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Text:永田泰大(週刊ファミ通編集委員)





 固い話が続いたので、ということでもないが些末な話を。

 キャラクターのセリフが表示されるときの効果音。人によって表しかたは違うと思うんだけれど、いわゆる「ポロロロロロ」ってやつ。僕にとって、これがとっても重要なのである。ちなみにルパン小島(ファミ通Wave編集者)も同意見で、ふたりで「そうだそうだ」と意気投合した記憶がある。

 だからなんだと言われるとそれまでなんだが、ないと寂しいのである。声優さんがしゃべるタイプのものもあるが、個人的にあれは醒めてしまったりするのである。強さが数値で表されるように、言葉が発せられることは「ポロロロロロ」で表されてほしいのである。たんなるすり込みだと言われたらそれまでなんだが、階段が「ザッザッザッ」であるように会話は「ポロロロロロ」であってほしいのである。

 プレイステーションで『ドラゴンクエスト』が発売されると聞いたとき、僕は心配であった。まさか声優さんが吹き替えることはしないだろうけど、いまさら「ポロロロロロ」で会話を表したりするだろうか、と懸念したのだ。ひと昔まえは、『ドラクエ』に習って会話を「ポロロロロロ」で表すゲームが多かった。しかしそれはもとはといえば当時の苦肉の策であったはずで、CD-ROMを用いる近年のハイスペックなハードで無理に踏襲することにあまり意味はない。それで最近、「ポロロロロロ」は減少気味である。くだらん愚痴を言うなという人もあろうが、嘆かわしいことである。悲しいことである、まったくもって個人的に。

 ルパン小島と「ポロロロロロ」の復権について話したきっかけは、『ファイナルファンタジータクティクス』であった。厳密に言うとあれは「ポロロロロロ」ではなく「タタタタタタ」なのであるが、僕らに言わせると、やっぱこれがあると落ち着くよねえということになった。馬鹿馬鹿しいことを力説するなという人も多いと思うけど、RPGは「ポロロロロロ」だよね! ということになったのである。

 それで『ドラクエVII』はどうだったかというと、「ポロロロロロ」であった。ああ、ありがとう堀井さん。しかも、「ポロロロロロ」ファンのかたは先刻承知のことと思うけれど、男女によって「ポロロロロロ」の音の高さが違うという凝りようである。つまり、マリベルの場合は「ポロロロロロ」で、キーファだと「ぽろろろろろ」という感じなのである。「ポロロロロロ」ファンも大満足である。むしろ「ポロロロロロ」ファンは買い、という感じである。週刊「ポロロロロロ」通信という雑誌があればプラチナ殿堂間違いなしである。

 だからどうしたと言われると困るのだけれど、「ポロロロロロ」ファンとしては黙っておれず、思わず筆をとったしだいです。冒険の経過を抽象的にいうと、まだ機械っぽいところでうろうろしております。また明日。

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