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Text:永田泰大(週刊ファミ通編集委員)





 ぐうぐう寝て、起きるとすでに午後である。夕方からは人が来ることになっていた。ゲームも楽しいけれど、人と会って食事したり雑談したりするのも楽しいから、それはそれで深夜まで楽しく過ごした。なんのかんので1時である。

 さあ、いよいよだ。

 まずは座席の固定である。机をずらし、テレビの正面に広々としたスペースを設け、そこに足を投げ出してソファーにもたれかかるというのが僕なりのベストポジションである。座布団は2枚縦に並べるとよろしい。ソファーの背にはクッションをひとつかませるとなおけっこう。ずらした机の上には、例によってコーヒーと喫煙具である。

 開封。あ、いちおう気分屋なもんで、照明は若干おとす方向で。

 さて、取り扱い説明書である。これがまず思案のしどころである。多くのゲームファンがそうであるように、僕は『ドラクエVII』の情報を一切シャットアウトして発売日を迎えた。ゲーム雑誌で働いているので、主人公が漁師の息子で浜辺からスタートするらしいくらいのことは知っているのだが、基本的に何も知らないし、そこへ行くまでは何も知りたくない。そこで取扱説明書である。これをじっくり読むべきかどうかが悩みどころである。勝って知ったる『ドラクエ』であるから、基本操作はたぶん読まなくても問題ないだろうと思う。しかし、ゲームを進めるうえでのお得なチョイテクとか、こういうことはしないでくださいといった注意事項は知っておいたほうがいいのではないかという気がする。なにより、取扱説明書を読まずにゲームを始めることは、なんだか礼儀に反するような気がしてしまうのだ。
 
 悩んだ僕は、取扱説明書を遠くに離してパラパラめくり、薄目でそれをなんとなく眺めるという結論に至った。パラパラパラ。

 さあ、スイッチオンである。我ながら目を見開いている。なにしろこちとら4年ぶりなのである。例のオープニングが流れる。う〜ん、『ドラゴンクエスト』。

 意表をつくオープニングムービー。ええと、これを読んでる人は『ドラクエVII』をプレイしているのかしら。僕は、ゲームの先の展開を知りたくないと思うの同じくらい、ゲームの先の展開を知らせたくない性分なのだけれど、大丈夫なのかな。

 まあ、意表をつくオープニングムービーがありまして、やはり冒険の始めは冒険の書をつくることから始めたい。お馴染みの軽快な音楽を聞きながら、テキパキと名前を入力。僕はたいていのゲームでは"カゼナガ"と入れることにしているのだけれど、この名前は意外と使い勝手がよい。和風でも洋風でもいけるし、人とダブることはまずない。四文字というのもなんだかキャラクターの名前として座りがよろしい。やっぱりいい年して"ヤスヒロ"と入れるのも気恥ずかしいし、名字を入れて「おお、勇者ナガタよ」というのも気分が出ない。そういうわけで、感情移入できる自分なりのゲームネームを持っておくとなにかと便利です。ちなみに、僕以上にすばらしいゲームネームを持っているのが編集部のレオナ海老原である。彼のゲームネームはもちろん"レオナ"。なんせ本名が海老原玲緒奈。つけるキャラクターの性別を問わないということで、これは非常にうらやましい名前である。

 そんなこんなでゲームを始めたのだけれど、やっぱり、その、ゲームの進行を書くのはネタをバラすようで、非常に書きにくいものであるなあ。プレイしているという前提でいいのかもしれないけど、なんとも、いや、その、気持ち悪いなあ。

 ええと、最初の日は、スライムと戦うところまで進めました。これだけでもなんだかネタばらししている気分なんだけど、気にしすぎかな。

 というわけで3時間半ほど進めて夜が白んできたので寝ました。う〜ん、プレイ日記と言いながら、実際のプレイに入ったら突然キレがなくなってきたなあ。ともかく、それが日曜の朝でした。今後の日記に不安を残しつつ終わります。

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