たとえば新しい町を訪れたとして、当然その町をくまなく回りたいわけなんだけれど、これがなかなか難しい。といっても、宝箱や壺や扉といった個々の発見が難しいわけではない。3Dになっていろいろと手間は増えたけれど、捜そうと思ったら捜すことはさほど難しくはない。
じゃあ何が難しいのかというと、手順である。これまでの『ドラクエ』であれば、町を訪れたときの手順というかお約束のようなものが自分の中に確立されていた。僕の例で言えば、入り口で町の名前を告げる人に挨拶し、まずは建物の外にいる人を中心に話していく。だいたいそれが終わると入り口のそばから建物に入っていく。だいたい町のいちばん奥の建物に入るとイベントが始まるから、そこに目星をつけてほかの建物を回る。こうやって、町の要素をひとつひとつツブしていく。
ところが今回はどうもそれが確立されない。3Dになったことで、部屋なり建物なりを“ぐるっといろんな角度から眺める”という工程が増えたためだ。繰り返すが、それによって何かが捜しにくくなったことはさほど重要ではない。問題は、いつ“ぐるっと回す”かということだ。部屋に入った直後なのか、すべての部屋を回ったあとであらためて“ぐるっと回す”べきなのか。さっさと決めろよ俺、という感じなのである。
基本的にRPGをプレイするとき、僕は淡々とそれを進める。ダンジョンのボスと戦うときや複雑そうな謎を解こうとするときはよいしょと身構えるけれど、それ以外はまるで無意識な、フラットなテンションで、場面場面に対応したマクロに従って行動する。極端にいえば、そのフラットな状態では頭を使っていないといっていい。
ところが、3Dの町では頭を使わなければならない。もちろんそれはそれで楽しいことだから頭を使いながら“ぐるっと回して”僕は発見に努めるのだけれど、気を抜くとすぐにマクロで行動してしまう。最初の建物に入ったときは頭を使って回したり割ったり開いたりしているのだけれど、いつの間にかフラットに町をツブしていたりする。 それで、「ありゃりゃ、しまった。ええと、どこから回してなかったっけ?」ということになってしまう。習慣というのは恐ろしいものである。
毎度お馴染みの抽象的な報告ですが、料理に使う、香りをつけたり肉を柔らかくしたりする植物、近年では疲労したOLさんなどがアロマテロピーなどに用いたりするような植物を特産物としている町に着きましたよ。 |