初に取材したころから比べると、ずいぶん見た目も変わった。かなりポップになった印象が。

▲Aチームのおふたりでディスカッション。こうして参加者がディスカッションできるのもこの日が最後に!?

▲スタジオ長の向さん(写真右端)と話し合うBチームのみなさん。ちょっぴり憂い顔。ゲームがいつ完成するかで調整が行われている模様。


※サンデーゲームスタジオの公式サイトはこちら
※Yahoo!ゲーム「サンデーゲームスタジオ」特設ページ  

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