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vol.3 スーパースィープ、佐宗綾子さんの巻

代表作は数知れず。ナムコ、アリカを経て、現在は"スーパースィープ"という会社を設立されたサウンドクリエーター、佐宗綾子さん。「あのゲームの音楽、この人が作っていたんだ」と驚きながらも、彼女の仕事っぷりにホレボレしました。
聞き手:大島 望(デイリーファミ通編集部)

▲スーパースィープのサウンドクリエーター、佐宗綾子さん。代表作は、アーケード版『リッジレーサー』(ナムコ)や『ストリートファイターEX』(アリカ)シリーズ、ニンテンドウ64用ソフト『カスタムロボ』など、ほか多数。
▲スクウェアから発売されたプレイステーション2用ソフト、『DRIVING EMOTION TYPE-S』も彼女の作品。

▲佐宗さんが所属する『まにきゅあ団』がリリースしたCD。1度聴いてみて。


日割りの高い家賃でした
−− 現在の仕事に至るまでの経歴を教えてもらえますか?
佐宗 7歳から15歳までピアノを習っていました。高校では吹奏楽部に入っていて、それから4年間専門学校で音楽の勉強をしていました。エレクトーンは、吹奏楽部に所属していたときに鍵盤楽器が恋しくなって習い始めたんですけどね。
−− 子どものころから音楽が好きで、サウンドクリエーターになったかたは多いですよね。専門学校を卒業したあとは、すぐにゲームメーカーに就職したんですか?
佐宗 そうです。ナムコには7年、アリカに4年、いまは独立して"スーパースィープ"という会社立ち上げて、引き続きゲームのサウンドクリエーターとしての仕事をしています。いま考えると、なめてるような就職活動をしていましたね(笑)。専門学校4年の9月ごろにナムコにテープを持って行って……。ひとつしか受けていなかったので、落ちたらどうしてたんでしょうね(笑)。
−− ナムコさんしか就職試験を受けていなかったってことは、もともとゲームが好きだったんですか?
佐宗 ゲームは好きで、とくにナムコファンだったんです。しばらくゲームで遊ばない時期に、ゲーム好きの後輩から「最近のゲ−ム音楽ってすごいんだよ」って渡されたテープが、『源平討魔伝』と『妖怪道中記』だったんですよ。
−− ほかに、影響を受けたゲーム音楽は……?
佐宗 『ゼビウス』ですね! 細野晴臣さんが手掛けたリターン・オブ・ゲームミュージックという『ゼビウス』のアルバムがあるんですけど、それが大好きでゲーム音楽にはまってしまいました。学生時代にコンピューターミュージックの時間があったので、"ベーシックマガジン"の付録に載っていた、譜面を打ち込んでは遊んでたんですよ。
−− むかしから、ゲーム音楽には興味があったんですね。やっぱり、仕事はゲームが発売される直前が極度に忙しくなったりするんですか?
佐宗 季節労働者的なところがあるので、忙しいときは本当に忙しいです。ひとり暮らしなんですけど、去年も仕事が重なりに重なって、6ヵ月家に帰らなかったことがありましたね。
−− じゃ、家賃だけ納めてたんですか?
佐宗 そうです(笑)。6ヵ月間、ほとんど住んでいないのに家賃を払っていました。
−− ちょうど6ヵ月だと、着ている服もまるっきり変わっちゃいますよね。
佐宗 たまに服を取りに家に帰ってたんですけど、その時間ももったいないということになって、服は出先で現地調達してましたね。「寒くなってきたから、上着を買おう」とか(笑)。
−− (笑)。現在は"スーパースィープ"の中で作った曲を、ゲームメーカーに提供しているという形を取っているんですか?
佐宗 そうです。ゲームの音楽以外にも、今後はいろいろなジャンルに挑戦していきたいと思ってます。
−− 曲作りとなるとジャンルも幅広くなると思うんですけど、会社を設立してからゲーム以外で作曲した音楽っていうのは……?
佐宗 最近なんですけど、東京FMさんで放送させていただいたコマーシャルですね。ラジオはゲームの音楽と違って絵がないですから、これはこれでおもしろいけど難しいなって思いました。
−− ラジオって、音のみの情報しか……。
佐宗 ないですからね。絵があればなんとなく、目で見ているのでごまかしもきくんですけど、耳だけだとごまかせないんですよ(笑)。




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