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週刊ファミ通 永田泰大+針生セット


8月24日、幕張で任天堂の新製品発表会が開かれました。会場に何気なく潜入した永田泰大を、「行きたい行きたい」と大騒ぎしながら招待状がなくてけっきょく行けなかった針生セットが無理矢理取材しています。ニュース記事には載ってない会場のこぼれ話などをお届けしましょう。


●おもな登場人物紹介

永田泰大……週刊ファミ通編集委員。おもしろそうなものにはとりあえず飛びついてみる主義だが、ハードのスペックや新情報には意外と無頓着。
針生セット……週刊ファミ通編集者。新しもの好きで、噂好き。ハードのスペックに詳しく、インターネットを駆使して新情報を集める日々。

その1
【ゲームキューブ】


針生 で、どうだったのよ!? 

永田 まあまあ、落ち着いて。

針生 行きたかったなあ。まずデザインから聞きたいんだけど、実物は見たの?

永田 見た。

針生 まじまじと見たの?

永田 まじまじと見た。

針生 どうだった?

永田 最初はちょっと驚いたけど、「おお、いいじゃんいいじゃん」ていう。好感触。

針生 意外といいよね。

永田 とってもいいと言っても――。

針生 過言ではないよね。俺も最初見たとき「ありゃあ」って思ったのね。ただ、よくよく見てみると、「意外といいじゃん」っていう。

永田 だからさ、PS2を初めて見たときってさ、「うわ、イカす!」って思って、知り合いに「PS2、かっちょいいんだよ」って言いたくなるようなかっこよさだとすると、ゲームキューブは人にわざわざ言うことはしないけれども、いいじゃない、っていうようなよさかな。

針生 ああ、そうかもね。全部で5色あったんだよね?

永田 うん、いきなり5色出てきた。マジックショー仕立てで、5色出てきた。

針生 マジックショー仕立て?

永田 空っぽの箱があって、何も入ってないですよって感じで箱閉めて、しばらくしたら、オネーチャンが5人、5色のマシンを持ってドーンって出てきた。

針生 へ〜。何色?

永田 えっとね、たしかね、青っぽいのと白っぽいのと黒っぽいのと赤っぽいのと、金っぽいの。

針生 金っぽいの? 大丈夫?

永田 いや、どうだったかなあ。金っぽかったけど。(正解はこれでした)

針生 あと、この、取っ手。

永田 取っ手ね。

針生 どうなの?

永田 いや、なにしろ最初に見たとき、オネーチャンが取っ手を持って、こう、出てきたからね。だから、取っ手を持つんだろう、という感覚なんだけど。でも、マシンだけの写真をいきなり見ると、取っ手は「どうするの?」って感じになっちゃうかもしれない。

針生 そんな感じだよ。

永田 オネーチャンが持ってたからなあ。

針生 オネーチャンオネーチャン言わないでくださいよ。取っ手さ、しまうときジャマじゃないかな?

永田 うしろが?

針生 そうそう。棚に入れるとき、奥のほうでジャマにならない? 

永田 持って運んでたからなあ。持って運ぼうよ。

針生 持って運ぶのかあ。取っ手は可動するの?

永田 細かいこと聞くなあ(笑)。しないんじゃないかなあ。

針生 この大きさってさ、実際に見た感じだと、どのくらいなの?

永田 けっこうちっちゃいよ。厚みはちょっとあるけど。どのくらいって……お出かけポーチくらい……。

針生 えーーーっ!! お出かけポーチ!!

永田 うるさいよ。

針生 じゃあ、メディアの話。8センチの光ディスク。

永田 うん。これが発表会の中でいちばんひっかかったところかなあ。ほかはだいたい「なるほどなるほど」と思って聞いてたんだけど、そこだけ「え?」って感じで。

針生 8センチのDVDメディアなのかな?

永田 いや、DVDという言葉は使わなかったよ。

針生 う〜ん、でも8センチで1.5ギガはすごいなあ。

永田 あ、そういうもんですか。

針生 あとコピー対策ってのもあるんだろうなあ。著作権保護技術を導入し、っていうこともわざわざ資料に書いてあるし。作り手に向けて安心させるというか――。

永田 あ、そういう意味で言うとね、今回の発表会は、すべからく作り手に向けて発信している感じがした。

針生 なるほどね。

永田 「買ってください」とか「売ってください」とか「すごいでしょう?」っていう感じじゃなくて――。

針生 ゲームを作ってる人に向けて「このマシンどうです? 作り手として魅力あるでしょう?」って。

永田 そうそうそうそう。わざわざ「64はこうだったから作りにくかった」っていう、反省点から説明してたからね。

針生 へえ〜。

永田 たとえば、「64はピークを引き出したときの性能はすばらしいけれども、それにはきちんとしたチューニングをしなければならなかった。それで、いいものを作るのに時間と手間がかかってしまった」とかさ。プロジェクターに『反省点』とか文字で出してたからね、わざわざ。

針生 なるほどね。作り安さを、ホントにクリエイターに向けて発表してたんだ。

永田 そうそう。それがいちばん顕著だったのがさ、あの『マリオ128』。

針生 はいはいはい。デモに使った、マリオがいっぱい出てくるやつね。

永田 うん。あの、ちっちゃいマリオが128人走り回ったりなんだりしてる映像の下に、緑のバーが出てたでしょ? 

針生 ああ、あったあった。

永田 俺は素人だからよくわからんけどさ、たぶんあれが、そのときにメモリをどれだけ使ってるかっていう表示だと思うんだ。

針生 あ、そうか使用メモリなのか。

永田 たぶんね。だから、あのメーターがいっぱいになると、いわゆる処理落ちを起こすっていうことだと思うんだけど。

針生 そうだろうね。

永田 あのメーターが、いろんなエフェクトかけても3分の1くらいで、ずーっと安定しててさ。それってさ、完全に作り手に向けてのアピールじゃない。

針生 そうだね。そっか。

永田 そういう意味でコンセプトのはっきりした発表会だったね。

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