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深夜にコンテンツ追加など、24時間眠らないハードWii
【E3 2006】

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●『どうぶつの森』で友だちがこっそり村に訪れる機能も?

 

▲Wii Connect24を発表した岩田社長。ハードのハイスペック化に比例して長くなるゲームの起動時間についても、「我々が変わることが大事。Wiiで問題を解決します。バーチャルコンソールやオペラブラウザなどのフラッシュメモリ内のアプリケーションをテレビと同じくらい、たった数秒で起動できる」と自信を見せた。

 

 これまでWiiの仕様については、昔のゲームを遊べるバーチャルコンソールや無線LAN対応、ゲームキューブとの下位互換性など大まかなものだけ明らかにされていたが、今回、CPU、対応メディア、端子などより詳しい情報が公開された。

 

 なかでも注目は、"Wii Connect 24"という機能。これはWiiの電源を切った状態でも24時間、インターネットに常時接続ができるというもの。電源を切ると自然とスタンバイモードになり、ファンは回らないが主要機能は起動している状態に。この状態の消費電力は、お母さんも安心の「豆電球1個程度」(岩田社長)とのことだ。

 

 これにより、何が変わるのか? インターネットに常時接続することにより、電源OFF(スタンバイモード中)であっても、開発者側は自由に新アイテム、新コース、あるいはレベル(マップ・ステージ)などの追加データを配信することが可能。ユーザー側のメリットは、「たとえば『どうぶつの森』などで、自分が寝ている間に森に友だちが遊びにきてメッセージやプレゼントを残していく、そんな毎日電源を入れるのが楽しくなるようなことが実現できる」(岩田)という。このネットワーク接続のためのソフトはゲーム機に内蔵されているとのことで、開発者側はネットワーク接続するためのプログラムを一行も書かなくてもよいという隠れた利点もあり、Wiiでは、ソフト発売後も開発者が自由にゲームデータを追加することができるもよう。任天堂らしいオンラインサービスの側面が見えた。

 

 このほかにもWiiの注目スペックが発表。下の表をご覧あれ。
 

 

バーチャルコンソール

ファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、メガドライブPCエンジンのゲームソフトをインターネット経由で有償でダウンロードしプレイ可能

ネットワーク

●無線LAN、またはUSB-Ether変換コネクタ(オプション)によるインターネット接続
●任天堂独自プロトコルによるニンテンドーDSとの無線通信

ゲームキューブとの下位互換

ニンテンドーゲームキューブのソフト、コントローラ、メモリーカードなどの周辺機器が利用可能(ただし、モ デムアダプタ、ブロードバンドアダプタ、ゲームボーイプレーヤー、AVケーブル、ACアダプタを除く)。クラシックコントローラーでもプレイできる。

CPU/GPU

●CPU PowerPC CPU(Broadway) 90nm SOI CMOSプロセス
※IBMと共同設計
●GPU システムLSI(Hollywood) 90nm DRAM混載CMOSプロセス
※ATIと共同設計

対応メディア

Wii用12cmディスク(1層/2層ディスク)
ニンテンドー ゲームキューブ用8cmディスク

入力端子

●USB2.0×2
●SDメモリーカードスロット×1
●ゲームキューブコントローラポート×4
●ゲームキューブメモリカードスロット×2
●AVマルチ出力端子×1(新AVケーブル採用)
●センサーバー接続端子×1  

そのほかの機能

●アプリケーション、データ等の保存領域として512メガバイトの内部フラッシュメモリ搭載
●オペラブラウザ(オプション)
●バーチャルコンソールのゲームやブラウザなどフラッシュメモリ内のアプリケーションを高速に起動

 

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