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まず、いまのお仕事に至る経歴を教えていただけますか? |
| 青木 |
昔からピアノを習ったり、歌を歌ったりするのが好きで、大学は教育学部の音楽科にいました。とにかく、音楽ばかりやっていましたね。ゲームのほうはあまり興味がなかったんです。だけど、大学の2年生くらいのときに暇だからRPGをプレイしたことがあって、おもしろかったし、ゲーム中の音楽もよかったんです。それが、この職に就いたきっかけのひとつですね。 |
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なるほど。青木さんのふだんのお仕事っていうのは? |
| 青木 |
鍵盤で打ち込みながら、曲を書くのがおもな仕事です。あとは、ゲームの音楽なので、どこでこの音を鳴らすかという、曲を作る以外のところも担当しています。 |
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一概にサウンドといっても、いろいろと担当するところがあるんですね。実際にゲーム画面に作った音や曲をはめ込んでみて、違うって思ったりすることって……? |
| 青木 |
たまにありますね(笑)。余裕があれば直したりするんですけど、「これで慣れて下さい」っていうのもあります。でも、ほとんどはゲーム画面を見てから作るので大丈夫ですよ。今回はRPGの音楽なので、町に行ったら町の音楽、戦闘は戦闘の音楽という風に、雰囲気に合わせて作っていきました。今回『ブレス
オブ ファイアIV うつろわざるもの』(以下『ブレスIV』)の世界観が大きくふたつに分かれていて、ひとつは西洋ヨーロッパ風で、もうひとつはオリエンタル風なので、かなり曲調を変えて作りました。 |
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ユーザーからすると、すでにそこに音楽が入っているゲームが手元にあって遊ぶので、もしかしたらここに違う曲が入っていたかも、っていうのは考えにくいですね。 |
| 青木 |
曲によって、ぜんぜん雰囲気が違ってくるので、本当にこの曲でいいのかな、と思いながら作ってる部分もありますよ。 |
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ゲーム音楽の作曲って、ソフトがどのくらい開発されてから始めるもんなんですか? |
| 青木 |
ゲームによっても違うんですけど、『ブレスIV』では、ほとんど立ち上げと同時です。最初はゲームの設定でこんな風に音を鳴らす、という作業だけで、しばらくはゲームができあがってくるのを待っていました。本格的に曲作りに入ったのは半年後くらい。開発が進んでくるとどんどんゲームができあがってくるので、どんどん音を入れていかないといけないんです。だから、後半のほうがキツイですね。 |
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ゲームの音楽って、どのくらい用意するもんなんですか? |
| 青木 |
『ブレス オブ ファイアIII』のときは120曲ちかくあって、今回は70曲くらいに減らそうとしていたんですけど、最終的には90曲くらいになりました。その中には、環境音といって森の音や川の流れる音とかも含まれるんですけどね。 |
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かなりの曲数を『ブレスIV』や前作で作曲されてると思うんですけど、現在の仕事に就いてから違うゲームの音楽を聴いたときは、どのような感じを受けます? |
| 青木 |
どのような曲が入っているのか、音や曲をどのように使っているのか、気になるようになりましたね。RPGだと、音楽によってゲームが盛り上がっていくような演出がありますよね。実際ゲームをプレイしていて、戦闘のシーンの曲を聴き入っちゃって攻撃しなかったこともあります(笑)。 |
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(笑)。 |
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今回、『ブレスIV』のCMに流れている曲を歌っていらっしゃると聞いたのですが……。 |
| 青木 |
もともとCM用ではなくて、エンディングのスタッフロールが流れるときに使うつもりだけで作った曲なんです。で、CMはどうしようってことになって、CM制作会社のかたが3つくらいCMの候補作ってくれて、それに歌と戦闘曲をはめたモノを見たんですけど、「これCM?」って感じで、歌がいちばん意外性があったのでスタッフロール用の曲を使いました。曲自体はすごくシンプルな作りなんですけど、逆にそれがよかったかな、と。 |
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その曲も、サントラに入っているんですね。 |
| 青木 |
そうですね(笑)。 |